テントミータカ、山と猫の記憶

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zoom RSS H19.5.23-24、大朝日連峰、古寺鉱泉から大朝日・鳥原山周回、一泊二日。詳細

<<   作成日時 : 2007/05/28 20:32   >>

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2007(H19).5.23-24…豊富な残雪、大朝日連峰・古寺鉱泉からの古寺山・鳥原山周回。無人強風の大朝日山頂小屋泊。カタクリ・ショウジョウバカマ・ヒメイチゲ満開。
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速報記事・写真はこちら

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2007(H19).5.23水、(晴れ、強風)

山形・大江町古寺鉱泉の朝日登山口へは、左沢(あてらざわ)から柳川温泉・大頭森トンネル経由古寺入り。
養魚場脇林道から古寺鉱泉駐車場。

泊りの大荷物ザック。通い慣れた道・残雪もあるし、水に不自由ないので、水は一リットルのみ。
熊用心・熊鈴取り付け鳴らす。

AM6:17発 標高670m古寺鉱泉「朝陽館」への沢沿いの道のり。
ミツバツツジ・エンレイソウ・キスミレ咲く。沢水が綺麗な流れ。



鳥原山分岐を分け、「朝陽館」玄関前を通る登山道。
植え込みの花が見事。シラネアオイ・トキワイカリソウ・ニリンソウ・ワサビの白い花、降り注ぐ朝日に輝く。

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AM6:30 鉱泉の裏口の泥道から、ジグザグ山道入り。ウスバサイシンの花がコロコロ愛らしい。
ジグザグの取り付き道から、ヒメコマツの巨木の尾根に乗り越す。ハナヌキ峰分岐までブヨが煩い。


AM7:00 月山が浮かぶ。しみのついたタムシバ・ムラサキヤシオ。新緑に赤と白の花が映える。
足元、ひっそりとツルシキミの花。

ヒメコマツとブナ林の緩やかな尾根道、鳥のさえずり、ウグイス・オオルリ・キビタキ。

AM7:15 標高850mブナと杉の「合体杉」。ようやく綺麗なタムシバが迎える登山道。
ムラサキヤシオツツジが綺麗。
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気温高く、風も無く照りつける陽射しに、汗ダラダラ。
残雪融水とショウジョウバカマ増え、高度上げると、登山道が藪と残雪のミックス。
時々足が抜ける。

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AM8:00 標高1095m一面の残雪が現れるも、テープ類があり、迷うべくもなし。

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軽装日帰り青年氏に先行される。紫ナデの黒字に縞々の山頂部が遠望できる。

雪を踏み抜くこともなくなり、ルートファインディングの労無く、ハナヌキ峰乗越。

見事なブナ原生林のハナヌキ峰山腹トラバース道、ウグイス・ヤマガラのさえずり。


AM8:15 標高1135m赤いバケツとスコップ。ショウジョウバカマの赤が彩る夏道の登山道。
残雪を割って、水場が出ている。リュウキンカ咲き始め。

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ハナヌキ峰斜面はいつもながらの雪壁。
目前の古寺山斜面、豊富な残雪と初夏の緑の濃いブナのコントラスト。

相変らずブヨ多く、タイガーバームと日焼け止めを塗る。

ピッケル・キックステップで、難なく雪渓の斜面通過、日暮沢からの道と合流。


AM8:30-45 標高1165mハナヌキ峰分岐鞍部にて休憩。ウスバサイシン。

夏道と雪道ミックス。進むうちに一面雪道と変わる。
古寺山肩の雪渓・山頂までの雪道を延々と詰める。

標高1165m後続の人、賑やかな話し声が聞こえる。

AM9:30 標高1355m雪の斜面上部にて、後続グループと合流。
雪のトレースの礼を述べられる。
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標高1445m雪のハナヌキ峰の上に月山・葉山。今年も見事な古寺山肩の雪壁。


