8/24-27、(8/24雪倉鉱山道)雪倉岳・朝日岳、花と展望の山行記

2007(H19)8.24-27…お花一杯定番コース、まだまだ花も沢山、展望も良し。蓮華温泉から雪倉鉱山道(山麓道)・雪倉岳・朝日岳・五輪尾根に照葉の池もつけましょう。

速報・トラブル記事は コチラ

二年前の同時期の参考記事は コチラ


前夜発、未明にたどり着いた蓮華温泉駐車場。しばしの仮眠。

2007(H19)8.24(金)晴れ
蓮華温泉―雪倉鉱山(山麓道)・三国境・白馬岳テント場

※雪倉鉱山道途中から三国境を見上げる
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朝、歩き出す人々や駐車場へ乗り込む車の賑わいで目覚める。
残雪も見える雪倉・朝日の稜線。こちらも手早く朝食を済ませ、準備。

AM6:50標高1475m蓮華温泉駐車場出発。
三国境まで、白馬大池経由より静かな雪倉岳の東山腹を瀬戸川沿いに登る、昔の鉱山道を選択。
蓮華温泉、トリカブト・ゲンノショウコ・ウドの花。

林道を進み、キャンプ場脇遊歩道から木道を伝って蓮華の森分岐点。
真新しい道標もある。

ひし形の古い看板が立木に打ち付けてある左の道をとって、尾根ひだをいくつも巻きつつ数本の沢をまたぐ。
左へ左へと回り込んでいく。ブナの巨木が気持ちよい森。

オクモミジハグマ・ガクアジサイ、苔むした沢数回横断。

蓮華ノ森自然歩道(滝見尾根から兵馬ノ平に至る一周コース)かもしか展望台の遊歩道との分岐。

展望台のガレ場、アヤメ平や兵馬の平の湿原や五輪尾根が見えるところ。

チョウジギク、イワショウブ・コゴメグサ残り花・ウメバチソウが群生した花畑。
キンコウカは実。湿地はオニシオガマ。

谷の迫った瀬戸川上部の清流を右下に見下ろすところに出る。
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足場の不安定なザラついた斜面を注意して河原に降りる。
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下りついたところの左手は蛇紋岩の大ガレ。落石に注意しながら、少し河原を遡る。
ウメバチソウ・コゴメグサ・赤マムシの子供

瀬戸川を左岸に渡る。今年も無事、木の橋がかかり、難なく渡れる。
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渡り終えたすぐ上が精錬所跡で、かつては機械類も残っていたとの事であるが、今はその場所も崩壊し、流れに洗われてしまって解らない。

対岸の草地にて休憩、主稜線まで遥かに遠く見上げる。ここまで登山口から標高は上がっていない。
オニシモツケ・シナノナデシコ・ウメバチソウ花がポツポツ。

あとは緊張する所も無く、左岸の潅木帯にジグザグを繰り返しつつ登って行く。

アキノキリンソウ満開の通い慣れた道、誰にも会わず、のんびりと山麓道を巡っていく。

鉱山道は道幅広く、ジグザグ緩やかな道のり、大荷物の身には歩き易い。キヌガサソウの実。

                      綺麗なミヤマダイモンジソウ
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                          のっし、のっしヒキガエル
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ミヤマシシウド・ミソガワソウ咲く、枯れ沢沿いの登山道、緑のキヌガサソウの花残る。
コップ洗いのブラシのようなサラシナショウマの花。

シラカンバの多い明るい尾根道が続く。尾根を西側に乗越し、涸沢に入る。
15分ほどその窪みを行くが、ふたたび尾根に戻ってその東側にでる。

高度が上がるにつれ、陽射しがきつく汗が滴る。渡る風は涼しい。

日焼け止めを塗り、水分補給、道端での小休止を繰り返す。

藪の中をジグザグに登り、尾根ひだを回りこむ。

このあたりが尾根の鼻を巻くところで左手に踏み跡があり、蓮華展望台に出る。

広葉樹が、コメツガ・トウヒ混じりとなる。

アキノキリンソウで彩られた森林帯の登山道が延々と続く。
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三国境が見えてきた

木陰の多い山腹さらに枝尾根をもう少し巻いていくと、鉱山事務所跡。休憩。

早く色づいたナナカマドの葉・トモエシオガマ・コゴメグサ
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雪倉岳の巨腹が圧倒せんばかりに広がっている。昔はここから道が雪倉岳山頂に向かって登っていたという。

道は左に回りこむようにシノダケの原に出る。背景は蓮華岳の岩壁が迫る、高天原・別天地が現れる。

サラシナショウマ・マルバタケブキ・トリカブト・アザミの花の斜面。カンチコウゾリナ・ハクサンシャジンもでてくる。


                「神の田圃」登山道がハクサンフウロ花畑。
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池と新品の道標の前で、暫し撮影タイム。
ハクサンフウロ・アキノキリンソウ・サラシナショウマ・トリカブト・ミソガワソウ・セリ科の花。

草の浮かんだ池を左に見送り、高現状の開けた台地を進む。
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二・三の沢を横切る。

