白馬山行記-20050722

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H17.7.22、雲が掛かったご来光は、光の柱が一本伸びる暁。早々の撤収、出発。

AM5:05発、まだ涼しい朝、小屋のすぐ先、登山道脇にてお尻剥き出しのオバハンが用足し中。びっくりしたが、コトが済むまで待っているのも馬鹿らしくなり、「小屋で用足ししてください」と注意すると、関西弁で「小屋のトイレは気分が悪くて・・・」。
おいおい、見てるこっちのほうがよほど気分が悪い。それなら山へ来るな・・・と、怒鳴りつけたいのを我慢し通過。一体、なに考えているんだか。オバハンの思考経路、理解できない。

歩き始めから気分悪く、先を急ぐも、温泉上から花が登場。クルマユリ・キスゲ・ヨツバシオガマ・ミヤマカラマツ咲き始め。鎖と鉄梯子、木の梯子、整備され、安全に岩場を乗り越え、温泉小屋の水場の沢を過ぎ、樹林帯。太い笹原と潅木帯を抜け、大出原の縁着。

AM6:20すっかり晴れあがり、空の青と筋雲がベルビア並、派手にぐっと目に沁みる景色が目前に広がる。例年に無く残雪多い白馬鑓の白・天狗岳の赤い山肌、パステル調花畑の前景が広がる景勝地。陽射し暑くも、渡る風は涼しい。汗もすぐ乾く。ここも花がまだ初夏の様相で、ハクサンイチゲの白い帯。道端は、チンクルマ・イワカガミ・アオノツガザクラ・ミヤマキンバイ・ハクサンボウフウ。
通行止めの緑ロープが撮影には邪魔だが、人気コースの植生保護の為ガマンガマン。やはり平日、人気が無い静かな登山道脇にて、今回の楽しみ、満開のハクサンコザクラお花畑を堪能・撮影し、軽食休憩。
天狗岳の前景に清楚なナナカマドの白と緑。茶・白・緑・空の青で、単純化した鮮やかな色彩風景。コバイケイも花多し。

と、数人の下山者が、岩場とはいえロープ内に入り、ザックを下ろし休憩の様子。注意し、ロープの外へ出てもらう。植生保護の意識が欠落しているのだろう。

AM7:30撮影も満足、展望台から上、残雪と雪融けしたばかりの殺風景な草地、吹き渡る涼しい風、堪能。下山の夫婦に、私の、単独テント泊装備、大変感心させられる。キックステップ・ジグザグ稜線へ上がる。稜線脇の草付き、再び花の絨毯。ハクサンコザクラが青空に浮かぶ。白馬定番ルートで下山のハイカーと交差が多くなる。

AM8:00稜線分岐着。一年ぶりの主稜線の展望、素晴らしく、立山剱・毛勝三山。天狗山荘越しに八方尾根・唐松岳・五竜・鹿島槍。登ってたきた道、見下ろすも、やはり例年より残雪多く、麓は雲海。
乾生の高山植物、チシマギキョウ、コマクサ咲き始め。ミヤマクワガタ・イワツメクサ。シコタンソウ・ミヤマオダマキ・イワベンケイ・タカネヤハズハハコ・ミヤマダイコン。付近のウルップソウは枯れ、オオシラビソの実状態。隣の休憩中の老登山者からこの先の花の素晴らしさ教わり、テント場も見事なウルップソウが咲いていること聞き、期待に胸膨らます。
砂山に無残に刻まれた登山道の白馬槍ヶ岳めざす。カラカラ音の白い砂利歩き。

AM8:45賑わう白馬槍山頂2903m着。白馬本峰は雲の中、暫し大休止、天然酵母チョコロールパン・スポーツドリンク美味しく戴き、ダイナミックな稜線展望楽しむ。チラチラ山頂の雲が取れ、白馬岳山頂部、見えてくる。

