9/23-24福島・吾妻連峰、浄土平ー弥兵衛平周回、詳細

・・・・と言う訳で、詳細記事です。

写真は速報記事(9/25アップ)です。
http://tenmitaka.at.webry.info/200609/article_21.html


H18.9.23-24吾妻連峰・ちらし寿司紅葉の始まり。浄土平から明月荘周回。五年ぶりの懐かしいコース、稜線の草紅葉、焼肉のんびり山行記。

H18.9.23晴れ

保養休養の、のんびり山旅は、五年ぶりの浄土平からの吾妻連峰。前夜発、福島の夜景を横目に、吾妻スカイラインの某駐車場にて仮眠。朝のご来光を眺める。観光客の車数台出入。

好天、顔も洗い、食爽やかな気分、一変した火山の荒涼たる景色に目を奪われ浄土平入り。駐車場、隣の中高年夫婦ペア、日帰りハイキングの装備で先発。

避難小屋(明月荘)泊とはいえ、装備はテントが無くても、献立は、涼しいので生肉持参・焼肉。体調がイマイチの為、水も少なくして荷物の軽量化のはずも充実した食材、カメラはディマージュA2。

AM7:30発、高村智恵子いわく「本当の空」、青く高い空と一切経山。初秋の浄土平、若いススキの穂がツヤツヤ光る。草紅葉始まり。

周りの日帰り観光客・ハイカー風の中では、異彩を放つ、大荷物の装備。誰が見ても、西吾妻まで行こうかと思わえる、大縦走隊。

一切経山への荒涼たる登り。既に先行ハイカーの姿が多い。高度を上げると対岸の吾妻小富士がぽっかりと見える。磐梯山も負けじ、ぐんぐんと酢が平湿原・鎌沼の奥に偉容を放つ。

酢が平避難小屋の隣に新設されたバイオトイレの建物、皆が待ち望んでいたことだろう。ホシガラス・チョウゲンボウが飛ぶ。

AM9:30「空気神社」一切経山1949m山頂。山頂から「魔女の瞳」こと、五色沼。三角点を撫でて、小休憩。日光・飯豊・朝日・月山・鳥海山・葉山・蔵王と、山々の展望も良い。安達太良の船形明神の形が目を引く。

先が長く、あまりゆっくりも出来ず、続々と山頂も賑わい、退散。

AM10:00-10:20五色沼湖畔、以前は荒れ放題の湖畔、今回は様子が変わり、立派な看板と土砂流失復元工事の痕。それでも脆くもネットが半分剥がれ、既に手遅れの感は否めない。
 たいしたもん蛇風、巨大ミミズのような太くて長い土留めの菰と昨年の西吾妻以来の再会で懐かしくもある。

喧騒から逃れた静かな陽だまりの湖畔、煌く水面を眺め、のんびり休憩。

・・・と、重装備の長靴ペア(後日判明:新潟のKYAZUさんペアでした。http://blogs.yahoo.co.jp/jandarum/20532122.html)に抜かれる。やはり小屋泊の人がいるもんだ・・・今夜の明月荘はどの位混むのだろう?。家形山への登り途中、雲に巻かれる一切経山と五色沼の眺めを愛でる。

AM10:40家形山山頂1877m付近の広い広場で、休憩中の長靴ペアを追い越す。エゾリンドウがたくさん咲いているものの既に終盤。

滑川温泉方面への2ルートも通行可の看板に次の計画をしっかりと立てる。白ペンキの道標にかじりついた熊の痕が凄まじい。兵子・烏帽子へと針葉樹と笹涼しい木陰の樹林帯。

以前よりは道も整備され、道標もしっかり。置石で整備された展望の無い泥濘の道がだらだらと続く。

AM11:30-11:40(名前が気の毒な)ニセ烏帽子山1896mにて休憩。出発時、足取り軽く、GPS使用の長靴ペア到着、挨拶。道標の距離表示のおかしい事を伝える(まあ、GPS使用の初コースのようなので関係ないか・・・)。ハイマツや笹の刈り払い跡が新鮮な道が続く。

AM12:10-12:20、烏帽烏帽子山1879m。昭元山鞍部に記憶が欠落していた鏡沼が光る。まだ遠い東大巓や昭元山への登り返しに溜息がでるが、展望が広がり緑の山々の中にポンと放り出されたような爽快な展望台。小屋泊二組に先行されても、暫しここでノンビリ休憩しない訳には行かない。

気の済むまで休憩後、このコースでは珍しい大岩の飛び石地帯の下降、沼脇の湿原まで下る。鞍部、針葉樹の林で相方と別れ先行させてもらう。(ここから明月荘まで合流できず、単独歩行)。針葉樹の急登、ここで疲労困憊の兄ちゃんペアを追い越す。

AM12:40昭元山山頂1893m、休憩中の長靴ペアを追い越す。カメラを相方に渡してきたので写真撮影も無く、道も整備され歩き易く、快調に飛ばす。
綺麗な景色を撮影できずやや後悔・・・でも、今はガンガン歩きたい・・・。