道は瀬戸川を見下ろすところにでる。二年前のクマの雪渓が見える。
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                              トリカブト
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                             タイツリオウギ
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オタカラコウ・オニシモツケ

比丘尼飯場跡(江戸時代蓮華鉱山の現場へ比丘尼・一種の遊女を入れたもの)。
茶碗のかけらや鉱石などが現存していて廃坑跡とも言われている。

ミヤマシシウド・ミソガワソウ・サワアザミ・ハクサンシャジンの斜面

苔むした湧き水の小沢にて、パン・行動食と水。雪倉上の沢の雪渓を渡って、対岸の斜面に取り付く。

花一杯の山肌の登り。

                             カライトソウ
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                           ユキクラトウイチソウ
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タカネトウイチソウ・ハクサンシャジン・トリカブト・キンポウゲ・シナノキンバイ・サラシナショウマ。ヨツバシオガマ・アカバナ・エゾシオガマ・ミヤマハタザオ。ミヤマキンポウゲ・ウサギギク残り花・クルマユリ一輪・テガタチドリ・ミヤマシシウド・シナノキンバイ終わりかけの花・ミソガワソウ。黄色白ニガナ。花の丘巡り。


                             クロトウヒレン
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写真撮りが忙しく、歩行速度落ちる。ミヤマアケボノソウ咲き始め。

塩谷精錬所跡直下の雪渓沢・雲の中から白馬大池の丘が見える


小尾根を乗り越して小さい湿原と続く黒いガレを横切る。
やや急な登りとなって梯子のかかる小沢を渡りきり、その右岸のブッシュ帯をジグザグに登りきる。

ユキクラトウウチソウ・カンチコウゾリナ・クロトウヒレン・ミヤマアキノキリンソウの道

ガレ場の急坂を登りきり、急な泥溝と剥げた小平地「塩谷精錬所跡」道標。

赤茶けた精錬貸すが散乱している。 雪倉岳、上空に雲が浮かぶ。目前に蓮華岳の岩壁も迫る。来し方を見下ろすと、神の田と巻き道が見える。

暫く休憩後、先へ進む。


先は広い湿地性草原の起伏する斜面となり、お花畑の連続。草原中を冷たい水が縦横に流れている。

洗顔、高度が上がるに連れ、草原と湧き水の細々とした登山道。

タカネトウイチソウ・カライトソウ・ミヤマアケボノソウ・ユキクラトウイチソウ・ウサギギク・花多く青空で暑い陽射し。

                    二股の蕾のユキクラトウウチソウ
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                            チングルマの果穂
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                            ミヤマアズマギク
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ユキクラトウイチソウイワショウブ・タカネナデシコ・ハクサンシャジン・ミヤマミミナグサ

PM2:00標高2315mザレ場の丘端に着く。

緑のナナカマド前景に雪倉岳の大きな山容をお供に、標高を上げていく。
左上方の源流帯の青黒いザクを目印に進む。

左、蓮華の大岩壁も眼下となり、稜線が近付きつつも、ザレ場歩きが長い。

カライトソウ・イブキジャコウソウ・クモマミミナグサ・イワショウブ・タカネマツムシソウ
花の終わったミヤマシモツケの赤い茎が目立つ。

展望もまずまず。海谷山塊・雨飾山・鉾が岳権現岳、火打山方面は雲の中


                              小蓮華岳
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                               雪倉岳
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右脇の鉢が岳中腹の登山道と水平高度となり、登山者の姿確認。

ハイマツとザレ場の中の判り難い登山道、赤ペンキ頼りに徐々に高度上げていく。

左上方の源流帯の青黒いザクを目印に進み、さらにその上のピラミッド状の青いザクの頂点めがけて登る。
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あとはハイマツと白いザクの斜面が国境主稜線までつづいている。
このあたり植被階状土が観察できる。

タカネナデシコ・タカネツメクサ・ハクサンシャジン・葉のムシトリスミレ・ユキワリソウ
コマクサ・タカネシオガマ残り花・ミヤマムラサキおしまい。

縦走路と合流。鉢ガ岳南鞍部から少し三国境側へ登ったところ。


十日前の三国境と白馬テント場の詳細記事は コチラ

PM4:45白馬岳頂上宿舎テント場着。焼肉・コーヒーの夕食、早々に就寝。


翌日の記事は コチラ



この記事へのコメント

2007年08月30日 17:17
ついこの前、白馬贅沢テント泊の記事見たばかりで、またもや白馬界隈の連泊。\(◎o◎)/!
鉱山道は以前相方と一度だけ、朝日からの下りに歩きました。
ミーさんの経験の深さには二の句が告げません!!!!

2007年08月30日 18:07
輝ジィ~ジ様、いつもコメント戴き有難うございます。
 さすが輝ジィ~ジ隊、ここを歩かれていましたか。谷底を歩くコースですが、静かでいい所ですよね。今回は熊に会いませんでしたが、陽当たりの良い岩で昼寝中の赤マムシの子供を見られましたが・・・・残念、コンデジのメディアと共に画像が消えてしまいました。