2/10加筆、南八ヶ岳。権現岳敗退(三つ頭まで)

2/10詳細加筆。

2/4-5、天女山入り口から三つ頭経由権現岳目指すも、届かず、前三つ頭にてテント泊、最低冷え込みマイナス22.3度(フライなし、テント内21.2度)。

              展望テント(風防雪壁ブロックが自慢です)と南ア
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翌朝、三つ頭にて強風と視界不良にて、時間切れ下山。
(すいません、今回もヘナチョコです、健脚者は全コース日帰りでこなします・・・)。


              三つ頭から権現岳
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              三つ頭から富士
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H18.2.4、出遅れ気味の前夜発、仮眠。
朝の佐久平、マイナス13℃の冷え込み表示、ツルツルのアイスバーンの佐久平の国道、スリップ事故多発の様子に、身も心も引き締まる。野辺山のコンビニで朝食を取りつつ眺める八ヶ岳は雪も多く、神々しく見え、気合が入る。

今回は、初めてコース、天女山から三つ頭・権現岳往復。
標高1375m、天女山道路入り口ゲートの駐車場スペースにて朝食。隣に単独氏の軽自動車が停まり、小さめのザックで早々に歩いていく。

こちらは、相変わらずぐずぐずと最終チェック、テントフライを車に残し、肉野菜は忘れず定番の大荷物・スコップ・ピッケル・アイゼンは必須の準備完了。いつもながらの大荷物テント隊。久しぶりの初めてコースともなれば、期待大きく、胸踊る。

AM9:50、快晴の空だが、冷え込みきつく、カチカチの登山道が歩きにくい。それでも歩き始めは、木の階段もあり、二人並んで歩ける幅広い遊歩道並みハイキング風の出だし。近年再整備のものの立看板。なだらかな小笹と唐松の遊歩道が、天女山公園まで続く。

AM10:30標高1529m石碑と東屋が立派な公園化した天女山公園にて休憩。富士山や南アの展望が素晴らしい。 立派な駐車場から迷うべくもなく、三つ頭・権現岳への指導標と登山ポスト。中には年末や最近の入山届けがそっくり入っている。(個人情報管理に不安)。

ようやく登山道らしくなり、薄雪の道に、数人分の新しい踏み跡が残る。先刻の単独氏の他に誰か・・・・と、可愛らしいマフラーの若いお嬢さんライダー二人と交差。その先の展望台までの往復だった。
のんびり歩いている割には、後続から追い越されることもなく、第一目標の三つ頭付近にテントを張る、ゆったりプランで進む。林間から覗く、白々しい権現岳や赤岳の風格。コガラの群れが身近で飛び交い、休憩がてら、久しぶりのバードウォッチングもどきも楽しむ。海抜標高明示の石柱が珍しくも、プロトレックの誤差確認が出来、退屈な道のりにアクセントをつける。

はじめは水平移動の登山道が、前三つ頭取り付きから急坂と変わり、針葉樹林の暗い林の中に、指導ロープが張り巡らされているのも、夏でも険しい道のりなのだろうか。雪質も変わり、膝下のラッセル、先行者の歩幅の広い力強いトレースが有難い。空が抜け、前三つ頭付近かと思いきや、「ここが一番の急坂」表示にがっくり、まだ先があり、思わずへたり込む。

後続の相方を待ち、暫し休憩、行動食のランチ。元気回復、野辺山の天文台を見下ろし、急坂を上り詰めれば、シェカブラも見事な露岩の展望地「前三つ頭」着。

PM3:00、標高2364m。予定時間よりも大幅に遅れ、ここから権現岳までは、明日の空身往復とし、幕営敵地を探すこととする。あまりに小さなザックから、てっきり日帰りと思い込んでいた単独先行氏のトレースが先へ続き、さては泊りかと、氏の荷持の軽量化に感嘆する。

付近を観察しながら、少しでも先へ進み、結局、次の急坂取り付き、夏道トラバース道斜面の豊富な吹き溜まりの斜面に場所を決める。もちろん、展望は抜群。ここまできて、ようやく真っ白な仙丈岳もお出まし、南ア・富士・大菩薩が見える。スコップが大活躍、雪を切り崩しつつ、床面十分な敷地を慣らす。手頃な雪質で、側の雪面からブロックを切り出し、風避けの城壁完成。

冷え込みは厳しく、セットした温度計も見る見るうちに、マイナス15℃以下。中にこもり、そそくさとお内裏様になり、熱いコーヒーと肉野菜入りラーメンで人心地。日暮れて灯りをつける頃には、マイナス20℃以下。前回の行者小屋で温度計を忘れて計測不可の、最低記録並みの、シングルテント泊、公式最低記録が出るのは確実。寒いながらも妙な達成感に包まれ、南アの夕暮れ、甲府盆地の夜景を眺める。

