烏帽子岳ー船窪岳山行記20050805

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H17.8.5、

最近の私には珍しい、ワンゲルらしい早起き「にさし」の変形、AM2:30起床、食欲無く、テント撤収、昨日のレタスのお礼申し上げ、小屋前自炊場にAM4:00。自炊場にて豚汁雑炊の朝食。ヘッドライト使用ギリギリの夜明けとなり、AM4:30出発。途中、ビバークの予想もぬぐえず、水計3リットル持参の重たいザック。

ニセ烏帽子山頂にてご来光、不動岳へ続くガレ場の道が、呼んでいる。七倉岳が遠く見え、ほんまにこの重荷物、今日中に着くのかいなぁ・・・、ため息が出る。過去二回の縦走経験、まあ、好きで選んだコースだし、やばそうなら緊急ビバーク・・・。自らを安堵させ、進む。
烏帽子岩はパス、四十八池の逆さ烏帽子鏡でさすがに休憩撮影。ベニバナイチゴ・チンクルマ・ミネズオウ・イワカガミ・アオノツガザクラ池塘と初夏の花満開、静寂の池。コマクサに慰められる南沢岳の急坂、岩場乗越、砂地の平坦部移動。

AM6:00二等三角点の山頂2625m着。まだ、疲労感無く、涼しい朝の風、立山がぐっと近付く。黒部ダムも覗く。今日は菅原組が針の木から入山予定。次のピーク、不動岳へと向かう。
過去二回の記憶鮮明に、覚えのあるガレ場・草付き、道の付け替えられたハイマツの新道、相変らず、ガレ場をひょいひょい渡るカモシカの足跡。花も多い。砂地の尾根はコマクサ・タカネツメクサ・イワツメクサ・ミヤマクワガタ・ヒメクワガタ・イブキジャコウソウ・チシマギキョウ。草付きは、クルマユリ・アキノキリンソウ・ウサギギク・イワオウギ・ハクサンフウロ・エゾシオガマ・ヨツバシオガマ・テガタトドリ。マツムシソウ・トリカブト咲き始め。

AM6:30最低鞍部から涼しい日影の草原の登り、花多く、チンクルマ・アオノツガザクラ・イワカガミ・キヌガサソウ・ミヤマリンドウ。足場はザレてても、日影で涼しく歩き易い、立山の眺めも良い。給水も無く、ハイマツ帯から、ポンと不動岳山頂一帯着。

AM7:30コマクサがピンクの絨毯、朝の斜光で浮かんで見える。烏帽子・南沢岳が遠く見える。順調な足取り、なかなか不遇の不動岳2595mで大休止・食事とする。さんさん照りつける陽射しに、朝露でずぶ濡れのテント一式の乾燥を兼ねる。今日も槍ヶ岳が夏雲に隠れる時間が早い、午後は早目の雷雨だろうか。ここまで順調にくると、午後の早いうちに船窪テント場に届きたくなる。黒砂糖が美味しい。

AM8:00テント半干しで纏め、出発。遭難碑通過、ハイマツの枝が歩き難い下りがガレバ沿いの道と変わり、針葉樹の木陰の道。アキノキリンソウ・ミヤマママコナのフラワーロードで花巡り、飽きる事無い。

早くも、船窪小屋泊の人と交差。お互いの早い時間の遭遇に賞賛しあう。続々と小屋泊の人と交差、船窪岳最高点2459mまでの登り返し、白い砂礫のガレ場の草付き、見事なお花畑で、驚く。

陽射しが照り付けるも高瀬ダムからの沢風涼しく、ホタルブクロ・タカネナデシコ・シナノナデシコ・ヤマハハコ・タテヤマウツボグサ・白いタテヤマウツボグサ一輪・イブキジャコウソウ・ウサギギク・イワオウギ・アザミ・ミヤマコウゾリナ・タカネシュロソウ・コゴメグサ・マルギタケブキ・オオカサモチ。木陰が嬉しい林床もコバノイチヤクソウ・ゴゼンタチバナ・オミナエシ、一面のミヤマママコナとアキノキリンソウ群生。これまでで一番花の多い、北アルプスローカル線。鎖場・梯子も、慣れた道とは恐ろしいもので、さほど脅威もなく、すいすい、進んでいく。

AM10:20船窪岳最高点2459m道標、幾分疲労が有るものの、余裕で到着。安心して飲料水喉ならし飲み、七倉岳展望の良い登山道にて大休止・食事。ここから眼下の船窪岳―針の木谷出会い分岐までが、最難所のアスレチックコース。ここでゆっくり充電。

ニッコウキスゲが咲き乱れる草付き、足元は相変らずのザレ道。ロープ・ワイヤ・梯子、整備されているとは言え、気が抜けない。何しろ、一歩間違えば、白い砂礫の蟻地獄、高瀬ダム最短コースの遭難となる。因縁の船窪キレットも前回どおり、丸太とロープで安全通路となっていて、安心して通過。ミヤマダイモンジソウが咲き始め。ここで軽装、烏帽子岳めざす元気な青年と交差。

船窪岳山頂にて幾分気が抜ける。ここからは昨年も足を伸ばした道。アキノキリンソウ・グンナイフウロ・ミネウスユキソウ・ミヤマカラマツ・ヨツバシオガマ・エゾシオガマ・オニシモツケ・クロトウヒレン・ニッコウキスゲの優雅な草付きに慰められながら、ザレ場下り。安定したダケカンバの道から、AM11:54針の木谷出合分岐着。

最後の急登があるが、小屋より近いテント場までの通い慣れた道。昨年のカノコソウとの再会に胸ときめかせ、登り返す。オミナエシ・カノコソウ・トモエソウ・コバノシチヤクソウ・ミネウスユキソウ、ここでも、沢山の花に逢え、疲労感、慰められる。

PM0:40、テント場着。長いような短いようなローカル線、たどり着けば、水二リットル担ぎ、コースタイムで歩き通せた。ダケカンバのトイレの丘からクルマユリのテント場への小道、がらんと一張も無い小さなテント場。暫く、休憩、テント設営場所の選択。数箇所迷うもいつものナナカマドの下に設営。虫多く、テント内に退散。荷物広げ、黒砂糖かじる。

落ち着いたところで、空ザックにポリタン入れ、登山道よりも恐ろしい水場へ向かう。最近復旧した、ガレ場の甘露水。下りる梯子もぐらつくも、美味しい清水には換えられない。水場を確保してくれた小屋のご尽力有難い。この水場からの船窪岳のガレ場の様、迫力ある景観。

テントへ戻り、食事、清拭。暫し仮眠。天気の崩れなく、小屋泊の人の水汲み隊と言葉交わす。テント代明日払うメモを託し、とうとう貸切のテント場にて熟睡。

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