12/16栃木・岩船山から馬不入山(うまいらずやま)、駅からハイキング

リハビリ里山巡り第三週二日目。栃木県岩舟町・採石跡の岸壁の岩船山(いわひねやま)と馬不入山(うまいらずやま)。
山看板に野兎にサシバ、木の実もたくさん見られ、道中の不法投棄ゴミの山に幻滅と、バラエティ溢れる一日ハイキング



♪(NHK「小さな旅」テーマソング)チャララン、チャララン、チャラ~ララララン・・・


               岩舟石の壁にピラカンサ
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(山渓ウイークエンドハイク記事より)
 東武日光線で日光方面へ向かうと、栃木市の手前で左手に近づくピークは太平山。左奥には、より高い晃石山(てるいしやま)が望まれる。一方、JR両毛線岩舟駅の北側には、石切場跡の岸壁をそばたたせて、特異な姿の岩船山。馬不入山(うまいらずやま)は、晃石山と岩船山を結ぶ尾根の中間に位置し、奥まっているだけに目立たない。
 しかし、こじんまりした山頂は明るく開け、頂上に高勝寺を祭る岩船山とあわせて訪ねれば、小味の利いたハイキングが楽しめる・・・
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2007(H19).12.8(日)晴れ

コース:
岩舟駅-岩船山(表参道)高勝寺 登り25分/下り20分→鷲巣集落→鷲神社→馬不入山→鷲神社→鷲巣集落(裏参道)→高勝寺・岩船山山頂三角点→(表参道)・中間道→石の資料館→岩舟駅

のどかな休日の朝、岩舟町に向かう。JR両毛線 岩舟駅そばの兜山公園に駐車。

AM9:47標高35m、駐車地点出発。
快晴の空、車の通行もまばらな駅前界隈。両毛線電車が走る。
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「岩舟石の小さな資料館」
「見学無料」の文字に、資料館の扉から少し中を覗き、感じのよい資料館見学を山行後の楽しみに、駅に向かう。
※資料館に岩船山の概念パンフレットがあり、山行前に、予備知識を仕入れると、より一層充実したハイキングを楽しめるでしょう。
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AM9:49小さな無人駅・岩舟駅には「関東ふれあいの道・稜線をたどるみち」太平山から岩船山・岩舟駅のコース案内板もある。
綺麗なトイレを借り、持参の資料通り、表参道へと進む。

AM10:00標高30m岩舟駅から200m、線路に平行する車道を西(前橋方面)に進み、角を右折、登山口。
「岩舟駅0.2キロ/馬不入山3.3キロ」標識、「岩船山周辺案内図」看板。

岩舟駅周辺にある駐車場は兜山公園のほかに、参詣者用として駅の西側など、無料・有料の駐車場がいくつかある。

採石跡の山肌を見上げながら、「岩船山」御影石の表参道入り。

※岩船山の山中、アチコチに採石場があります。
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「糸きり団子」日の出食堂の店番おばあさんに軽く会釈をして、奥まった先に石段が続く。
垂直に切れ落ちた岩壁を見ながら、長い石段を登ることになる。

落ち葉が豊富、六百段余の石段両脇は、彼岸花の葉が青々と茂る。
石段の石は「岩舟石」、中央部の手すりの岩は「花崗岩」。
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AM10:15標高100m石段中間部の東屋・案内板。すぐそばが採石現場の岩壁
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「岩船山自然保全地域案内板」に、オオバイヌツゲ・ツメレンゲ・チョウゲンボウの記述。


六地蔵・地蔵堂に参拝。
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この間にも、参道石段は数人の散歩の人が交差。

石段が終われば、南に開けたパノラマ看板・展望台(山頂にあらず)。
展望台にはトイレがある。

ここまでで駅前から100mほど登ったことになる。

伽藍をむすぶ苔むした石畳。植え込みのサザンカの花・モミジが綺麗。
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立派な仁王門がでてくる。
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AM10:30標高135m仁王門(標高約 135m)をくぐり「岩船山高勝寺」に参拝。
堂宇や大仏が並ぶ境内。

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岩船山高勝寺について
 高勝寺は関東の高野山とか善光寺とかいわれ、子育てや安産の信仰として岩船地蔵尊の名で知られる。8世紀にさかのぼる宝亀8年(775年)開山と伝えられる天台宗の寺院。山頂一帯が栃木県指定文化財の山門・岩舟町指定の大仏と灯篭、三重塔などが配されている。仁王門の建立は1730年。「血の池」他、いろいろ見所もあるので、ここだけの観光でもそこそこ楽しめよう。
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仁王門のすこし手前で左折して、三重塔を見物。
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この裏手に山頂に続く道があるのを知らず、、帰路に裏参道からふたたび登りなおす事になる。

