晩秋の会津朝日岳20051103

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写真は山頂から見下ろす叶の高手・登山口方面、山頂付近の草付・山域全体の豊富なブナ林と豪雪地帯特有の岩盤地形・・・少しでも雰囲気、伝わりますか?。

11/5加筆修正

H17.11.3…紅葉とキノコ高曇りながらもまずまずの展望、再びの会津朝日岳。焼肉とキノコラーメンで寛ぐ避難小屋での昼食。久しぶりの軽装登山、でも結局は楽しかったのね、山行記。

H16.11.3、前夜発、只見町にて仮眠。
静かな仮眠地のおかげ、熟睡でき、目覚め。連日の冷え込みも今朝はなし、車に霜が降りていない。相方起こしつつ、お湯沸し、コーヒーですっきり目覚める。

山里の紅葉を愛でながら、二年ぶりの只見町・黒谷。イワナの里までの、舗装道路の林道ドライブ。紅葉も、今年は他の山域同様、茶色がかった冴えない色。イワナの里から先の会津朝日岳登山口までの単線林道は、整備が進み、砂利道ながらも、車の腹擦らず、草がぺんぺん当たりつつ、終点、広く整地された駐車場着。既に五台の車。こちらも朝食と荷物の整理中にも、数台来場。

AM6:30、日中曇り空、夕方から雨の予報、標高530m。登山者ポスト・カード記帳所。杉植林の登山道、ススキと紅葉、キノコに胸躍らせ先を急ぐ。

例年よりも紅葉が遅れ、色もさえない。荒禿〔あらかむろ〕沢・赤倉沢、渡渉の多い沢沿いの道を登り、石混じりの登山道。流水で濡れている。槍沢の登りを彷彿する、左脇の岸壁と紅葉。異次元の世界へ入り込む独特の感覚、心浮き立つ。

効率よく高度を稼ぐ沢沿いの道をぐんぐん詰め、眼下に駐車場やイワナの里や紅葉が見えてくる。曇天で灰色の空、ホヨンと生暖かい空気、汗ばみ着替え、眠気も無く体調は良いが、やはり、ここは日差しが欲しい。谷を突き上げていく登山道は、渓谷・沢で水場に不自由しない。

AM7:30「三吉ミチギ」美味しい水場着。この先、数十回のジグザク道の急登に備えて、早めの大休止朝食取り直し。ゆっくりとホットコーヒー。豪雪にそぎ落とされた山肌に潅木の紅葉が茶色く埋め尽くす。ここからも展望は良く、紅葉真っ盛りの山麓の様子も見えるが、飯豊が見えず、やや不満。

途中の道標はゴシック体の登山口・山頂間の距離表示、達筆な明朝体の自然保護の標識が「白地に黒文字」。「人見の松」までの山仕事道らしく、うまくジグザグ刻まれた疲れない登り。カエデやツツジも黄色が多く、ぱっとカラフルな明るい紅葉を愛でつつ、キノコ少々採取。一気に登り切る。軽装で足がどんどん進む。今日のキノコ収穫の必要最低限は確定・一安心。

AM8:30「人見の松」の尾根末端に出て、ジグザグ急登もお終い。先行のご夫婦ペア追い越す。展望も開け、御神楽岳に負けない、豪雪に磨かれたスラブ・モヒカン模様の山ひだが続く山並み。付近の低潅木の紅葉も色鮮やかで、見とれる。ここからは岩混じりの稜線歩き。紅葉と展望に、ついつい歓声が上がる。

ロープのぶら下がる岩場乗り越し、十数分先の小広い岩尾根にてコーヒー休憩。どんぐりの葉がナナカマドと負けず劣らずに真っ赤っ赤。
浅草岳が大きく、横たわる。展望と紅葉の痩せ尾根の行く先は、「叶の高手」ピーク越しのデコボコとした会津朝日岳の姿が見える。まだ無雪の山容が和櫛のように大きく横たわり、目を引く。ここから先はきのこ眼の相方に先行してもらう。

針葉樹に囲まれた「叶の高手」1430mピーク通過、林の中の小広場からゆるい下り。大クロベ・大木二本。モヒカン山襞の奥、ダム湖面が覗く。山頂直下の台地、落葉しきった枝ぶりの良いブナ林の中に、「熊ノ平避難小屋」の青い屋根がはっきりと確認できる。

目的の倒木のキノコはイマイチで、藪掻き分け一仕事、キノコは幼菌が多くパス、それでも山中の食材には充分すぎる収穫。昨年より水気が少なく、泥濘部分三箇所、渡してある倒木を渡りつつ乗り越していく、先行者の足跡、泥道に難儀している様子。

沢源頭部水場分岐から階段を上り、AM9:30-9:45数年ぶりの懐かしい熊ノ平避難小屋着、標高1360m。無人の小屋内部、今回も、ゴミもなくこざっぱりとした内部に一安心。キノコの袋ぶら下げた相方と合流、休憩。荷物を整理し、小屋の隅に大荷物纏めておき、軽装で山頂往復とする。

落葉しきったブナ林、見事なダケカンバの枝ぶりに見とれ、ぐんぐん登る。「バイウチの高手」から上は森林限界、狐色の草地と岩の斜面。今日は水量少ない「小幽沢カッチ」から岩壁と草付の岩とドロの急坂の道。