AM9:15発、鑓から杓子への鞍部まで岩場の花見頃。チョウノスケソウ・オヤマエンドウ・オダマキ・イワウメと、梅雨時の花残り、イワツメクサ・タカネツメクサ・ミヤマツメクサ・シロウマオウギ・イワオウギ・シコタンソウ・ミヤマシオガマ・アズマギクも色を添え、多品種満開の花畑、足が止まる。
山肌もチラシ寿司風、色とりどりの模様、見飽きない。
AM10:30鑓下鞍部からテント場前の丸山まで少ない花、されど展望素晴らしく、富山側、緑と白の草原模様楽しみ、のんびりと歩く。立山剱・毛勝が旅の友。

AM11:15杓子下鞍部。長野側、雪渓から続く草付き、ハクサンフウロ・タカネヤハズハハコ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンバイ・ツメクサ・タカネスミレ。
小雪渓から最後の急坂、行列・人影多し。そろそろ、こちらも足腰に疲れが出で、ヒップベルトが骨盤に喰い込んでくる。
大雪渓の行列見下ろし、今日のテント場まであと一息。丸山手前、花畑日尚ポイント過ぎ、ハイマツ奥に満開のコマクサ一株株。下界と通話、早々にテント場めざし、下る。途中で、忘れ去られたメスナーテント収納袋回収・・・我がボロレインフライ収納袋となる。
テント場への近道は、いつも楽しみなお花畑のトラバース道。今日は見事な満開のウルップソウとハクサンイチゲ・シナノキンバイの盛。タカネヤハズハハコ・クロユリも咲き、まだ初夏の花畑の風情で、お出迎え。

PM0:15広いテント場まだ5・6張り、がら空き状態。みんなの設営広場通過、最奥の山頂とテント場全体の展望台「山の手・千枚田」通りの中央部、平坦な敷地に設営。今日も本体四隅、石で固定。風があるので張り綱二本引く。ゴアライズ本体のみの設営は単純。あっというまに完成。
給水・トイレへ向かい、ツェルト組一張り見る。フライがまったく用をなさない有様。テント受付の看板に早速、昨日入山のおじさんに受付してもらう。掃除行き届いたポットントイレで用足し。二食の食事確保の為、頂上村営宿舎本館へ向かう。

郵便ポストもある本館受付に、「掃き溜めに鶴」ジャニーズ系のイケメンアルバイト君が並ぶ。受付にて、確認、食事の手配¥2950ナリ。ここも、スタッフが今日からの初仕事の様子で対応が初々しい。それにしてもイケメン花岡君、君は、後光が差して浮き上がって見えるぞ。

テントへ戻り、数時間の自由時間。高校山岳部の指導風景「シェラフカバー購入するように」顧問の声が聞こえる。広いテント内も二日目となれば慣れて、のんびり寛ぐ。テント場に、揚げ立てコロッケとチキンカツの移動販売が来る。ハーゲンダッツの保冷箱に入っているのが可笑しい。従業員ベテランおじさんに聞くと、昔は、忙しすぎて、ここまで手が廻らなかったそうな。

小屋も食事の時間、小屋へ行き、野菜たっぷり豪華絢爛な夕食、箸も胃袋も進む。揚げ物無しで、魚豚しゃぶ、予想外の栄養満天のバイキングメニュウ堪能。デザートの抹茶水羊羹も口パクで二個お代り。確実に二人前は食べた。相方なら、元は取れるだろう。感動、目からうろこの小屋メシ。

満腹腹ごなし、丸山展望台へ登り、夕暮の立山剱岳と雲海見物、数十人が集まる。毛勝・ブナクラ峠が懐かしい。雨具着ても風が冷たく、落日確認、30張程設営のテントへ戻る。風が強くテントが揺れるもさすがゴアライズ、しっかりペグを固定しているので本体のみで充分、壊れる様子が無い、しなやかに揺れるのみ。ツェルト一張りの方はどうしていることやら。テントよりも気弱な主は、夜半からの雨交じりで、浸水に怯える。

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