テントミータカ、山と猫の記憶

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zoom RSS H19.1/4-5、南八ヶ岳・天女山から三つ頭・権現岳往復一泊二日。詳細。

<<   作成日時 : 2007/01/08 13:54   >>

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H19(2007).1.4-5…昨年のリベンジ。南八ヶ岳・天女山から三つ頭・権現岳。穏やかな天気と年末年始のトレースに助けられ、無事登頂。雪壁ブロックも上出来、冬フライの極楽テント泊。下山時まで展望が素晴らしく、ご機嫌な二日間。

南八ヶ岳・天女山入り口から三つ頭・権現岳往復。※健脚者は日帰りでこなす行程。昨年、12月、sanae隊の記録を読み、忘れていたリベンジ意欲がむくむく湧きあがる。年末の南ア二題、風邪で不調だったが、正月三が日の休養で体調回復。丁度、移動性高気圧圏内の報、無風快晴の二日間。

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H19(2007)1/4(木)晴れ
(行程)天女山入り口交差点脇駐車スペース〜天女山〜前三つ頭〜三つ頭山頂テント。

張り切って前日夕方発、野辺山のコンビニ兼ドライブイン駐車場にて車中仮眠。
暖かいコンビニ朝食を取り登山口へ向かう。八ヶ岳横断道路から眺める八ヶ岳主峰は雪も多く、昨年のリベンジ、天女山から三つ頭・権現岳往復の気合が入る。
道路わき、黒い日本鹿の姿、数頭見かける。

標高1375m、車三台駐車の天女山道路入り口ゲート着、早速準備。付近の残雪が昨年よりも少ない。今回はすばやく最終チェック、冬テントフライ、肉野菜は忘れず定番の大荷物。スコップ・ピッケル・アイゼンは必須の準備完了。

AM7:40発、今回は天気も良く、昨年よりも雪が少なく、登頂確率が高く、胸踊る。付近の笹原、鹿道、多し。

AM7:47案内板の歩道階段入り。立派な表示板は標高1370mだそうな。快晴の空だが、冷え込みきつく、カチカチの登山道が歩きにくい。それでも歩き始めは、木の階段もあり、二人並んで歩ける幅広い遊歩道並みハイキング風の出だし。近年再整備のもの立看板。なだらかな小笹と唐松の遊歩道が、天女山公園まで続く。

AM8:20標高1529m石碑と東屋が立派な公園・陽だまりの天女山公園通過。富士山や南アの展望が素晴らしい。目前に大きな三つ頭の山容。天女山の由来の看板。トイレは使用可。

AM8:23今年は氷も張っていない、乾燥した駐車場から登山道入り。三つ頭・権現岳への指導標と登山ポスト。今年も、年末や最近の入山届けが入っている。(個人情報管理に不安)。カラマツ植林と笹原の緩やかな遊歩道のような道が続く。

AM9:16「天の河原」通過。後から追い越されることもなく、第一目標の三つ頭山頂付近にテントを張る、ゆったりプランで進む。林間から覗く、白々しい権現岳や赤岳の風格が素晴らしい。海抜標高明示の石柱。

緩やかな水平移動の登山道が、AM10:15標高2000m表示板、いよいよ急坂と変わる。「前三つ頭」取り付きから急坂と変わり、針葉樹林の緑の林の中に、指導ロープが張り巡らされている。ようやく雪道らしく白い踏み跡となる。

正月らしくしっかりしたトレースのおかげ、快調に進む・・・はずが、「ここが一番の急坂」ガンバレ坂で、相方に先行され、まだ先があり、思わずへたり込む。あえぎあえぎ登る。朝一番、同時出発いつしか先行された軽装・中高年単独氏がささっと下山・交差。

樹間の富士を眺め。暫しの休憩、行動食。元気回復、野辺山の天文台を見下ろし、急坂を登り詰める。空が抜け、AM11:50昨年よりの積雪が多く真っ白な、露岩の展望地「前三つ頭」2364m着。富士山の眺めが雄大。南アもずらり勢ぞろい。

