常念岳一の沢往復山行記20050912-13

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H17.9.12 一の沢林道―常念小屋テント場

快晴の青空は、真夏の暑さを予感させる。豊科インターから県道バイパス、慣れた須佐渡の三股登山口入り口通過、県道から大きな案内板で一の沢林道入り口「常念岳登山口」でホッと一安心。丁寧な道案内看板のおかげ、迷う事無く、無事、完全舗装道路の林道から猿数匹見て、登山者用駐車場着。既に10台ほどの車の入り。

AM6:30標高1160m軽装日帰りの姿もある駐車場にて、ひさしぶり単独のテント装備の準備・出発。路肩にノコンギク・キツリフネソウ。
AM6:50標高1260m一キロ先の林道終点、登山者カード提出・トイレ借用。初めての登山道、わくわくしながら歩道入り。赤いツリフネソウ・アキノキリンソウ。
学校登山にも使われる幅広く歩き易く、沢風涼しいなだらかな道、水筒要らずの大変易しい。

AM8:00標高1660m中間地点烏帽子沢にて大休止。登山口から2.8k小屋まで2.9k。真夏の陽射しで、木陰歩きが有り難い。
時折出てくる湿地草付きの繁みも、花終わり、茶色い実をつけたり、枯れかかった葉。紅葉の色づきはない。足場もしっかり補強され、合戦尾根に負けない整備された道。
常念小屋のオーナーや従業員の方と交差したり、一緒に休憩したり。どんなにのんびり歩いても、5時間かからない道のり。
どうも体調がいまいち、やはり一応病み上がり、皮一枚被った感じの頭でぼうっとする。トリカブト・センジュガンピ残り花。沢を詰め見下ろす登山口、見渡せば紫紺の山並みの奥、浮かぶ荒船山。浅間山は一際大きく聳える。

AM11:30最後の水場、小屋まで一キロ地点にて、ポリタン満タンに給水。ずっしりと重くなったザックに喘ぎ、木のベンチ針葉樹林帯ジグザグの急坂、樹のベンチで充分に休憩しつつ、森林限界突破、標高2440m乗越に出る。

PM0:40目前に常念小屋の赤い屋根、東銀座・西岳の山並み向こうに槍ヶ岳の姿開け、縦走路左右の常念岳と横通岳が大きく聳える。がらっと、展望広がり、暫し、感動の景色眺め、座り込む。
付近に大型ザック数個転がっているのは、常念岳から降りてくるワンゲルのデポ品だろう。丁度下りてきた彼らの一人に頼み、記念写真撮っていただく。


斜面のテント場はロープで仕切られ、平坦地はトイレの前か上部登山道ギリギリの付近。小屋で受付済ませ、木の札11番。展望命・雨の心配も無いので、槍の眺めの良い上部にポツネンと張る。小屋のアルバイトさん、明日、数人、下山なさるとの事。
あとから大型テント組み立て始まったワンゲルには恐れ入る、簡易トイレ三基のまん前に陣を構える。臭いだろうな、扉の開け閉め煩いだろうな。トイレの脇のナナカマドの繁み、赤い実が鈴なり。

レインフライのいらない快晴の午後、ラーメン・コーヒーで腹ごなし、休養。常念岳往復は明日の仕事とする。仮眠後、フラフラとカメラ片手に散策。コマクサのある花畑の砂礫地は草紅葉、槍ヶ岳背景に数枚シャッター切る。先週の白馬よりも秋の気配が薄い。イワツメクサ残り花・ミヤマキンバイ狂い咲き一輪。

小屋泊まりの人もポツポツ数が増えるも、平日・紅葉前の北アルプス稜線の小屋は静かなもの。のんびりとした雰囲気漂い、落ち着いた中高年様方の会話、なかなか好ましい。
寝ててもお腹が空くもので、夕食ラーメン。日暮れ前の給水、ここは水が安くリッター百円。小屋も一回戦の夕食・・・、と、最終宿泊客、電話連絡済みのK老夫婦のご到着。あまりの遅さに、呆れるも、意外と、小屋泊の人の行動時間はこんなものかもしれない。まあ、ご無事で何より。

