5/12-13、東北の山・宮城県、旗坂登山口からブナ林と残雪の船形山往復

H19.5.12-13、五年前の大和町内で車のアクシデントで中止したコース、今回はリベンジ。旗坂キャンプ場から升沢小屋経由の船形山。残雪のモノトーンでもブナ帯は見事で、鳥のさえずりも賑やか。山頂展望も月山・鳥海山・蔵王が見えれば文句なし。地元高校山岳部と賑やかに避難小屋泊の一泊二日行程。
※普通は日帰りで歩けます。なにせ、亀足のテントミータカ隊ですから・・・
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(参考ガイドブックより、山の紹介)

 船形連峰は、盟主船形山を中央にして放射状に支稜をめぐらし、その支稜上に数多くの峰々を抱く。低いながらも奥深い山域である。そこかしこに火山性の特殊地形が見られる。船形山は船を伏せたような山容からその名がついたといわれるが、それは宮城側からの呼称で、山形側では広く御所山の名で知られている。
 古くから信仰の山として登られているが、近年ブナ林伐採が進み、著しく樹林帯が損なわれた。しかし保護運動の実りで、ある程度ブナ林が確保された貴重な地域となっている。また、動植物も豊富で、それら後の出会いも期待できる。・・・



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2007(H19)5.12(土)薄曇り

(行程)大和町・旗坂キャンプ場~三光の宮~升沢避難小屋~船形山山頂~升沢避難小屋・泊


オオルリ・ヤマガラ・ウグイス・ウソ・ツツドリ・コガラ・ソジュウカラ・ミソサザイ・コルリ等々、山中、鳥のさえずりが絶えず。

大和町・旗坂登山口は、紙付の水洗トイレ・立派な案内板・登山者カード記入所完備。広い駐車場、先着5台。風が強いので、車中で朝食のお湯を沸かす。
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リスの絵の山火事防止看板・熊注意看板

AM7:55標高590m駐車場出発、タムシバ・オオカメノキ、咲き始め。

AM8:00県立自然公園・船形連峰・升沢コース「船形山登山道」30番標識。「三光の宮まで4.0K」。

ブヨに閉口し、虫除け剤使用。

新緑のブナ・イヌブナ・ミズナラの森の中へ、大きくジグザグ道。
自転車も通れそうな広々とした登山道。古くからの表参道だそうな。

タチツボスミレ、散見
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AM8:30標高700m、太いブナの幹に赤丸白抜き文字の28番標識

AM8:40旗坂平「山頂まで6.7キロ、旗坂キャンプ場まで0.8キロ」

笹とブナ巨木の緩い坂

AM9:00標高820m「一群平(ひとむらだいら)」「山頂まで6.0キロ、旗坂キャンプ場まで1.5キロ」

登山道中央木の根元にウスバサイシン、今年初めてのお目見え
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ブナの新緑も柔らかい萌黄色と変わる。雪が出てきた。

白いオウレンが道端に咲く。この付近はシロヤシオツツジも咲くそうな。

22番標識 ショウジョウバカマとオウレンのセット
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緩やかな針葉樹混じりのトラバース道

AM9:40鳴清水(なるしみず)21番標識
「山頂まで4.8キロ、旗坂キャンプ場まで2.7キロ」

AM9:45標高1000m、萌黄色の芽ぶきも薄くなり、モノトーンの世界へ変わる
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AM9:50本格的な積雪の山肌・登山道19番標識。咲いたばかりのショウジョウバカマ。

見事なブナ林が広がる。さすがブナ帯で有名な船形山。

AM10:10、18番標識。雪面トラバースもテープ類完備で迷うことも無い

AM10:45標高1175m松と露岩のピークに立ち寄る。日本庭園のような木立。
泉が岳・麓の展望がいい「三光宮」は、月日星・御幣の刻まれた石碑。

ここへ立ち寄るのも今回の大きな楽しみだった。
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登山道へ戻る。

「山頂へ1.8キロ」古い板の表示分岐

残雪も薄くなっているので、藪がやや煩いが歩行に支障なし。

付近のタムシバの花芽も、まだまだ蕾がネコヤナギ状態

AM11:30標高1230m 11番標識「不動岩」通過

マンサクの花
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9番標識通過、船形山山頂部小屋が見えてきた。升沢避難小屋も近い。