PM0:25昨年のテント設営地、樹林帯取り付きにて、行動食とテルモスのお湯で簡単な昼食。この調子なら、今日中に、権現小屋まで行けるかもしれない。薄曇りがちながらも穏やかな空、歩きやすい。快調にぐいぐい進む。ここまでで、設営テント三張りを見送る。

PM12:40頭上のダケカンバの霧氷が綺麗。いくら好天とはいえ、簡単に樹氷は落ちない標高だ。三つ頭への急坂、オオシラビソの林の中、ますます雪深く、北八つの稜線の雰囲気。振り返ると樹間に富士の展望が嬉しい。編笠山・青年小屋を見下ろす稜線から、冷たい風が吹きつけ、シェカブラと岩場の稜線歩き。

PM1:10目前の権現岳、三つ頭山頂2580m着。ここまできて、ようやく真っ白な仙丈岳もお出まし、南ア・富士・大菩薩が見える。この先の鞍部の樹林帯でテント設営も考えられたが、展望がイマイチなのと、高気圧に期待して、ここから権現岳までは、明日の空身往復とし、三つ頭山頂部のテント適地を探し、暫く稜線を往復。

結局、前泊者のテント跡脇を掘り込み、一時間の作業で、雪壁付き半掘り込みの立派なテント場作成。もちろん、展望は抜群。年末の池山吊尾根で、この基礎工事に時間をかけすぎ、体が冷えて風邪をぶり返したので、効率よく要領よく作業を進める。

70センチの掘り込みでハイマツの枝が出てくる。スコップが大活躍、雪を切り崩しつつ、床面十分な敷地を慣らす。手頃な雪質で、最終仕上げに励む相方、側の雪面からブロックを切り出し、風避けの城壁完成。八本の「へらペグ」と冬フライで本体とフライに空間を設け、室内が結露しないように気を配る。

テント場の基礎工事兼雪壁作成の共同作業中も、展望が素晴らしく、見飽きることもない。権現岳のトレースつき全容が拝め、明日のルート取りも容易。昨年よりもくっきり浮かぶ権現岳や赤岳の新鮮な眺め。無事風邪もぶりかえさず、「三つ頭」山頂2580m付近のテント泊(PM1:15〜2:30テント場作成)となる。

運動中はそれほどでもなかったが、荷物の軽量化を図り、上下の羽毛中着を省いてきた。気温はそれなりに冷え込んでいるようで、セットした温度計も見る見るうちに、マイナス8℃以下。二年ぶりの登場、冬フルフライで中は暖かく、熱いコーヒーと肉野菜入り力うどんで極楽。綺麗な新雪で水作りも安心。
日暮れ灯りが欲しい頃、マイナス10℃以下。南アの夕暮れ、カメラマンが撮影のため付近をうろつく。甲府盆地の夜景を眺める相方。私は早々の就寝で夜景を見られず。明日の権現岳アタックに期待大きく、マルキルの湯たんぽが暖かく睡眠。深夜目覚めるも、寝袋から顔を出す気も無く、朝まで起きない。

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H19.1.5(金)晴れ
(行程)三つ頭テント〜権現岳往復〜復路を戻る、下山。

AM6:00起床。AM7:00あまり赤くならずにご来光をテント場で迎える。雲ひとつない青空に富士山。この冬、二回目の雪壁ブロックの威力で、風当たり弱く、テントの揺さぶりも無い。デジタル温度計、最低冷え込み(外気温マイナス15.2℃、冬用フルフライ使用テント内マイナス10.9℃)の威力、目覚めは室内真っ白の霜のテント内部。