事前によく確認していれば、三重塔の裏手へ進み、岩壁上の展望台に出て山頂登頂。
標高170mあまりの絶壁から、雄大な関東平野を見渡し、みかも山が間近に望むはずだった。

馬不入山へは裏参道から向かったほうが早いが、岩船山自体が小さいし日当たりの良い表参道から「石の資料館」脇に出て馬不入山へ向かう資料どおりの行程なので、忠実にそれに従う。

表参道石段石段を下る途中、AM10:52中腹の東屋・案内板の大広場。

ここから左へ岩船山の山裾を巻くように舗装道路をたどる。
「まむし注意の看板」。車道を石の資料館方面へ下る訳だ。

どうってことのない平凡な道に思えたが、ノンビリした歩行のおかげで見るものが多い。
ヤブコウジ・オナガ・ヒヨドリなど。

            タンキリマメ(マメ科:赤い殻に黒い実つる性)
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茶色のノウサギと接近遭遇、久しぶりにウサギを見て嬉しくなる。
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AM11:05「石の資料館」前着。

ここから東側の山裾、畑や民家の裏手をたどっていく。
分岐もあるが、ほぼ角ごとに標識があり、迷う心配は無い。

町道歩きも冷たい強風が吹き荒れ、手袋・目出し帽・ヤッケが必要。

農家の庭先にガチョウ・茶色の鶏がいて、髭の豊かなヤギを間近に眺める。
ふり返れば、岩で刻まれた岩船山が見える。
民家が途切れると、まっすぐに目前の山懐に入っていく車道歩きが続く。
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                    ムラサキシキブの実
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                       クサギの実
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道端の雑木林、木の実が最後の彩で、車道歩きを慰めてくれる。

不法投棄のゴミがぐんと増え、とても見苦しい。

このコース数個ある溜池の、もっとも大きな溜池が現れる。
二つ目の池には「釣り禁止」の表記。

立ち入り禁止の採石現場脇通過、すぐ先右側、車道に平行して参道のある「鷲神社」。

AM11:45標高60m「鷲神社」に参拝後、左手踏跡から脇の車道に戻る。
「鷲神社」先で、標識に従って車道から左折して小道に分け入る。

ここも不法投棄の粗大ゴミ類が散乱している。
「なにが関東ふれあいの道か・・」暗い気分で歩道沿いのゴミ群を眺め、先へ進む。
湿った小道をダラダラ登ると、三つ目の溜池が林の中に現れる。

AM12:00標高80m広域農道手前の雑木林溜め池の脇。
山道の途中、豊富な落ち葉の中に隠れる栗のイガに注意し、腰をおろし行動食の休憩。

すぐ先が「関東ふれあいのみち」石標柱、「岩舟駅2.1キロ」標識の分岐。
階段を登り車道(広域農道)に出れば、道の向こう側、馬不入山の登山口(標高約 95m)が見える。

交通の多い車道を突っ切り、目前の馬不入山の登山口「岩舟駅2.1キロ/馬不入山1.2キロ」標識。
以前は登山口に2・3台駐車できた様子も、今は杭とロープで閉鎖中。
ゴミ不法投棄防止策なのだろう。

ゴミ散乱の里道から、登山道の山に入り、気分が落ち着く。

AM12:15標高130m丸い纏リス看板。
ヤブコウジの赤い実・緑の葉。いきなりまっすぐ伸びる丸太の階段が150段ほど続く。
尾根に出たところに送電線の鉄塔。

標高195mのコブまで100段の階段が二ヶ所あり、さらに255m峰まで200段が一ヶ所ある。
雨後の滑りやすいときには助かる。

初冬モノトーン山とはいえ、コナラやヤマザクラなどの雑木林は、植林の影もなく明るく気持ちがよい。

AM12:30標高230m「岩舟駅2.7キロ/馬不入山0.6キロ」標識通過。

いったん下り、幅広い尾根鞍部にオオバジャノヒゲ群生

                         ヤブコウジ
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AM12:45標高255m「岩舟駅3.0キロ/馬不入山0.3キロ」の道標を越え、また少し下る。
小さなコブに登り着くと、ようやく馬不入山のピークが望まれる。
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最後の急坂。

