H17.8/11-14白馬ー祖母谷、行って帰って。その四、最終章です。

画像
8/14不帰避難小屋ー清水岳・旭岳ー白馬頂上村営宿舎ー大雪渓ー車回収

 今日もさしご、でも、九州組に出遅れて、小屋の戸締り、AM6:00出発。視界無し、雨が降らないだけ有難いか。暫しの急坂、コバイケイの新鮮な花。乳白色の世界に池塘浮かび、チングルマ・イワカガミ・アオノツガザクラ・ハクサンイチゲ・ヨツバシオガマ・イワイチョウ・エゾノシオガマ、満開の花が出迎え。ハクサンコザクラ・シナノキンバイもあり、予想外の景色、暫く休憩。ホシガラス四羽鳴いている。再びの急坂、オオレイジンソウ・ハクサンフウロ・イブキトラノオ・マツムシソウ・トリカブト・イワオウギ・キスゲ・オタカラコウ・タカネナデシコ・ウメバチソウ・ダイモンジソウ・ハクサンシャジン・ミヤマシモツケ・ハクサンオオバコ・ハクサンボウフウ、草付きは満開の花畑、ガレ場に猿の群れ四匹。イブキトラノオの群生が物凄い。二重山稜の清水岳直下までの登り、残雪もあり、花絶える事無く、ここまででも、豊富な花の種類と量、満喫。

AM9:00平坦な清水岳直下道標地点2590m雪倉岳山頂を彷彿させる砂礫・ハイマツの凡庸な丘。側のアズマギクが這いつくばって咲く。先行の九州夫婦、ここで大休止。清水岳三角点確認の気も無い私たちは、写真撮りながら先行する。
 緩い下りで、クルマユリ、平坦な砂礫地からおびただしい盛過ぎたコマクサ群落の連続。以前ヤマケイで見たタカネマツムシソウ群生とタカネシオガマのミックス、もっと目を凝らせばコゴメグサ・イワギキョウ。ハイマツの下はリンネソウ。昨日まで消化の悪かったフィルム・SDカードも写欲進み、どんどん消費。噂以上の清水岳一帯の花畑。また、再訪せねばなるまい。トウヤクリンドウの姿がチラリ。
後続のはずの九州組の姿見えず、きっと彼らも花を堪能している事だろう。稜線の天気、予想外に明るく、稜線は雲の見え隠れ、明るい陽射しも覗き、今回初めて日焼け止め塗りつける。
 旭岳肩までの草原・ハイマツ・岩尾根、めくるめく花のプロムナードで、飽きる事無い。しかし、唯一の気がかりが・・・、とうとう靴擦れが酷くなり、足を引きずって歩くようになる。白馬主脈稜線近付くも人影少なく、土砂崩れの影響だろうか。本日初めての交差者、大池から祖母谷目指す単独氏と会話。今日から雪渓通行可能となったそうだ。
 まだ豊富な旭の残雪通過、テント場分岐の交差点着。標高2740m見下ろすテント場は一張り。テント場トラバース道の花はハクサンフウロのピンクが目立つ。
AM11:15村営食堂のカレーが楽しみ、急ぎ足。稜線の風も冷たく、夏山らしくない。クロユリの実、黒いウルップソウの花殻、閑散とした村営宿舎の食堂には、一ヶ月ぶり、いつものお爺さん。
ああ、こんな所に余波が・・・、物資不足で、お昼のカツカレーライスの予定が、ソースカツどんぶりに変わってしまいました。・・・悲しい。せめてオデンとコロッケ・ロースカツも追加しましょう。ああ、これだけ詰め込むと、本日¥100引きコーヒーケーキセットまで入らない。
 ストーブ脇にて食事中に弱い雨、食事だけでなく山歩きもメインデイッシュ(祖母谷二ルート完歩)が済み、なんだか気抜けする。
 今は居ないイケメン君の売店、当てにしていた長持ちパン・行動食購入も在庫不足でままならず。私の足の痛み、相方も風邪気味。これを押してまで、展望もなく、冷たい霧と風の白馬二山縦走・天狗山荘、雨のテント泊、不帰嶮・唐松岳・八方尾根下山を通すほどの若さも元気もなく、直前断念。
 PM0:00話しのまとまるのは早く、大雪渓下山開始。例年になく閑散とした登山道、花愛でつつ、ゆっくり歩ける。ハクサンフウロ・クルマユリ満開で、今日は梅干岩(白馬エアーズロック)の花畑もよく見える。稜線から雲が降りたり消えたり。タイツリオウギはユーモラスな実をぶら下げている。ウサギギク・チシマギキョウ・ハクサンボウフウ、まだまだ見頃の花畑。下部はミソガワソウの見事な群生。
小雪渓は消え果て、避難小屋からいよいよ葱平付近、眼下に崩落地近付き、上空、報道ヘリが飛び回る。
現場確認し、ああ、さもありなん、もともとの危険地帯。さりとて、この規模では回避も困難、被害に逢われた方はお気の毒、もう運が悪いとしか言いようが無い。崩壊元の頂の様子、いつ落石が逢っても不思議ではない。
先日の上高地といい、山岳観光地の長野だから復旧も早いが、新潟山形では、こうはいかない。今シーズンは間違いなく通行止めの処置とったろう。
夏道の迂回路完備で、崩落現場付近は見張りの方五・六人、再崩壊の危険ないか、注意深く監視。が、さすがに入山者激減。用心深く、大雪渓は歩かない、これが慎重な登山者と言える。
葱平のシロウマアサツキの影探す事も忘れ、事故現場の確認、考察しつつ、足引きずり下山。ここまで来ると、本日中に車の回収のメドが立つ。白馬尻にて快速の相方に先行してもらう。単身、ゆっくり休み、一足毎に痛い足で猿倉へ下りる。PM3:20着。標高1250m
鑓温泉から下山の三人組とタクシー乗合、八方・第一郷の湯・足湯で降車。観光客で賑わう足湯で一時間、消毒兼ね入浴、車の相方と合流。本格的に温泉入浴、ごろ寝。

お土産に高級桃購入。のんびりした帰路、美麻村のささやかなサマーイベントに参加し、里のお盆気分も満喫。

途中仮眠、8/15午前・帰宅。

この記事へのコメント

2005年08月17日 11:52
お疲れ様でした。白馬は一面のお花畑ですね、花の名前をすべて認識できるとはすごい!!
人気の山なんですよね、崩落後すぐ歩けるとは驚きです。
2005年08月17日 18:55
総ての花の名前、とてもとても網羅できません。勘違いのウソが書いてあるかも。十数回も通えば、嫌でも覚えますよ。でも、でも、飽きないんだ、コレが。人が多いのが、落ち着かなくてちょっと気後れしてしまうのですが、良い山です。

この記事へのトラックバック