H18.7.1-2花の名山・焼石岳(泉水沼まで)詳細、雨とハクサンイチゲ御終いのお花畑

H18.7.1-2…花の名山焼石岳、天気も悪いし銀明水避難小屋泊。終盤・空振りのお花畑と物凄い残雪量で小屋までの花が綺麗でした。首都圏のマナーがイマイチの岳人と同泊。いろいろ考えさせられた一泊二日山行記。

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H18.7.1、
夜行、道の駅にて途中仮眠、一時間睡眠で、早朝から再び車を飛ばす。早池峰か焼石か????。
東北道ひた走り、花巻までの高速が事故渋滞で胆沢から北で使えず、予定の早池峰山に振られた気がする。焼石連邦しかない。と、数年ぶり、焼石岳・中沼登山口入り。
石淵ダムから泥んこの林道で窓ガラスまで泥しぶきが残る一車線の未舗装路、腹を擦る事なく、閑散とした中沼登山口駐車場着。

張り紙で、翌日は地元・岩手秋田合同親善登山会の一大イベントがある。
雨天と花の盛りも過ぎ、初めから「今は大して期待できないよ~」と言われているかのような静かな駐車場に10台の先着車。
ハクサンイチゲの見頃を過ぎ、雨なので、入山者も少ないだろうと予想はぴったり!!!。見頃の姥石平ハクサンイチゲのお花畑の報続々とブログにアップ済み。そろそろ花も終わりらしい報告。
それでも二年前の金明水避難小屋泊以来とあって、出かけてみる気になる。

トイレ脇のコンクリにてお泊り荷物のチェック、今回は天気が悪いので日焼け止めをはずし、避難小屋泊でも意外と荷が軽く、登山口脇の登山者ノートに記入、いつもの重役出勤。

標高770m AM8:25出発早々、下山の人に、「さっき、銀明水の下で熊に遭いました」・・・もう、おどおどと、熊鈴を鳴らしまくり入山。歩き始めすぐにコケイラン発見(こりゃ、幸先良さそう)。

細いタケノコが残る雑木林、木道や木の階段。湿地の道のりもだいぶ整備され歩き易くも、踏み跡の方がすさまじい。ズダヤクシュを見ながら一汗かいたところで、中沼ベンチ。
熊のイラスト可愛らしい秋田営林署の看板のある展望台、今日は山姿は見えず。AM9:15-9:25休憩。

沼を半周、中沼の湿原もきれいな緑。中沼にてヒオウギアヤメ咲き始め。
縁の湿原ミズバショウは大きな葉・リュウキンカが残り花。登山道兼小沢の道のり、シラネアオイがひっそりと樹林の下生えで花開く。

上沼も緑濃く・・・展望が素晴らしいはずの上沼(これでも、まあ、綺麗!!)。
ツクシの穂のついたままのスギナとハクサンチドリが印象的。中くらいの大きさのテンちゃん毛虫、ミズバショウの葉は食べない様子。
上沼はミツガシワが水面を飾る。モリアオガエルの卵が白い泡で残る。

湿気で自動ソフトレンズ効果のリュウキンカ(単にレンズを拭き忘れただけ)
木道終点から残雪覗くと、新鮮なミズバショウやリュウキンカ、一気に季節が逆戻り。
ガクウラジロヨウラク・タニウツギも新鮮な花。

例年になく残雪多く、谷筋など、いつもは無いところに豊富な残雪に驚く。沼を過ぎ、道に残雪も出てきて、ショウジョウバカマもまだまだ盛りのピンク色。雪融けの斜面はいっせいにミズバショウが群生。
銀明水まで見頃の花畑・湿原めぐり。ミズバショウ・リュウキンカ・シラネアオイ・マイヅルソウ・ズダヤクシュ・ツツジ