景色が一変し、湿原草紅葉、潅木帯、ハイマツの緑が効いた明るい散らし寿司紅葉に取り囲まれる。小屋泊中高年隊を追い越す。彼らの中の一人の発言、「じゃ、先に行って、小屋の場所取りをお願いします」・・・違和感を覚え、返答できず無言、先を急ぐ。

鞍部の湿原から東大巓直下、展望も一気に広がる広大な山上草原へと続く。明日の谷地平への木道分岐通過。紅葉の湿原・リンドウの花も葉も綺麗な紫。東大巓直下の木道階段で腰掛け展望を眺め休憩がてらの十数分、相方を待つ。

下方の湿原、木道に人影チラホラ見える。冷えてきたので待つのを辞め先へ進む。

PM1:30東大巓1928m肩、展望の無い山頂へは昨年行ったので、今回は足も向かずさらっと通過。乾燥しきった木道を軽快に下る。

PM2:00弥兵衛平湿原、標高1840m、懐かしい明月荘の白い建物。扉が開いていたので、先住者ありと覚悟をして入れば、これは予想外、無人の小屋、一番乗りに緊張の糸が切れる。

木の梯子、二階へ上がり、掃き掃除。定位置に陣地広げる。

相方と合流、水汲み。

着替え・食事の準備、その間にも宿泊登山者達が続々と入場。一階に陣取る人が多い。二階の窓から見下ろす霧の針葉樹に明月湖。今回の食材も豊富で、豪華野菜入り焼肉、長葱入りラーメン。福島の高校山岳部が二階に上がってくる。さすがこの山域に詳しい顧問の様子、生徒に接する様子に好感が持てる。

夕方、単独青年氏が対面に陣取る。

夕暮れ、もう今日の宿泊者は来なかろうと、皆ノンビリ寛いでいる所へ、沢やサン3人入場。二階へ上がる。話を聞けば、沢やサン、計6人で、大滝沢を遡行してきたそうだが、メンバーの1名ばてた人がいるので、付き添いのリーダーとサブリーダー計3人が、遅れて小屋に入るとの事。
こちらは食事も終わり、特別することも無いので、横になる。

その後二時間経っても後続の沢ヤ隊が到着せず、それでも平気な仲間(リーダーを信頼しきっている)とは対照的に、顧問の先生、しきりに心配し始める。二時間半後、無事3人が小屋着。

顧問、小屋番宜しく、沢やサンにあれこれ仕切る。(後で、彼らに逆恨みされる)。真っ暗で静かな小屋内、就寝・熟睡。計25人程のお泊り。

H18.9.24晴れ
二階の窓からでも木の枝越しのご来光。単独氏・福島の高校山岳部、出発早し。二階が沢ヤとテントミータカのみ。沢ヤのリーダー、遭難を心配されるとは思ってなかった様子。無事だからこそ、こうして顧問の態度に文句も出るのだろう。

ソレが要らぬお世話というのなら、稜線の小屋など当てにしない計画・遡行をすればいい事。

今朝は、沢ヤさん全員で、東大巓へ軽装往復のでかけるそうな。留守の間のガチャモノ装備の始末で、車上泥棒・山道具泥棒の経験豊富な話を聞かされる。なんだか、この小屋に残る全員が疑われているようで、だんだん気分が悪くなってくる。

彼らのお出かけ後、こちらも出発時間。荷物をまとめ、階下に降りる。一階出入り口の寒そうな所に陣取る新潟長靴夫婦に挨拶、聞けば、今日も彼らと同じ行程。

AM6:30小屋発。お決まりの小屋や周辺の撮影。暫く湖畔で風景を楽しむ。

木の葉も霜に凍える。・・・・えっ・・・そりゃヤバイ!!

霜が厚く降りた木道・・・当然、よく滑る(今回の山行の一番の難所)。スリップ転倒事故が恐ろしいので、なるべく木道脇の岩や草付を歩くよう心がける。それでも一回、木道板一枚分・スーッと滑り、肝を潰す。

さすがに朝の湿原、昨日の午後と輝きが違う。一帯は広大な山上湿原。滑り台の木道をゆっくり進み、東大巓へと緩やかな登り返し。

東大巓への地面の登り。山頂から下降の沢ヤ6人衆と交差・挨拶。彼らでも、滑る木道に苦労したそうな。

AM7:30東大巓肩、展望の無い東大巓山頂1928mは今日もパス。先の湿原の展望台で休憩。今日も展望良し、飯豊・朝日・月山・鳥海山・葉山・蔵王、(他、途中から、磐梯・安達太良、米沢・福島市街)。

昨日の一切経山から家形山、デコボコ尾根縦走の山々・東吾妻山もよく見える。平野部は雲海。北関東の自宅へ電話。電波が心細いので、手を伸ばして大声で必要事項のみ連絡。弥兵衛平の広大な湿原・明月荘もここからも確認できる。