AM11:55標高1230m、8番標識も付けられている、鐘のある宿泊定員10名の升沢避難小屋着。
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室内で昼食休憩。外の雪原で5・6人休憩。

PM1:00軽装で、升沢避難小屋発。山頂をめざす。小屋前広場に「山頂まで1.7キロ」標識

裏手の沢はスノーブリッジで難なく通過、
歩き始めは雪の下に水音が聞こえ心もとなかったがすぐに音もなくなり、千畳敷まで雪の詰まった緩やかな谷を詰める。

「象の鼻」のようなブナ幹のオブジェ。
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PM1:30標高1355m4番標識

泉が岳・後白髪山、小屋、ぐんぐん展望が広がる。曇天が残念、立派な山頂小屋が見える。
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PM1:45標高1430m千畳敷分岐
「山頂まで0.7キロ、泉が岳まで15.5キロ、後白髪まで4.5キロ」標識

PM2:00船形連峰が良く見える。ハイマツが出てくる。観音寺コース(山形側)分岐通過。
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PM2:10無人の船形山山頂1500.2m。木の祠有り。ミヤマキンバイの芽、コメバツツジの芽。

山頂からの展望、古川・仙台・山形市街。飯豊・大朝日、月山、鳥海山、蔵王、面白山、大東岳。
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PM2:17-2:30山頂小屋内で休憩。8箇所の自治体管理の小屋。室内温度4度を表示。

休憩、体が冷え切らないうちに小屋を出発。

ツツジの潅木、芽ぶきが赤い。道端のヒメイチゲ・キクザキイチゲ・イワナシは蕾。
蛇が岳の稜線に人影が見える。

雪の斜面はグリセード。

PM3:12標高1240m、升沢避難小屋着

小屋から山頂登り1:10下り0:30だった。

無人の小屋内、トイレの臭いが充満している。窓を開け、換気。小屋ノートに記入。

記録によると、毎週地元の山岳会、定期的に小屋の管理に来ている様子。

PM5:30長倉尾根経由(15.5キロ)地元高校山岳部7名入場、同泊となる。
計9人泊、小屋泊定員。

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2007(H19)5.13(日)曇りのち雨

(行程)大和町・旗坂キャンプ場~三光の宮~升沢避難小屋(復路)


AM6:23出がけに「安全登山・船形の鐘」を鳴らし、一晩お世話になった升沢小屋を出発。

船形山山頂部に別れを告げる。マンサクの花撮影。
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AM7:05「不動岩」通過。

AM7:30標高1220m「三光宮」通過。

オオカメノキの芽ぶき、近鉄バッファローズ

AM7:45標高1225m15番標識通過
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モノトーンの見事なブナ帯に入る

オオカメノキの芽ぶき、中から緑の葉
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日帰りハイカー達と交差が始まる。AM8:00標高1130m、18番標識通過

カエデの瑞々しい黄緑の芽ぶき。マイヅルソウ蕾、ヒメイチゲの花

AM8:25ブナ林萌黄色復活・残雪に黄緑の世界

雪もなくなり一面黄緑のブナ林

タムシバ・オオカメノキ・・タチツボスミレ・ミツバツツジ咲き始め
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雨がポツポツ降るも、すぐに止む。

面白い造形のブナの幹。ブナ帯の緑のシャワー
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タチツボスミレと再会

ミズナラの太い幹に昨年の蝉のヌケガラ

AM9:25、30番登山口着

AM9:30標高615m駐車場着。

待っていたかのように、本降りの雨。駐車場、車多し15台程度

本日25人程と交差

雨降りの中、そこそこに荷物をまとめ、一般道にて帰路に着く。夕方無事帰宅。

※車の燃費リッター19キロにたまげる!