中沼・ツブ沼の分岐の雪斜面も残雪多く、フキノトウも出ている。

夏道の出ている急坂と平坦地二回の繰り返し。銀明水下の湿原(残雪は6月初旬の量)も残雪豊富。

AM11:25標高1155m。見覚えのある木の姿・懐かしい銀明水の水場と広場に出る。
懐かしい小岩井の立派な柄杓も健在・冷たい甘露な名水でのどを潤し、小屋に入り大休止とする。
小屋内は休憩・食事の登山者5.6人の賑わい。無人の二階へ登り、荷持を置き、暖かいcoffeeとパンで一息つく。
休憩中の熱心な地元の登山者から登山道情報・花情報を教えてもらう。デジカメ写真を見せていただく。今なら、金の小屋のほう、チシマフウロや(探せば)カモメランがあるそうな。

ここから上部は霧の中、雨風ともなれば、こうしてゆっくり休憩できるところは無く、金の小屋までのんびり休めないだろう。
人とコンロの熱気で曇る二重サッシの小屋の窓、二階から見下ろす小屋内。小屋は綺麗に使用されて居心地良い。
外は雨が降ったり止んだり、雷も近い不安定な気象に、早めのお昼休憩のこの小屋に泊まることに速決。

小屋から上は、展望が悪く残念。ゆったり草原めぐり風の北東北の山だから、こちらもゆったり構える(ゆったりしすぎ)。こんなとき、再訪の山は、無理せず気楽に対応できることが、長生きの秘訣。

PM1:50人心地つき、元気回復、軽装荷物でお出かけ。銀明水広場に大きな日帰り団体が休憩・下山中。
姥石平・焼石山頂へ・・・と気合を入れなおし、小屋前の雪渓を登りだす。銀明水避難小屋先の雪渓も例年になく巨大な壁。

瑞々しい水芭蕉の沢と雪渓の続く登山道はやがてゴロゴロ石と低潅木帯へ変わる。
居合わせた金の小屋泊りの登山者数人に、銀明水の小屋の場所を問われ、唖然とする。
遠方からのビジターの様子だが、なんとも心細い。これでは、展望の無い金の小屋までの登山道が雪で隠されていたら、たちまち道迷いの遭難予備軍ではないか?。

融水で溢れる沢沿いから、土付にチラリとハクサンイチゲの葉が出てきて、霧の中へ突入。
キバナノコマノツメ・ヨツバシオガマ・ツマトリソウ・ゴセンタチバナ花と草地が増えてきた。保護ロープで仕切られた幅広い道のり。
いよいよ視界不良の霧の中、展望ゼロ。下山の人に花の様子を尋ねると、困った顔で、余り花が無かった、との、コメント。

AM10:30暫し平坦地を進み、なるほど、緑濃く、花の色が極端に少ない。(ヒナザクラ・ミネザクラ・キバナノコマノツメ・ベニバナイチゴ・ウサギギク・チンクルマ・イワベンケイ、数えるほど・・・花はあるが、ハクサンイチゲ終焉、ぼ~っと見るとグリーンの草原)。

その先は、大岩の分岐点・お花畑の丘のはずの「姥石平」。雨もガスも濃く、泉水沼まで引き返すことに決め、空身で沼方向へ向かう。
ようやくガスに浮かぶ茎の伸びたハクサンイチゲ群落、イワベンケイ・チングルマは既に花は終わり。ムシトリスミレの残り花・紫の小群落に微笑んでしまう。霧の中の「泉水沼」、まだ沼の水面は雪で半分埋もれており、融水だか沼だか判別不明な状態。
姥石平の花畑は今がちょうど閑散期。ようやく泉水沼手前でハクサンイチゲが群生・・・・ガスが濃いな~・・・・・・おっ、幾分、ガスが取れ、写真撮影。

PM2:00-2:30標高1420m、風霧で、沼から先へ行く気もなし、速決、引き返す。
ここで金明水の小屋へ向かう人達と交差。今ここでこの時間では、彼女達、小屋着は相当遅いことだろう。