明日の権現岳アタックに期待大きく、マルキルの湯たんぽが暖かく睡眠。深夜目覚めるも、あまりの寒さに、寝袋から顔を出す気も無く、朝まで惰眠をむさぼる。

H18.2.5、
雲多く、おぼろげな空、富士山が赤い空にシルエット。この冬、二回目の雪壁ブロックの威力で、風当たり弱く、テントの揺さぶりは無い。が、最低冷え込み外気温マイナ22.3℃(テント内21.2℃)の威力は室内真っ白の厚い霜と、初めて見るツララ状の霜の塊が出来ていた。

ジャケットを着込み起き上がり、コンロに火をつけるもガスの気化がうまくいかず、テルモスのお湯でボンベを温め、ようやく気化が安定しお湯を沸かす。うどん雑炊の朝食。
シェラフまで荷持をまとめテントを張りっぱなしで、テルモスと行動食・カメラを持ち、アイゼンをつけ、山頂アタック。

AM8:30発、三つ頭への急坂、ますます雪深く、北八つの稜線の雰囲気。昨日のトレースが有難く、ダケカンバの霧氷が綺麗。編笠山を見下ろす稜線から、厳しい強風が吹きつけ、シェカブラと岩場の稜線歩き。目前のはずの権現岳が雲の中の三つ頭山頂2580m着。

AM9:15-9:40、あまりに冷たい強風と上部の展望の悪さにがっかり。とりあえず、最低努力目標の三つ頭山頂まで繋がった事でもあるし、今回は、ここが最高地点とし、引き返すことに即決。

暫く岩陰で休んでいると、雲が消え始め、権現岳の全容が拝めるようになる。目を凝らせば、昨日の単独行氏の下山の影も見える。赤岳はまだ雲が取れないが、新鮮な眺めの権現岳の鋭鋒を確認でき、心おきなく帰路を戻る。

下山の視点が変わるので、金峰山や富士、中アが見え、あっさりテントに戻る足も鈍る。無風快晴と変わった南東面の展望斜面にて、休憩のとりなおし。

AM10:30テント場へ戻り、早めの昼食ラーメンを食べ、撤収作業中に、昨日の単独氏が下降してくる。暫し足を止め、こちらのテントを見ているので、挨拶。昨日のトレースのお礼がてら、会話を交わす。
氏はここまで順調で正午に到着したそうな、ここから先で足が鈍り、それでもがんばり、暗くなる中、権現岳小屋の脇にテントを張って過ごしたそうな。今朝も山頂で暫く粘るも、展望無く、諦め下山してきたそうな。

ようやく、緊張から開放され、周囲の展望を堪能しながら、ゆっくり降りていく氏の姿を見送る。テントを畳み、床がすっかり平らな氷面と化したテント跡。雪壁ブロックは、そのままに残し、アイゼンははずす。

AM11:45発、ザックを背負い下山にかかる。日帰りの登山者計10名弱と交差。麓が近づくほどに、ますます、青空冴え渡り(あーあ、)、振り返る三つ頭の脇に、権現・赤岳が白く光る。


昨日の朝の薄雪も麓の暖気で消え果て、霜柱が溶けて、泥道と変わった登山道から天女山の大駐車場。午後の陽だまりハイキング風の穏やかな空気の中、やはりツルツルの氷道は変わらず、スリップしないよう注意しつつ無事、ゲート口、車4台の駐車場着。

PM2:00着、荷をまとめ、車の帰宅ルートは忠実に往路を戻る。予定よりも駐車場到着時間遅れ、温泉・地元グルメはパス。下仁田道の駅で、神津牧場特製芋の子汁とジャージー牛串。下仁田インターから高速、すいすい渋滞無く夕方帰宅。

この記事へのコメント

2006年02月06日 22:31
おぉぉ~!テントミータカさんも八ヶ岳だったんですね☆
私も日曜に北の方におりました(←北横岳です♪)。
写真を拝見する限りお天気も良さそうに見えますが、日曜の朝は山頂部に雲が垂れこめてましたよね。。。私も午前中に北横岳山頂にいたんですが、ギリギリ山頂の上まで雲が上がってくれたって感じで、展望は今ひとつでした。でもそのあと山を下りたらどんどん晴れてきてガッカリ。そんな日もありますよね。

それにしても雪壁ブロックに感激!!!これ、本では見たことあります~!スコップで四角く雪をとって積むんですよね!?私も作ってみたい!

詳細楽しみにしています。
2006年02月06日 23:19
しげぞうさんは、ピラタスでしたね、あのスキーコースはなだらか過ぎて、シリセードには向きませんね。ワカンで、歩道をすたこらヘロヘロと下山しました。(下りのロープウェー代ケチった為)


テントミータカの存在、総ては、この雪壁ブロックに尽きると言っていい位(笑)。この技があれば、展望独占の雪山旅を楽しめます。
一応、権現へ行くつもりで、翌朝、三つ頭へ向かうと、雲が垂れ込め、冷たい強風もあり、即座に、三つ頭山頂までで諦めました(また来ればいいさ・・・いつもの逃げ口上)。北八つもあの雲でしたか。天気に恵まれれば、簡単に行けますからね。
帰路の天女山からの白い権現と赤岳の眺め、青空に浮かび、綺麗でしたね。