ジャケットを着込み起き上がり、コンロに火をつけると、あっという間に霜も消え果て、さらさらのテント室内。さすがゴア・冬フライ。お湯を沸かす。兎餅が溶けて、どろどろラーメン雑炊風の朝食。山頂ピストンの為、テルモスに紅茶を仕込む。シェラフまで荷物をまとめ、乾燥を兼ねテントを張りっぱなしで、テルモスと行動食・カメラ・アイゼンを持つ。

AM7:20発、山頂アタック開始。快晴の空、赤岳・権現岳が大きく聳える。AM7:50振り返ればデベソのようにテント場雪壁が尾根に浮かぶ。権現岳に人影なし。鞍部の樹林帯にテント跡あり。権現岳取り付きから振り返る、三つ頭(2364m)・富士の眺めが絶品。AM7:56山頂直下森林限界地点から、険しそうな権現岳の登路を見つめる。

AM8:15急坂の途中、いよいよアイゼンを取り付け、権現岳の難所に取り付く(南アと雪化粧のダケカンバ)。唯一の難所、山頂直下、AM8:20岩峰の基部を慎重に巻く。ここを通過すれば後は怖いものなし。

AM8:30権現岳岩峰・山頂の石祠・道標にて記念撮影。権現岳山頂岩場から望む、南八ヶ岳主峰群に目を奪われる。ここでは、落ち着かないので、いつもの休憩地、山頂岩場を越え、縦走路分岐へ向かう。

AM8:45縦走路分岐にて、ゆっくり大休止。南八ヶ岳主峰群。左から、(遠くに)蓼科山、阿弥陀岳・硫黄岳・横岳・赤岳。諏訪湖もくっきり見える。各登山道にトレース有り。無風快晴でも、展望すこぶる良し。富士・南ア・中ア・御岳・白山・北ア・妙高・上信国境・上州武尊・日光・上州の山々・奥秩父を確認。両神山。南アルプス北部(左から北岳・甲斐駒・仙丈・鋸)の雪化粧の山容が懐かしい。キレットから、こちらへ向かう登山者の姿も確認。キレット小屋のテント場で泊まってみたくなる。そばの権現小屋にトレースなし。貸切の山頂で、存分に展望を楽しみ、テント場に戻る事とする。

AM9:20山頂発。AM9:30急斜面トラバース部通過、アイゼンはずす。足が軽くなり、ささっとAM10:05テント場着。テント場付近にて、日帰りらしい若い登山者隊4人と挨拶・交差。陽だまりのまぶしいくらいのテントにて早めの昼食ラーメンを食べる。テントを畳み、床がすっかり平らな氷面と化したテント跡。雪壁ブロックは、そのままに残し、AM11:20テント場発。

AM11:45発、ザックを背負い下山にかかる。麓が近づくほどに、ますます、青空冴え渡り、振り返る三つ頭の脇に、権現・赤岳が白く光る。AM11:50、前三つ頭への大展望の下降。下山の視点が変わるので、金峰山や富士、中アが見え、あっさり戻る足も鈍る。無風快晴と変わった南東面の展望斜面にて、休憩の取りなおし。新たに林間にテント一張り。

急坂直下の樹林帯にて、同時入山泊のカメラマン氏を追い越す。登りのテント単独氏・ハイカー風夫婦連れと交差。昨日の朝の薄雪も麓の暖気で消え果て、霜柱が溶けて、泥道と変わった登山道から天女山の大駐車場。

午後の陽だまりハイキング風の穏やかな空気の中、最後まで富士と南アの展望を楽しみつつ下降。登山口、交差点駐車場、PM1:20着。車7台の駐車場着。二日間の山中の交差者(日帰り含め)10名位付近の軽ハイキングのハイカーの姿もチラホラ見える。駐車場の氷が解けて、動物の糞臭が漂う。荷をまとめ、路肩の雪溜りで、泥の靴底の清掃。