AM9:50肩の雪壁乗り越し、古寺山山頂1501m付近。
大井沢山麓、天狗角取山・障子ガ岳・紫ナデ山塊が独自の山容を誇る。
奥に白い以東さん。

鋭鋒の小朝日岳と眼下のブナ新緑を愛で、雪の廊下を進む。ここから古寺山まで雪堤。

大朝日はW字読みにくい豊富な雪渓で白い。
涼しい風にブヨもいなくなる。ヒメイチゲも満開。


AM10:15-30古寺山1501m山頂。ホシガラスの歓迎を受ける。
山形地元の日帰り組はここまでとの事。

大休憩の彼らと話もソコソコ、目前に聳える小朝日岳へ向かう。

小朝日のピークを迂回するトラバース道は今年も、残雪の壁がきつそう。
アイザレンなければとても歩けたものではない。
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アップダウンの小朝日岳への夏道は、期待のカタクリロード。ヒメイチゲも咲く。
雪堤を渡り、小朝日へ最後の急登。今年も雪の割れている様が迫力有り、凄い。
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夏道のショウジョウバカマも誇らしげに花開く。

大朝日泊の単独氏と交差、挨拶。
氏の行程は、日暮れ沢〜竜門経由、今日はハナヌキ峰から日暮れ沢に下るそうな。

モノトーンの世界へ。崩壊しかけた足元不安な、直登の夏道。
ハイマツの緑が優しく映り、大朝日がぐんぐん近付く。
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AM11:30-12:00 標高1648m小朝日岳山頂。ウグイスが盛んに啼く。
眼下の鳥原山、残雪豊富。

山頂証拠写真撮影後、先の展望台にて撮影・大休止。荷物広げ、行動食の昼食。
目前に大朝日主脈の峰々を眺める。

中岳・金玉水は大きな雪面。


「熊越」への下り早く、AM12:20あっという間に鞍部着。鞍部標高1545m程。

中ツル尾根基部の沢へ続く谷は雪が詰まり、谷川「一の倉沢覗き」の様相。
ここの登山道もカタクリが満開。
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谷風涼しく、傍の雪ブロックが今にも崩れちそうな気配。ここで小休止。

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AM12:45 標高1610m熊越。

夏道左手の雪堤が幅広く、夏道を隠す所もある。

早くも山頂往復してきた朝の単独青年氏と交差。稜線は相当の強風だそうな。
注意するよう、有難いアドバイスを受ける。

すでに風も強いが、那須の「峰の茶屋」ほどではなかろう。
右隣の竜門尾根が懐かしく、竜門岳直下もたっぷりの残雪。


息も整い、ほぼ水平移動で銀玉水の道標広場へ向かう。
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PM1:20 標高1645銀玉水斜面はすべて雪壁。銀玉水、雪で完全に埋もれている。
雪壁が谷底へ一気に続いている。
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キックステップ・ピッケルがよく効き、快調に登る。

なるほど、風が強い、時々耐風姿勢でやり過ごす。大ザックが重石で丁度良い。
息が上がり三回の足止め。斜度緩くなり、再び夏道へ戻る。ふぅ。

PM2:00銀玉水斜面雪壁終了

見上げていた山頂小屋も、ここからは高度差なし。
遊歩道並みのなだらかな道も今日は風が吹き付け、厳しい稜線。

朝日岳神社付近の岩場、芽吹きのヒナウスユキソウ、地味な花のコメバツガザクラも蕾。

中岳・金玉水も一面の雪。

鳥海山・月山・葉山・面白山・蔵王の展望が広がる。
強風なので、午後でもこれほどに展望が良いのだろう。

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PM2:15標高1790m小屋着。
無人の涼しい室内、靴脱ぎ、二階へ上がり、定位置に陣広げる。
主脈稜線さらに風が強く、山頂へ行けず。

心配していた小屋二階も、小屋管理人・大場さんの尽力で、全スペース宿泊可。
頑張れば、山頂へ行けなくもないが、明日があるのであっさり諦め小屋に篭る。
有り余る時間、小屋掃除に精出す。

今までに経験したことがないほど強風が小屋をうならす。
丈夫な造りの小屋だが、窓がガタガタ鳴るのも心細い。
一人ぼっちの小屋泊が急に寂しくなり、下界に携帯電話。

強風をついて、外に出て、袖朝日・鷲が巣山・光兎山を見る。
小屋脇の雪を集め炊事用水とする。
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これまでの行程で体が冷えたのか?モンベルbQシェラフに入る。
腹が空き、暖かいもの食べたく、カレーとラーメンの準備。

ラジオを聴きながら寝るのが楽しみ。夕方日本海が光る。夜の夜景。

明け方まで風強く、小屋が呻る。心細く、小屋泊。

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2007(H19).5.24木、晴れ

風が止み、一安心。何のことはない、ぐっすり寝込んで、目覚めすっきり。

小屋内からでも、ご来光を拝めるので、AM4:24小朝日の頭にボヨンとでた、太陽を拝む。
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金色の空。朝焼けの山頂部・袖朝日が光る。

