4/21福島・奥会津・只見町のマッターホルン「蒲生岳」山行記、詳細


福島・只見のマッターホルンとも言われるトンガリ山、「駅から登山」も容易な「蒲生岳」を歩いてきました。

只見町観光まちづくり協会のHPは こちら

速報記事は こちら

前日4/20は隣、会津塩川から「笠倉山」日帰り、関連記事は こちら

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(ヤマケイ分県登山ガイドシリーズ・「福島県の山」より抜粋)

只見線会津蒲生駅のすぐ北側に点を突くように聳える蒲生岳は、地元では只見のマッターホルンと呼ばれている。厳冬期に見れば、まさにミニマッターホルンといえるほどの鋭い山容を只見川に映している。この蒲生岳に登山道が開かれたのは、近年昭和57年のこと。急斜面を一気に山頂に突き上げるルートは低い山と侮れない厳しさがあるが、山頂からの展望は素晴らしく、登高の汗に充分報いてくれる。・・・

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2007(H19)4/21(土)曇り

会津只見のマッターホルン蒲生岳。昨年のリベンジと踵の靴擦れの癒しを兼ね、久保登山口(二荒山神社)の上部ミニ周回往復、花一杯。登山口の人情に触れ、今日も静な貸切ハイク。


昨年、同時期「蒲生岳途中撤退記事」はこちら


(行程)
蒲生岳登山口駐車場、カタクリ公園―二荒山神社・夫婦松―鼻毛通し・蒲生岳山頂828m・女坂(西側岸壁コース)-カタクリ公園-駐車場

 前日の「笠倉山」ガンバリ山行で、両踵に靴擦れを作り、ヒリヒリと痛い。今日は昨年のリベンジを兼ねた初登頂の山「蒲生岳」。
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 蒲生岳登山口駐車場。お湯を沸かし、コーヒーとカップめんの朝食。地元の集会所建物に綺麗な「さわやかトイレ」も用意され、維持管理の募金協力箱も設定されている。
トイレで入り口に注意の張り紙「小蒲生登山口は残雪の為、経験者同行が望ましい」との注意書き。

 駐車場橋の、巨大な「蒲生岳登山案内板」、新道「小蒲生登山口」の記述もある。
これもよく見て、久保コース往復の上部ミニ周回にする。曇天とはいえ、まだ雲が高いので、なんとか天気はもつだろう。

 AM6:40出発。付近に他の登山者・車の影も無し。道すがらの幟・道標に従い、二荒山神社へは行かず「かたくり公園」を通過。沢山のカタクリ・キクザキイチゲが準備中。ここの見物は帰路にとっておき、先へ進む。
 昨年の付近の杉林は一面の積雪で、カタクリ公園があるとは夢にも思わなかった。
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尾根に取り付けば、赤味の強いヤマザクラが咲きほころぶ。
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 登山道脇や藪の中、カタクリ・マンサクと花々のお出迎え。眼下の蒲生集落はトタン屋根が青と赤。青が優勢となっている。
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 曇天ながらも遠望が利き、浅草岳・鬼ヶ面山が見え始める。登山道が露岩帯と変わるも、ステップが切ってあるので、積もった枯葉を払いつつ、快調に登る。
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太いロープもあるが三点確保の方がホールドが利いて安全に登れる。ストックの扱いに馴れていない人は、両手を開けていたほうが安心だろう。

AM7:30「夫婦松」通過、ここから松並木の尾根が続く。
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 赤味が強いイワナシの花が咲き乱れ、付近を見直すと芽ぶき前の潅木の下、イワナシ群生。松の根と露岩の急坂が続くが、昨年の経験があるので、「マツタケは取れないか?」とおもいつつ、緊張もなく登っていく。

 AM7:50「山頂まで300m」分岐通過。岩壁のトラバース、ステップとロープで岩場のトラバースも難なくクリア。
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AM8:00昨年、残雪で撤退したユキツバキの鎖場は、今年は雪の影も形も無く無事通過。
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葉が赤いイワウチワが咲き乱れる。
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 AM8:05憧れ?の「鼻毛通し」に寄り道。小さな石祠と説明の白い柱。説明文によると「洞の東側に生える松が丁度鼻毛に見える」からだそうな。昨年の難所をクリアし、感慨深く「鼻毛通し」の小広場で、暫し休憩。
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眼下の集落に朝の放送が流れる。


 AM8:10マルバマンサクの黄色い彩が目を引く東側の岩場に出ると・・・なるほど、確かに「鼻毛」に見える。
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 「鼻毛通し」の奥に只見ダム・横山、白い浅草岳・鬼ケ面山。「白鳥飛来地」にふさわしい、とうとうと緩やかな流れの只見川と、ワラビ園の茶色い山腹が左右に控える「鷲が倉山」、隣の目前が柴倉山。
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「風穴」通過。
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電車の音が聞こえ、只見線上下二本が通過していくのを眺める。二両編成のローカル線。