木々の紅葉は、まだ早めながらも、青空に映える湿原の草紅葉がメインで、縁取りに針葉樹の緑に、潅木の赤黄橙が混ざる散らし寿司の色合い。紅葉した赤い葉に埋もれるかのように、遅咲きのチングルマの花二輪。

小湿原、縦走路分岐から短い木道をたどり、大倉新道入り。グジュグジュの湿原トラバース、沢沿いの急下降。沢の渡渉も多いが、晴天で水も少なく、乾いた苔石でも滑らず、快調に下降。沢から離れオオシラビソ針葉樹林帯の道。大きなミズバショウの葉が道の真ん中にどんと鎮座する泥濘が多い。

三回目の通過なので迷うほどでは無い。開けた大倉深沢も飛び石伝いに無事渡渉。緩く巻く小湿原の日陰で休憩。ナナカマドがようやく色づき始め。エゾリンドウ・アブラガヤ多し。

吾妻連峰にグルリ囲まれた鍋底・高層湿原、谷地平湿原(ミイラのウメバチソウ、リンドウ)木道がす~っと続く。渡る風も爽快、黄金色の箱庭・静かな湿原、気持ちが良い。一段下がり、数回源流の渡渉、アザミ・ヤマハハコが残る。

AM10:10-10:50出入り口の扉が開いている無人の谷地平避難小屋、高床式三角小屋にて早目の昼食。薬味長葱入りラーメンとコーヒー。今日も同行程・同スピードの長靴ペアはここで先行・お別れ。

姥沢の水量も少なく飛び石伝いに渡渉。ゆっくり姥が原まで針葉樹・シャクナゲ、アスナロ根っこの、渋い登り。小沢の渡渉数回あり。ようやくキノコ山行らしく、中毒事件で、要注意のスギヒラタケを二ヶ所で採取。人には薦められないが、昨日の高校山岳部がピンピンしているので大丈夫だろう。

PM0:10、まだまだ青空の多い姥が原着。広場にコース案内の看板・指導標・ベンチ。石仏・姥様に赤いチョッキがかけられている。ここからはハイキングコース、ハイカーの姿多し。鎌沼が青く光る。途中休憩を交え、のんびり歩く。無風快晴・丁度良い天気。
PM0:45姥が原端から浄土平へ向かう下降道沿いの紅葉、今回の山行で一番赤く綺麗。オヤマソバも花よりも存在感のある橙色の紅葉。

上空の雲に隠されそうな吾妻小富士・浄土平・スカイラインが見えてくる。降り立った浄土平の端、足元の苔も、明るいも黄緑・鮮やかな赤と楽しませるてくれる。車道脇の立ち木の奥に、黄色い花のハンゴンソウが群生。まだまだ、浄土平付近の本格的な紅葉見頃は、1ー2週間先だろう。
PM1:25駐車場着。

帰路は猪苗代へ抜ける。紅葉のかけらも無いスカイライン。帰路を急ぎ、温泉入浴時間は取れず。下道に渋滞無く、モータボートが白い波を立てる猪苗代湖・田んぼは黄金色の草紅葉。猪苗代・湖南町、山越え、天栄村の道の駅にて新米ヒトメボレ・手作り刺身こんにゃく・ピーマン購入。白河から高速、夜、無事帰宅。

この記事へのコメント

2006年09月28日 18:10
いつか西と東を縦走したいと思っていたのですが、車ですとちょっと大変なんですよね。この周回ルートもありかななんて思ってました。
テントミータカ
2006年09月28日 18:29
sanae様
いつもコメント戴き有難うございます。
私もマイカー登山ですから、パズルみたいにこの界隈、頭をひねってウロウロしています。
 sanae隊なら大丈夫。初回の時(五月末)、テントミータカの初吾妻は、浄土平から尾根コースで一気に西吾妻小屋泊、翌日、東大巓まで戻り、谷地平経由で浄土平へ戻りました(アホかもしれない・・・)。
 西大巓はその年の秋、白布峠から西吾妻小屋泊・往復で、分割ですが繋げました。
2006年09月28日 20:35
みっかっちゃった!!!長靴隊のKYAZUです。ちょいちょいのぞかせていただいておりましたがまさかテントミータカさんとは・・・。その節は失礼いたしました。またどこかの山でお会いできる日を楽しみにしております、ではまた。
テントミータカ
2006年09月28日 20:54
KYAZU様
コメント戴き有難うございます。
実物のテントミータカ、気さくで庶民的でしょう(笑)?
最初、KYAZU様のお姿をお見かけした時、長靴・GPSで健脚・・・、小屋で「新潟」山好き・・・、タダモンではないな~と(笑)。阿賀の兄ちゃん宅で、コメントを見てご連絡差し上げました。長靴山行・・・かっくいいです~。