朝食後、荷物をまとめ一階へ下ろす。空身で山頂往復。

AM5:42 標高1790m小屋発。以東岳への主脈縦走路。
昨日より空気が濁っているのだろう、月山・葉山は見えず。
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AM5:56-6:15標高1870m大朝日岳山頂、ドヨンとした冴えない空。
暖気でボワンとした、景色。飯豊みえず、月山の白い姿をようやく確認。
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袖朝日に突き上げる稜線が気になる。

祝瓶山へ続く角々稜線。中ツル尾根と朝日鉱泉、御影森山がつんとカッコイイ。
葉山への丘の道もまだ白い。
いつになったら、あの中沢峰と葉山はつながるのだろうか。
ぐるりの展望台にて、暫く和む。

固い芽吹きのミネザクラに挨拶、下山とする。


AM6:30小屋に戻り、荷物の整理。AM6:55小屋を後にする。

AM7:00 標高1750m朝日神社。
神社付近岩場にて、ウスユキソウの株芽吹きと緑がかったコメバツガザクラ蕾。

AM7:11銀玉水上雪渓入り口。銀玉水の雪渓は快調にグリセード。AM7:23銀玉水着。

中ツル尾根・御影森山・大朝日山頂部の雪渓を眺めながらゆっくり下降。

AM8:00 標高1570m雪渓を割って夏道が出てくる。


熊越のブナと小朝日岳岩峰、お気に入りの眺め。
登山道の花は、ウスバサイシン・ショウジョウバカマ・カタクリ・イワナシ・ヒメイチゲ。
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AM8:20-40標高1465m最低鞍部にてカタクリ群生の撮影。暑くなってきた、虫も少し飛び交う。

荷物を担ぎ直し、小朝日岳への登り返し。
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AM9:00 標高1615m展望の良い小朝日の山頂手前の岩場で大朝日・主脈を眺め休憩。
平岩山の稜線に、真っ白な飯豊連峰が浮かぶ。
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AM9:35-AM9:53 無人の小朝日岳山頂標高1645mにて休憩。

。さて、ここから鳥原に下るか古寺山にするか?。
暫し悩むも、雪堤とカタクリロードの誘惑に耐えがたく、鳥原山経由の下降路を選ぶ。


AM10:00 標高1600m雪渓の斜面も歩けるが夏道カタクリロードも楽しみたい。
夏道と雪道を使い、鳥原山経由の下降。

予想通り、見事なカタクリ群生の夏道。
新緑と雪山の景色、ブナ巨木の独特の雰囲気を楽しみつつ、鳥原山へと進む楽しいひと時。
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AM10:50 豊富な残雪を越え、雪道・夏道も迷わず、標高1415m鳥原山展望台着。
小朝日・大朝日・古寺山の豊富な雪山の景色を堪能できるのも、ここが最後。
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AM11:00 慰霊碑を回り込み、標高1395m鳥原小屋や湿原・池が見える。
さすがに昨年よりも雪が少ないが、平年並みの残雪だろう。

AM11:04古寺鉱泉への分岐木道。融水を注意して渡る。
昨年の大雪に比べ、雪が少なく、一安心。すぐに見覚えのある雪斜面。

中央部に夏道の覗く中ノ島がある。
水路と化した雪融け登山道の脇の草付にセリバオウレンの白い花。ショウジョウバカマも彩る。

AM11:30 標高1235m夏道もはっきり見つけることができた。
畑場峰巻き道から新緑と白い小朝日・古寺山眺めつつ緊張感から解き放たれ、下降。
ウスバサイシンがコロコロと花咲く。
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昨年は全くの雪の下で分からなかった「田代清水」が出ている。

AM11:41-11:56標高1205m田代清水で昼食休憩。ブヨがいるので念入りに虫除け剤。
お腹満腹、美味しい清水でご飯を流し込み、ザックを担ぎ直す。
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見事なブナ原生林を縫うように進む。渡る風が涼しい。ツクバネソウ・エンレイソウが盛り。
畑場峰下、笹の夏道。
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AM12:15 標高1145mオオカメノキの花・タムシバと再会。
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AM12:20ブナ峠分岐通過。残雪少々藪が煩い。
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AM12:45 標高1005m古寺鉱泉へ緩やかに下降。グリーンシャワーにムラサキヤシオツツジ。