AM8:30山頂直下、最後の岩と松の急坂をグイグイよじ登る。
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 AM8:40「蒲生岳828m山頂」石祠と記帳所のある山頂は、予想外に大きな広場となっている。花の説明入り、写真で説明されたパノラマ看板。雲が多いけれど、大展望が広がる。今日も貸切の山頂で、のんびり休憩とする。
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 北方、目前のスラブの奥に笠倉山。只見のマッターホルンから只見のエベレストを見ていることになる訳だ。
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東方、ゆったりと蛇行する只見川と対岸の柴倉山・鷲が倉山。
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会津朝日岳・中の岳・越後駒ケ岳・毛猛岳・浅草岳。
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守門岳・粟が岳・矢筈岳
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 山頂広場の植生を観察すれば、マンサク・イワナシが満開、イワウチワも咲き乱れる。知らない人は、その山容からは想像もつかない花の山でもある。
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行動食パンとテルモス紅茶・果物。石祠に参拝、山頂記念写真、記帳ノートに記入。


 AM9:30ノンビリ過ごした山頂を後に、下山開始。只見川対岸の柴倉山を真正面に「西側岸壁コース」を選ぶ。
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 松と岩、直下降だが、「鼻毛通し」コースよりも足場がしっかりしていて歩きやすい。鎖場を過ぎれば、ここも露岩に松の尾根が見事で、松の枝振りを愛でることが出来る。
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AM10:00名前が面白い「家族松」着。「父・岳夫、母・かたは、長男・松夫、長女・さゆり」だそうな。
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 AM10:10「山頂まで300m」分岐に戻る。曇天と低気温で、付近のカタクリがようやく開き始めている。カタクリを愛でつつ下降する。
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 AM11:00カタクリ公園整備のおじさんと挨拶。他に一人、入山した人がいるそうな。おじさんの話によると「小蒲生口」のブナ林も素晴らしいそうな。

 会津蒲生駅をチョット見学。こじんまりとした無人駅の時刻表を見ると、一日3本・往復で6本の電車が通るらしい。
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民家の水仙とツクシ、クロッカスを眺め、少々の国道歩き。
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AM11:30駐車場に戻る。今にも泣き出しそうな、怪しい空模様。

 車の帰路は一般道の往路を忠実に戻る。旧南郷村・駒止トンネル手前の道の駅にてカレーラーメンセット(750円美味しい!)の昼食。そばハットウのお土産購入。
 たじま道の駅でコーヒーで眠気覚まし。完熟トマト購入。アカヤシオ咲き始め・桜満開の塩原温泉を通過。
 関東に出ると雲が高く、薄日も差す。明るいうちの帰宅。ラーメンに飽き、自宅で魚介類メインの夕食(殻つきホタテ。サザエ・ホッケの塩焼き)



この記事へのコメント

赤鬼
2007年04月25日 07:12
うーん、猛烈に行きたくなった。輝ジイージをそそのかして行かなくちゃ。
やっぱり春が良いのかな? おいら岩場が好きなんだ。不帰の瞼とか大キレットなんか嬉しくって鼻歌が(調子っぱずれ)出たもんなあ。
2007年04月25日 09:30
赤鬼様
いつもコメント戴き有難うございます。
今回のルート、真面目?に歩くと登り80分下り50分の山です。
花や展望をノンビリ楽しめますから、倍くらい、ゆっくり登るのも楽しいです。花は、これからユキツバキも咲き、六月のヒメサユリも良いようです。近々は赤色が濃いカタクリ群生がおススメです。
2007年04月25日 17:12
拝見しているだけでおなかいっぱいです(^o^)
ほんといい山歩きされてますよね~
もう歩きつくしたかと思いきや、久恋の山がまだまだいっぱいとは!
恐れ入りました(笑)
GWはどちらへ?(^^ゞ
2007年04月25日 22:16
sanae様
いつもコメント戴き有難うございます。
今の季節のこの地域、好きなんですよ。里山でも、迫力がありますし、花も綺麗。機会がありましたら、ぜひお出で下さい。
※GWは、新潟と北東北の予定です。(これもほぼ恒例・笑)
2007年04月26日 12:40
昨年10月1日の会山行で行ってきました。
標高もそれほどなく、行程も短い割りには鎖場があり、ちょっとしたスリルが味わえる山ですね。
その時に地元の方が新道が出来たとか言っていました。
秋の紅葉も良かったですが、その時、私は春のカタクリの群生も見事でしょうなぁ~と書いていました。
本当に見事ですね。
同じ山でも季節によって”顔”が随分と違いますね。
私も今度春に行ってみたいです。
2007年04月26日 21:04
ジィ~ジは、鬼さんと異なりBALANCE感覚悪く、(多分三半規管とカタツムリ管が悪い)こんな怖そうなところ気が引けるもんネ!
でも一度は登りたいです。ヤッパリ
2007年04月26日 21:10
いつもコメント戴き有難うございます。

noritan様
新道のブナ林が素晴らしいようですから、私も次はブナを愛でに、新道を絡めて歩きたいものです。

輝ジィ~ジ様
これも、ご縁です。ぜひ赤鬼様やお仲間とどうぞ、歩いてみて下さい。この山は事故がない山なんですよ!。
2011年08月20日 11:05
はじめまして
この山、前から気になっていました。
詳細なレポ 参考にさせて頂きます!
ありがとうございます。
2011年08月21日 12:30
谷山稜様、戴いたコメントの反映が遅れて失礼しました。ご訪問戴き有難うございます。
 2007年は気合を入れて記事アップしていましたので、詳細レポでお役に立ったようですね、残雪時期以外は簡単な岩山ですので、このレポも役立たずかとも思いますが、個人的に4月頃の蒲生岳・只見の山が好きなので(笑)。
 古い記事でも、こうしてコメントを戴くと励みになりますね、こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。