車の帰宅ルートは忠実に往路を戻る。予定よりも駐車場到着時間が早いが、温泉・地元グルメはパス。高速を使わず、一般道。途中、いつもの290円ラーメンチェーン店、正月らしく餃子をつけて早めの夕食。すいすい渋滞無く、夕方無事帰宅。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ミータカさん こんにちは
今回の権現への山行きは好天に恵まれ良かったですね。冬は空気が澄んでいて、見たい山々が全部眺められ、たまりませんね!!。
三つ頭あたりまでなら、私でも日帰りで行けそうな気がしました。今度、行って見て、そこから富士や南アルプス眺めたいと思いました。
インレッド
2007/01/08 17:01
インレッド様
いつもコメント戴き有難うございます。

軽装で、ささっ〜と歩かれた中高年単独氏の見事な足さばきを思い起こしております。ぜひ、天気の良い時にどうぞ、行ってみてください。
 サブプランが快晴に恵まれ、やや複雑な心境ではありますが。これも我が身から出た錆(笑)。特に冬山は天気と展望が良いにこしたことはありませんね。あまりの天気の良さに、今回の三連休は、やる気がなくなりました。自宅で地道に山記録のまとめ他、タイピングの練習です。
テントミータカ
2007/01/08 18:34
本日、このルートから三つ頭までにTryしてきましたが、昨日、一昨日の大雪、トレースなし、膝上ラッセルで前三つ頭までも届かずあえなく敗退してまいりました(^-^;
またリベンジしなければならない場所が増えてしまいました(^-^;;
白音
2007/01/08 21:25
詳細レポじっくり読ませていただきました。
いつもながら情景が目に浮かびます。
いつもエネルギーのいる雪壁ブロックの作業、感心してしまいます^_^;
雪洞の時は作りますが、そういえばテントの時に作ったことはないです。雪洞は自動的にブロックが生まれますが、テントはテントミータカさんのように掘り下げれば良いんですね。憶えておきますね、ありがとうございますp(^-^)q
このコースを行ってみたのもテントミータカさんのお陰ですし、今年もいろいろとお世話になりそうです(^^ゞ
sanae
URL
2007/01/10 17:10
皆様、いつもコメント戴き有難うございます。

白音様
中央道の雪の状態から、そんな気がして、入山を控えていました。降雪直後は、稲子湯からしらびそ小屋へ行くだけでも、一日がかりですから。ヘナチョコテントミータカは、ラッセル覚悟は、きついな〜。ウン年前は、はりきってラッセル、先頭を切って頑張った事もあったのだけれど、まあ、風邪もひきやすくなったし、ホドホドにしておきます。今回の白音様に、山が「また、おいで〜」言ってくれたのですよ。私なぞ、南岸低気圧の大雪で「廻り目平」分岐から大弛林道2キロであえなくテント泊、撤退した古い記録が残ってます。・・・が、いい経験となりました。頑張ってくださいね。



テントミータカ
2007/01/10 17:52
sanae様
ダラダラ文章にまで、目を通していただき有難うございます。

そうなんですよ。ピッケルを突き刺して、テント敷地全体床面が一メートル以上の積雪があれば、掘り込みが可能で、下の雪は固まっていますから、結構なブロックが取れます。もしハイマツ潅木等突き当たると、その周り、穴・空間があって、グーッと埋もれたりしますが、粉雪を突っ込めば、なんとか、その空間が埋まります(ダメだったら、そこは諦めましょう)。雪下の植生が出てきたら、それ以上は掘り込めません。

 失敗したのは、上州武尊山中で雪庇が形成される付近で作って、一晩中吹雪、雪が回り込んで、雪庇の一部と化してテントが埋まり、夜中何回も掘り起こす羽目になった苦労が忘れられません。
テントミータカ
2007/01/10 17:53
H19.1/4-5、南八ヶ岳・天女山から三つ頭・権現岳往復一泊二日。詳細。 テントミータカ、山と猫の記憶/BIGLOBEウェブリブログ
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