7/20早池峰山・花撮影三昧山行

詳細アップ。

H18.7.20…平日お花見の東北の山。初日、早池峰山、水滴ハヤチネウスユキソウとミヤマオダマキ、花の撮影三昧山行。

H18.7.20、三年ぶりのハヤチネウスユキソウ詣で。
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各ブログの皆さんの記事アップに、いても立ってもいられず二日間の岩手の山巡り。三年ぶりの早池峰山、ミヤマオダマキとハヤチネウスユキソウに会いたくなり、雨の中、単独運転仮眠一時間の果て、新花巻市(大迫町)河原坊1040mの駐車場着。

さすが平日、岳集落もいつもの駐車場も車数台の閑散としたもの。車中、朝食取り直し中にも他県ナンバー車数台入場。上空の曇り空、山頂も見えず。でも張り切ってカメラ二台、ザックに忍ばせる。

AM7:20発、登山口のトイレ脇にウドの花、足元の畦にダイコンソウ・(夏ですね)。見えるコメガモリ沢の渡渉数回のコース。頼もしい張り綱。
今日は水位も低く、飛び石伝いに渡渉が出来る。フキの大葉の傘で涼しげな、黄色の四角の看板・胴長人「岩手君」のイラスト・岩手県の登山道看板とも懐かしい再会。
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あたり一面、霧がかかるも空は明るく、これからは天気回復の様子。サラシナショウマ・センジュガンピ咲き乱れ、白い花が涼しげに見える。

                        センジュガンピ
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人気のない静かな登りで、ここが早池峰山とは思えないくらい。クガイソウ (ルリトラノオ)蕾・が出現。大型セリ科・タマガワホトトギス・オオバギボウシ(葉が大きく残念)の蕾。

                       キュートな大型セリ科の蕾
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                       オオバギボウシの蕾
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ミヤマカラマツの花芽が色っぽい。朝露被ったマルバシモツケ、ウラジロヨウラク。
この調子なら朝露のオダマキ・ウスユキソウが撮影できそう、期待に胸躍る。「岩手君」も励ましてくれる効率の良い沢沿いの道、グイグイ高度を稼ぐ。
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ミネウスユキソウが満開。やがてミヤマオダマキ・ハクサンチドリ・チンクルマ果穂、花が増える。
霧の晴れ間に稜線が見える、こりゃ天気回復か?。

頭垢離・沢の源頭も伏流水で高台に簡単に上がり、ハヤチネウスユキソウは終盤の冴えない花。ヨツバシオガマとアズマギクのお出迎え、まだ静かな登山道でのんびりと休む。アオヤギソウ・ネバリノギランも開花。ぽつぽつと単独の日帰りハイカーに追い越されていくも、最盛期の賑わいから比べると閑散たる雰囲気。

 カトウハコベかホソバツメクサの区別が難しいツメクサの咲く岩と砂礫の道。ロープで仕切られているが、どこでも歩けそうな踏み跡が残る。岩稜帯の「岩手君」を目安に高度を上げる。見頃のハヤチネウスユキソウとアズマギク・オダマキで、一眼レフのレンズ交換も忙しく花撮影三昧。
 花撮影がメインなので時間に余裕があり、のんびりゆっくりと休み休みの登高。初見参の群馬の夫婦、手軽そうに登っていく。花も続々と顔見世、ムシトリスミレ・キバナノコマノツメ・ホソバツメクサ・ミヤマハンショウヅル・ヨツバシオガマ・ナンブトラノオ(盛)。ナンブトウウチソウ(咲き始め)・イブキジャコウソウ(蕾)。

 岩場から山頂まで、ハヤチネウスユキソウとミヤマオダマキ・アズマギクの群生が延々と続く。残雪は無く、イワカガミ・ミヤマキンバイ・イワベンケイ・チンクルマが終わった後、別の盛の花々がお出迎え。ナンブイヌナズナ(残)。ミヤマオダマキ・ウスユキソウは、見事な群生・露付きなので張り切ってシャッターを押す。・ハクサンシャジンは芽吹きの葉のみ。

                      ハヤチネウスユキソウ三昧
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 「打石」で、後続の若いグループ数人に追い越される。ぼけっとお花見休憩していると、早くも上から下山者と交差。皆、花に満足している様子。噂の「打石」は、なるほど大岩で、目を引く。眼下の登山口方面の霧が晴れそうな気配、なかなかの急坂を上りつめてきたこと実感する。
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                       けずが(これが)「打石」
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 望む小田越尾根道にマッチ棒の様に、登りの人影が続々と続く。安全短距離楽々・小田越コースから入山する人が多い。千丈が岩を見やり、山頂が近付くにつれ、人影が濃くなる。ミヤマアズマギクを撮影していると、どやどやと団体様と交差。下山の中高年女性が「もっと上に綺麗な株がありますよ」と声をかけてくれる。もう一人の中高年女性が「でも、この花の並びも綺麗よ」、フォローがお上手。

AM11:00岩場の急坂を乗越し、人の賑やかな声が近づき早池峰山頂1914m着。登り三時間コースを五時間かけた。既に鶏頭山縦走も薬師岳も、このノンビリペースと展望の無い白い空の様子では、期待薄。花・風景撮影に専念することに決まった。
なるほど、付近はアズマギクの群生多く、株も多い。広場・神社・小屋は10人近くの賑わい。皆、薄曇りながらも穏やかで快適な外気に、野外で賑々しく寛いでいる。

 山頂証拠写真を撮り、小屋へ向かう。ここでも携帯トイレの配布・長靴管理人がおられる。管理人さんに挨拶し、小屋内へ入る。薄暗い無人の小屋、当方、人気の無さに一安心。テルモスのコーヒーと行動食で大休止。自然保護監視の緑の腕章をつけた岩手訛りの管理人氏と会話、休日は600人、平日でも300人の入山者があるそうな。