山頂部の方がキツイ斜面なのに階段はなく豊富な落ち葉で足元が不安定。

急登が終わり、山頂の標識が見える。

PM0:54標高345.2m三等三角点の馬不入山山頂、ベンチふたつ設置。
十数人で満員になるほどに狭いが、山頂らしいたたずまいが好ましい。
近年、山頂西側が少し切り払われ見晴らせるようになった。

すぐ隣に大明神山、向うに諏訪岳、みかも山方面の展望が得られ、少し北に入ると、晃石山。
霞みがちながらも白い富士山が独特のシンメトリーで浮かぶ。
秩父・浅間・榛名・赤城・太田金山・昨日の大小山・古河タワー・遊水地。
馬不入山のあたりは、峠越えの通路に使われた昔々、馬も通りにくい難所だったとか、山名由来の看板。

主目的の山看板「美しい山」「鹿」二枚 を確認。

大明神山への尾根道入り口に三部咲きのヤマツツジの花一株。
山頂で10分程休憩。

風が強いので復路を戻り、途中の風の弱い場所で炊事することに決め、山頂を後にする。

PM1:40-2:10 、255m峰先、登山道脇の緩い斜面で素ラーメンの昼食。
朝食中に12人のハイカー団体様の通過。
コーヒーつきの食事も済み、荷物をまとめ鷹巣集落・岩船山へ戻る。
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PM2:10広域農道
PM2:15標高85m鷲神社脇の車道、ガマズミの実を撮影。
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鷲神社参道口、採石現場脇、溜め池の草薮からヤマドリ三匹飛び立つ。
砕石現場の立ち入り禁止のヤマドリ?キジの絵はダテではなかった。

PM2:30標高40m、鷲巣集落は麦畑・田んぼに民家が点在し、のどかな雰囲気が漂う。
青空に白い雲、麦畑の道端から馬不入山を写真撮影。
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岩船山裏参道を登る。裏参道の車道は、かなりの急坂。途中途中、採石跡の広場がある。
車道の路肩、自然薯の葉が青々としている。
境内までの裏参道車道歩き、とうとう通行車にあわず。

再び、岩船山高勝寺境内。
まっすぐ三重塔の裏手参道へ進み、石仏を見ながらさらに登りつめると卒塔婆の林。
その先が広場でベンチもある。
その奥まった山頂、PM3:02岩船町を見下ろす断崖展望台に出る。

立ち入り禁止の有刺鉄線奥の岩壁端、地理調査所の三角点172.7m の標識。
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自己責任で北の藪から入り、確認する。
雄大な関東平野を見渡し、みかも山が間近に望まれる。
切れ落ちた崖下に眼を転じると、採石された山肌が広がっている。
さすがに有刺鉄線奥の岩壁上は、高度感に溢れ、身が縮む。
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直下の北西側を見晴らせる広場で休憩。
これで岩船山の山頂も確認でき、心おきなく山麓に戻る。

PM3:15標高135m西側パノラマ展望台通過。
表参道中間、東屋の大広場で休憩。
チョウゲンボウかと思った飛翔の猛禽類一羽が、飛んでいく。
後で調べるとサシバかも知れない。隣の赤松林にサシバ営巣が確認されている。

PM3:30標高45m無人の「石の資料館」で10分ほど施設見学。
明治の頃は、相当な賑わいだったらしい。
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PM3:43標高35m駐車地に戻る。

「近所の 日帰り入浴施設 」:岩舟町健康福祉センター「遊楽々館( ゆららかん」)がある。

もっと岩船山・岩舟町の詳細を知りたい方、参考HPは「岩舟町公式ホームページ」をおすすめします。

二日続けて290円ラーメンの夕食。夜、無事帰宅。




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この記事へのコメント

2007年12月19日 10:57
ん~、まっかなサザンカの花が印象的。
茶色の野うさぎやらまだまだ関東界隈の山は秋の気配ですね。
秋田はもうどっぷりと「真冬」モードで雪に埋まってます〓■●_バタッ
2007年12月20日 10:51
秋田やまおやぢ様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 ウサギの写真はなかなか撮れませんね。寒中は動物も街に出没する事もあり、深夜の町道でノウサギや鹿を見たこともあります。放射冷却の底冷えは天下一品、土埃舞う北関東。我が家からですと、雪見に日光・那須・赤城辺りまで足を伸ばさないと・・・。