AM10:15-10:45山頂付近は叶の高手からの眺めどおり、デコボコで岩とヒメコマツ混じりのピークが沢山ある。道標案内どおり右へ折れ、最高ピークの岩場から北。先のピークに立派な山座同定版・山頂標識・二等三角点1624m。先行のロートル四人組・ご夫婦・単独数人。10人も居れば満杯の山頂から戻り、丸川岳分岐の手前ピークにて休憩。ダケカンバの白い枝振りが浮き立つ。まだ登ってくる人影、ポツポツと有り。

二年ぶり、今日は無雪の山頂。浅草岳・鬼面山、守門、田子倉湖を挟み、毛猛。未丈・越後駒、中の岳、荒沢岳も見事に羽を広げ、平が岳は相変わらずノッペリ。至仏山がつんと尖がり、大きな丸川岳に隠れ燧ケ岳・会津駒は見えず。二股山から大白森・旭。
七つ岳・城郭朝日・蒲生岳も只見市街の外れに確認、日差し浴びて光る山は矢筈・御神楽か。新潟のハタノさんも、魚止山で今日の展望に満足している事だろう。桃パパさんも御神楽山頂に居るだろう。薄日射し眼下の山肌のブナ林が浮き立ち下栄えの潅木の紅葉が鮮やか、暫く写真撮影。うす曇り空の下、これだけ山々が見える展望とあれば充分満足。紅葉の赤い山肌に大波のようなモヒカンの松尾根、スラブの続く付近の景色は異形の風でもあり、凄みを増して、うねうね続く。

昼食時間が近づき、賑わいを増す山頂付近。こちらも小屋で豪華ランチが待っている。展望一通り満足すると、早々に小屋まで戻る。

AM11:10相変わらず無人の小屋内、靴を脱ぎ寛ぎ、採光の良い定位置に荷物広げ食事準備。手持ちのポットでお湯沸し、早速コーヒー。長ネギ三本と豚肉で肉炒め、キノコラーメンの昼食。近年まれな日帰り豪華ランチ、自画自賛で舌鼓打つ。

貸切の小屋内ランチ、外を通過する足音あるも、誰も中で休もうとしない。そりゃそうさ、今日は外のほうが暖かく気持ちがいいもの。私等は泊まり慣れている別荘の気分で使っているのだが、寒いし薄暗いし、どう見ても、こちらのほうが変人だろう。

PM0:00十分すぎる昼食で満足、荷物を纏め靴を履きなおす。PM1:00叶の高手、展望無くも明るい霧の空。休憩後、人見の松までの尾根歩き、今日はこれで最後となれば、どんぐりの紅葉がより艶やかに見える。

三吉ミチギの水場にて休憩。ポツリポツリと雨粒当たるもまだまだ傘いらず。沢筋の残りの紅葉が綺麗、渡渉と木の橋を無事に渡りきる。山中十数人と交差、文化の日としては人が少ない位、静かな山行。

PM2:30林道終点、駐車場。荷をまとめ、ハンドル握れば、フロントガラスに雨粒の勢い増す。岩魚の里の釣堀を横目に家路に着く。対向車無く、只見町国道分岐までの川沿いの紅葉が丁度見頃。川の土手、背の低いセイタカアワダチソウがススキに埋もれ可憐に見えるのが面白い。

帰路の渋滞が予想され、時間調整兼ね深沢温泉に立ち寄る。こじんまりとしていながら豪華な施設「むら湯」に初めて入ってみる。今日の紅葉同様、茶色の塩分の濃い、とろんとした掛け流しの良いお湯で、運よく空いている。のんびり里山のモヒカン模様眺めつつ入浴。大半残った行動食のパンと果物で空腹しのぎ、本降りの雨と変わる会津の山里のドライブ。蕎麦畑も刈入れ済み、赤い茎が残るのみ。山里各地の、蕎麦祭りのパンフレットが目を引く。

塩原で渋滞、高速道のPAにてラーメンカレーセットで満腹。夜の帰宅。


この記事へのコメント

2005年11月04日 00:30
今晩は

会津朝日岳は行きたいと思いながらも中々チャンスと機会とに恵まれずに先送りになっている山です。
山仲間からは結構大変な山ダヨとか聞いているので・・・

来年こそは是非是非、行ってみたいと思っています。

浅草岳も福島県側から登ってみたいと思っているのです。
新潟県の人間なのに(笑)
ちゃる
2005年11月04日 07:04
お久しぶりです。
10月の後半より家を離れて暮らしている娘が
入院してしまい、しばらく上京(2週間)して
休養の為娘も一緒に連れて帰ってます。まだ、こちらに
いるので、何かと忙しいです。犬づれなので余計に
ばたばたしてます。また、ゆっくり来ます。
2005年11月04日 13:25
noritan様、初めまして、コメント有難うございます。
会津朝日の熊ノ平小屋手前の泥濘に気をつけて、ぜひ、おいでください。
会津朝日と御神楽は、私の場合、なぜか、晩秋の定例のコースになっています。こちらからは福島側が近いので、とっつきは福島コース。最訪時は新潟コースで歩きました。一般ルートでいろいろな登山道を歩いて、山のいろいろな表情楽しみたいもので。浅草も御神楽も新潟コースですと、山頂部での感想は、なんか、草原の山って雰囲気でしたね。浅草は田子倉ダムから突き上げて六十里峠の国道へ縦走するコースがとても面白かったです。
ちゃる様、こちらこそお久しぶりです。娘さんのこと、大変ですね。落ち着いたとき・気分転換がてら、いつでも、遊びに来てくださいね。ちゃるさんも、お体お気をつけて。