 作業が落ち着くと、管理人氏、高校野球岩手大会のラジオを鳴らし小屋内の管理人室で休憩。そのうちにもう一人の関係者が登ってきて、し尿・トイレの様子や登山者の様子を、岩手弁で話しているも、会話の内容、半分も理解できず。どうも、マナーの悪い人も散見する様子で、環境保持活動のご苦労も並大抵では無さそうな話の内容。

AM11:30発。小屋から外に出ると明るく、人気も増え賑やかな山頂一帯。ぞくぞくと小田越からのハイカーも増えてくる。さすがに雪融け直後の御田植場一帯は花の宝庫で、期待していなかったイワカガミ・チンクルマが花束でわっと咲き誇り、ヨツバシオガマ・ミヤマシオガマ・キバナノコマノツメ・ウコンウツギ・ミツバオウレン、ハクサンチドリ・ここかしこで咲き競う。
山上庭園風のハイマツの枝振りが見事な木道の原に、ヨツバシオガマとハクサンボウフウが見事な群生、草地を赤白で染めている。
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 雲がどんどん動いていくも、隣の薬師岳は雲海の下。丁度、早池峰山頂の高度から上空に青空。日差しを気にするほど太陽が顔を見せる訳でもなく、花撮影には丁度良い天気。

 花を愛でつつ、剣が峰から急降下・鎖階段、今回は軽装なので立って鉄梯子を下降。こちらの方がウスユキソウは終わりに近く、ナンブトラノオの数が多い。

 青空が雲の隙間から覗き、仰ぎ見る山頂付近や岩尾根・緑が鮮やかに映える。たまにはハイカー・ツアー客も多く、例年どおりの半観光地化した早池峰山の様相。草付きのウスユキソウを眺めていると、ミヤマアケボノソウを発見。キンロバイも咲き始め。

ホシガラスが乾いた声で三々七拍子で啼いている。

 急坂の岩場、ウスユキソウが終わるとチシマフウロとホソバツメクサの草原が見頃のかんらん岩の緩やかな道に変わる。コミヤマハンショウヅル・マルバシモツケも見頃。

                         ホソバツメクサ群生
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 PM0:30-0:50「五合目」の大岩の脇にてチシマフウロの撮影がてらの休憩。先ほど交差した女性からオコジョを見た話を聞くも、こちらは出会えず、やや残念。

 かんらん岩の大石をすり抜ける際、お約束、どんなに注意してても一回滑って尻餅をつく。樹林帯に入るとブナと伸びきった笹竹の森の中、再び静かな登山道。鳥の声も良く響く。林床のあちこちに盛りのギンリョウソウ。車と人の声が近付き、木道が出てくると車道の小田越登山口1250m着。

 PM1:50バス待ちのベンチで休憩。再び荷を担ぎ、車道沿い河原坊までの、いつものオダマキ見物を兼ねた車道歩き。今朝の打石の若い集団が車の回送、一人が自転車で颯爽と下っていくのを見送る。マイカー規制外だが交差の車は数えるほど。

 下り坂の車道歩きも愉しく、ウグイスの声を愛でる。白や赤のヤマオダマキがここかしこで揺れ、白黄ニガナが群生。
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ノビネチドリの残り花も色を添える。今日は水が澄んでいる苔むした小沢の流れ、冷気で盛のシャクナゲ。花見とダケカンバや緑の美しい高原めぐり風山麓車道歩きも退屈しない。

 PM2:40閑散とした河原坊駐車場着。

 脇のビジターセンター見学。センターの資料を読んでみると、地元の権現様(獅子頭)信仰の記述がある。明日は岩手山で、石の権現様を見ることが出来る。オコジョやウスユキソウの説明、荒廃・乱獲の危機に扮した早池峰山の現状も紹介され、勉強になる。なかなか居心地も良い、良心的な施設に感じる。
 キャンプの申し込みもここで受付、数人が申し出ている。
ここでゆっくりテントも悪くない雰囲気、名残惜しくもハンドルを握り、除草作業中の車道「うすゆき山荘」通過、岳集落へ。

 ぶどうのモニュメントが面白い「道の駅」早池峰ダムにて休憩・洗顔。今日の温泉はどこに入ろうか・・・網張は遠いし・・、出入り口の扉に張り紙・大迫の「ぶどうの湯」が定番らしいが、備え付けの観光ガイドブックから「ユートランド姫神」か「焼走りの湯」と決め、志波町・盛岡へと向かう。

 お気に入りは志波町の道の駅で、産直のりんごジュース・農産物の宝庫で安価新鮮なものばかり。トマト・プラム・お土産用りんごジュースを買い込み、気付けにブドウジュースを飲み干す。
 雨が降り出し、盛岡の迂回路・競馬場から滝沢駅経由「分かれ」交差点。ユートランド姫神で入浴500円・食事。八幡平市(旧西根町)焼走り登山口にて車中泊。

この記事へのコメント

さすらい人
2006年07月26日 15:48
早池峰山の花も大分変わったようですね。小田越ルートを歩いていないので、来年にでも、また訪れてみたいと思っています。花を求めての山ってのはきりがないですね。
2006年07月26日 17:07
さすらい人様
早池峰山の地図にどんどん軌跡を広げてください(笑)。私はこのコースしか歩いたことが無くて・・・次回は鶏頭山・薬師岳をぜひ・・・。
花山では、ハヤチネウスユキソウを覗けば、6月下旬の、残雪・チングルマ・イワカガミ満開の頃が、好きですね~。今回はハヤチネウスユキソウ目当てでした。