あまりの豊富な残雪で、せめてもの雪渓のグリセードを楽しみ小屋へ戻る。
PM3:30着。二階の窓際に陣地を広げ、暖かい食事の用意。果たして今夜は何人のお泊りか、夕方6人の団体が追加。他、個人客数名。他県グループ二組12名を含み20名ほどの宿泊者。

東京もん・2グループが、焼肉酒宴で大騒ぎ。小屋から自然の物音が楽しめない。
木の床と小屋備品のスリッパでビールの空き缶を十数回、バンバン潰す行為・音に参った。朝も4時から普通の声で世間話で喋り捲るし・・・。他の物静かな数組も相当迷惑した様子、皆「忍」。
銀の小屋は、金の小屋よりも広く便利だが、今回の同泊者は、タダの仲良し宴会組。周囲への配慮のかけらもなく、これまでのこの小屋泊で最低の人達。
会話も無意味に賑やか過ぎ。外は再び霧に巻かれ雨も降っている。

夕方、小屋の窓から上部を眺めると、今回の山行唯一貴重な青空が・・明日の朝、天気が良かったら姥石平までもう一回行ってみようかな~)。
下戸のテントミータカ隊は、早寝遅起。恒例の一番乗の就寝。前夜の睡眠時間3時間を取り戻すべく、明るいうちから爆睡。

H18.7.2
皆早い起床、こちらも目覚めは早いものの、のんびりとした朝食、アンデスメロンも美味しい。
食後、朝から降雨、さっさと下山決定。荷造り、どんどん遅れをとる。
ブービー賞の小屋AM6:30発。
あたりの視界は昨日よりも悪く、稜線は昨日以上に濡れる事間違いなし。水場の側のヤシオツツジが綺麗。

ナメクジが元気な梅雨最盛期の山。ナメクジ・毛虫・特に飛び掛ってくる訳でもなし、ついでにじっくり観察。登山道脇のタケノコ採りに暫し潜り込む相方。
雷鳥カッパで雨天でも張り切って入山する子ども会・ハイカー数組。間もなく相変わらず閑散とした中沼駐車場着。

AM8:40雨のこんな天気でも、タクシーで乗り付ける入山者がボチボチいる。着替え、整理・ずぶ濡れの靴の新聞紙詰、とうとう日焼け止めを使わず。

前回は猛風雨と満開の姥石平のお花畑。今回も見事に天気をはずしましたので、
次回は(ツブ沼コースで)、雨の無い、姥石平・焼石岳を歩いてみたい。
焼石も盛夏だと、車百合やフウロ類・トウゲブキなど、それなりに夏の花で結構綺麗だそうですが・・・。

予定よりも早い下山、雨が降り出し、奥羽本線沿いの帰路。十文字町のサクランボ畑を眺め、秋田・山形経由。舟唄温泉入浴。

磐梯河東から高速の帰路。夜、無事帰宅。

この記事へのコメント

dahan
2006年07月17日 20:12
はじめまして。
トップのいろんな写真に見惚れてしまいました。

せっかく登った山小屋で宴会されたらたまりませんね。
僕なら問答無用でブン殴ってるやろなあ。
2006年07月17日 21:53
dahan様
こちらこそ、初めまして、乱雑なブログに頼もしいコメントを戴き、有難うございます。
登山口から数時間の山麓に近い小屋ですから、ここに泊まるのも、私を含め安直な人ばかりでして・・輪をかけて後味悪い思い出を残すのも何だし、我慢した人たちの方が大人ですよ(笑)。個人的には、せっかくの東北の山小屋泊で、銀座や全国の百名山の話よりは東北の地味山の話の方が嬉しいかなと。
dahan
2006年07月18日 00:48
>輪をかけて後味悪い思い出を残すのも

なるほど、おっしゃる通りですね。
想像してしまってつい・・・。
勝手なコメントで大変失礼いたしました。
2006年07月18日 23:14
dahan様
テントミータカは、腕力も自信なく、酔っ払い相手で勝つ自信もなく、ヘナチョコなだけです。こんな情けないブログですが、またのご来場、お待ちしております。