テントへ戻り、就寝体制。今夜は羽の上下用意するも、真夏の陽気で、冷え込みが無い。星空と半月、槍の肩の小屋の灯りも見える、無風快晴の穏やかな日だ。隣りのテントの話し声は耳栓で防御、ぬくぬく熟睡。


H17.9.13 常念岳―常念小屋テント場―林道

小屋の人のご来光の足音で目覚め、久し振りに、一緒に眺めようとテントから出る。雲がかかり、予想外に赤く燃える空、きれいな朝焼けの写真。浅間山右肩からの日の出。上下羽毛の装備必要なかった。
縦走者は、早くから次の目的の山へ向かっていく。
クッキーとコーヒーの簡単な目覚めの食事。予定通り、ザックにラーメンセット詰め込み、展望の常念山頂でモーニングラーメンとする。

AM6:30テントが飛ばされないよう張り綱よく確認し戸締り、お出かけ。前常念へのトラバース道は崩落の為通行止め、八合目分岐まで一緒のコース取り、早い人はもう下山。
数人と交差しつつ、岩場の道、赤ペンキどおりに登る。ぐんぐん展望広がり、大天井・燕も確認出来る。
草紅葉のウラシマツツジ、トウヤクリンドウ。残り花イワギキョウ・イワツメクサ愛で、八合目分岐、眼下の前常念にも行きたくなるが、まあ、止めておこう。一人で下山なのだから、無理に歩き回る事も無い。

AM7:40水平移動で、立派な祠と山座同定版のある常念岳山頂2857m着。富士山・八ヶ岳・奥秩父・南アルプス・中央アルプスとも久々のご対面。
狭い岩場なので、記念撮影後、蝶へ向かう登山道の山頂肩の広場に移動。遮るものない目前に槍穂高・徳沢・霞沢岳も見え、抜群の展望、ラーメンも美味しく戴く。

食後のコーヒー飲んでいるところへ単独長い髪の人登場、てっきり女性かと思えば産毛の髭も生えたイケメン君。蝶のテント場から二時間で来たと言う、元気な彼と暫し歓談。狭い山頂では入れ替わり立ち代りの記念写真の人で順番待ち。
白馬の王子様以来のカッコイイ青年の写真撮り、槍穂高目指す彼に登山道のレクチャーし見送る。その勢いでがんばれー。
                                 
AM8:30発、山頂からテント場までの帰路も、のんびりしたもの。三俣山荘や野口五郎岳、餓鬼・唐沢岳眺め、槍までの長い東銀座コース確認し、撮影、下山。

AM9:30-10:00床面以外乾いたテント撤収、槍に別れ告げ、一の沢コースの下山。帰路早く、相変らず真夏の天気、沢風・木陰涼しく、快適な下山。行動食のランチ。中間点から先、足長おじさん蜘蛛に似た節足動物が、フワフワたくさん歩いている。

AM11:40客待ちのタクシー・ゲートから乗り入れた自家用車十台ほどの登山口。アスファルトの照り返しキツイ林道歩き、駐車場へ戻る。
PM1:10人気ないこと幸いにシャツ着替え残りは、汗まみれのまま荷をまとめ、ハンドル握る。

帰路は道路探検兼ね、美鈴湖から武石峠、武石村にてデラックス温泉施設「うつくしの湯」¥400にて入浴。モロッコインゲンのお土産購入。

夜無事帰宅。

この記事へのコメント

2005年09月15日 20:30
苦労された山行き日記拝見しました。10~11日私は中央アルプス空木岳に行ってきました。目的は植物写真を撮るためでしたが、アップダウンアップダウンアップダウンの連続と痩せ尾根と岩場の連続で緊張し写真どころではありませんでした。楽しい山のお話教えてくださいね
2005年09月16日 09:32
森のトチの樹さま、ガラガラポンの私の乱雑なブログに、コメントいただき有難うございます。
桂小場とか中小川避難小屋付近の植生とかキノコ、豊富ですから、山麓でも、結構、植物観察楽しいですよ。あー、一年ぶりに中ア行きたくなったナァ。柔らかいオレンジ色のナナカマドの紅葉、南アの山並みシルエットで、行けば、楽しいところであります。