PM1:15 標高715m古寺鉱泉端。ニリンソウ・タチツボスミレ・キスミレ。
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PM1:24 標高690m無人の駐車場着。

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帰路、大規模林道〜木川ダム〜五百川温泉入浴。

白鷹町内、羽越水害標柱を撮影。

「羽越水害水位標識」記事・写真はこちら

新緑の大峠。喜多方市内・会津西街道経由、夜、無事帰宅


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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
 重い荷を背負っての長旅ご苦労様でした。
いつも亀、亀とご謙遜なさっておりますが、重い荷を背負っていれば、兎とて亀になりますわ!
ミータカさんの文章の書き方、1行区切りの言い切り型、簡にして妙(変な表現ですみません)、これが分かり易く、読みやすい。ある種の詩を読むようです。
私は、朝日連峰はまだ祝瓶山に登った程度です。いつかは縦走したいなと思っております。この記事非常に参考になります。
また、いろんな山行記事お願いします。
甘納豆
2007/05/29 09:23
甘納豆様
いつもコメント戴き有難うございます。また、拙い文章を、褒めて戴き有難うございます。コソコソと修正しております(笑)。

山行記録をためると、だんだん重荷になるので、急いで記事をアップ。文章が練られず、なぐり書き・メモの紋切り型でした。特に山麓が、昨年の大雪時と様子が違うので、今回は、興味深々で定例コースも楽しく歩けました。

山への気構えですが、飯豊はやや緊張し、朝日は気楽にスイッと入れます。どちらも山自体・展望・写真撮影でも、何度歩いても飽きませんね。
テントミータカ
2007/05/29 18:04
雪の朝日連邦写真ほんとにすてきですね。
朝日連邦は大好きですが、まだ周りの低山しかいっていません。雪のあるときは、となりの大頭森山で、朝日・月山・村山葉山・蔵王を眺めるのが大好きです。
ryuzou
2007/05/29 20:13
ryuzou様
コメント戴き有難うございます。
お褒めの言葉、有難うございます。もうすぐ朝日の山開き行事もありますので、トレースもしっかりしてきますよ。
「大頭森山」懐かしい!。昔、晩秋、両松葉でエッチラオッチラ歩き、展望台から朝日の山小屋を「また、あの稜線を歩ける日が来るのかな?」と遠望した思い出の山です。今年の晩秋、大頭森山へ再訪しようかな・・・。
テントミータカ
2007/05/29 20:31
こんにちは
 今年は、もう何度か訪問している大頭森山です。雪があるときは地元のガイドさんと一緒にブナの林の中をあるきました。3月は冬山の寒々とした厳かなかんじを、今月はにぎやかなお手軽展望台というかんじでした。 同じような飯豊の展望がよい、倉手山にまた行きたいな〜と思っています。展望がよいところばかり行ってないでそろそろ、本物に登らないと…。
 
 
ryuzou
URL
2007/05/30 04:51
詳細続報を見るにつれ、ますます素晴らしい大朝日。。
6〜7月にリベンジ心がふつふつと沸いてきましたよ〜w
やまおやぢ
2007/05/30 08:20
皆様いつもコメント戴き有難うございます。

ryuzou様
晩秋の大頭森山もおススメですよ。大頭森と朝日連峰の距離なら、ノンビリと展望を楽しめるのです。が、倉手山は目前の飯豊連峰が「おいでおいで」あまりにも近すぎて、飯豊に突っ込めない妙なジレンマがありました(笑)。石楠花の頃一度行ったきりで。

やまおやぢ様
今週末、お近くへ出没する予定です。私はやまおやぢ様の記事で、そちらの山へのモチベーションが持続しました。有難うございます。
テントミータカ
2007/05/31 10:17
もう何年も朝日に登っていません。
この記事を読むと凄く登りたくなりました。今年は行けるかなぁ?
山いろいろ
2007/06/04 21:55
山いろいろ様
いつもコメント戴き有難うございます。

大朝日を毎年行っても飽きないテントミータカもいます。行きたくなった時が行ける時かな?
テントミータカ
2007/06/05 12:38
H19.5.23-24、大朝日連峰、古寺鉱泉から大朝日・鳥原山周回、一泊二日。詳細 テントミータカ、山と猫の記憶/BIGLOBEウェブリブログ
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