この記事へのコメント

2007年05月15日 13:43
ミータカさん こんにちは!
 ミータカさんのブログは、春になったり冬になったりと季節が行ったり来たりですね。きれいな花の写真を見たと思ったらモノトーンのブナ林。
それでも確実に春ですね。下界はとんでもない暑さの日もあり夏と間違うこともありますが。
ミータカさんはお花だけでなく、小鳥や樹木にも詳しいのですね。
小鳥の声や樹木の名前が分かったら山歩きがもっと楽しいだろうなと思いつつ一向に覚えられません。
1つ前の記事にシマヘビの写真がありましたが、蛇は横にくねるだけかと思っていましたが、穴があると縦にもくねるのですね。勉強になりました。
2007年05月15日 15:10
甘納豆様
早速のコメントを戴き、有難うございます。

 出発直前の入浴中に浮かんだ、今回の行き先で。それでなければ、新潟行きでしたね。暑くなってきました。これからは避暑を兼ね、泊りの時は残雪の山です。
 鳥は、鳴声と名前の同定にイマイチ自信がないのですが、目前でオオルリやルリビタキが木に留まって綺麗な姿を見れば、嫌でも興味が湧きますね。奥胎内もアカショウビンの名所ですね。

>シマヘビの写真がありましたが、蛇は横にくねるだけかと思っていましたが、穴があると縦にもくねるのですね。

わっ、私も今気がつきました。なるほど!!!
2007年05月15日 18:31
こんにちわ!
週末は山形にいらしたんですね。
土曜、朝日岳狙いで行ってきましたが不調おやぢペアは大荒沢岳手前鞍部で強風・装備不足・時間切れにて撤退して参りました。
収穫はカタクリロードのちょと早いカタクリと山ツツジなどが綺麗でしたよw
下山直後雨だったのですが、そちらは遅れて日曜に雨だったのですね。
2007年05月15日 23:32
こんにちは!
モノトーンと新緑の両方のブナ林を楽しんでこられたのですね!
どちらも綺麗です。
曇り空ながら月山も鳥海山も確認できたのは、
ラッキーだったのでは?
2007年05月16日 20:32
秋田のやまおやぢ様
いつもコメント戴き有難うございます。

船形山は山形の柳沢小屋コースで数回山頂まで行っているのですが、宮城側からは未踏で、三月に泉が岳からの長倉尾根を歩こうとして挫折した悲しい思い出があります。登山口まで行くのに大都会の仙台市街を通過するのがちょっと苦手なんですよ(山形市街を通過するのは、さすけないです、ハイ)。こちらでは、登山口のカタクリは実になっていました。
あ~っ、貝沢野、行きたいな~。

・・・と、ここで、NTTフレッツがダウンしてしまいました。治ってよかった!!

mikko様
写真をお褒め戴き、有難うございます。
>ラッキーだったのでは?
道中、雨に降り込められなかっただけで、そりゃもう、ラッキーでした。(満足度のハードル、低いんですよ・笑)
2007年05月16日 21:31
ジィ~ジの記憶が正しければ、この山域たしか我が仲間の山いろいろ氏詳しい筈。何時の日か 彼に案内乞うて見ようかな!
それにしてもミーさん分らない山ってあり~の?
まさに歩く辞書ですね!!
2007年05月17日 12:49
輝ジィ~ジ様
いつもコメント戴き有難うございます。

仙台からの山歩きだと、大東岳や船形山・蔵王は裏山感覚でしょうね、多分。
>それにしてもミーさん分らない山ってあり~の?

ハイ!、面白山界隈とか雁戸山・笹谷峠界隈、まだ未踏なんですよ。新潟・東北の山でも、行きたい未踏の山が沢山あります。
まゆ太
2007年05月19日 11:06
船形山ですかー。テントミータカさんのレポはほんと勉強になります。
面白山は山寺から見えて気になりました。
蔵王連峰もだいぶ雪がないのですね。
日帰りの山は1泊で・・って、そのスタイルわたしも好きです。
なかなか時間に余裕がなくてできないのですけどね。
山で朝を迎えるっていいですよね。
2007年05月21日 11:17
まゆ太様
いつもコメント戴き有難うございます。

 船形山はこれまで数回行っていますが、調べると、色々なルートが取れ、ブナ帯や山麓の自然を含め、良い山域だと思います。泉が岳からの縦走コースがいわゆる長倉尾根で歩き応えのあるルートですが、近年、元気がなくなって、これが無理になりました(笑)。後白髭山~定義への道も歩きたいし、あ~体力がついていかない。

 今は鳥の繁殖期なので、山中泊の朝、鳥の声で目覚めるのが嬉しいですね。