1/26-27、朝霧高原から毛無山、初日詳細

富士山大展望・夜景を楽しむべく、三年ぶりの毛無山(標高1946m)にテント泊。


速報記事は コチラ

(行程)
静岡県・富士宮市「麓」登山口―麓金山精錬場跡―はさみ石―不動滝展望台―富士山展望台―南北アルプス展望台―毛無山往復

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「山梨のハイクコース(山梨日日新聞社)」より
全国に「毛無山」と呼ばれる山はかなりあるようだが、下部町の奥にあるこの「毛無山(標高1945.5m)」は、静岡県の朝霧高原から見た姿である。山梨県側からの毛無山は、はげ山どころか、山頂部分まで樹木に覆われた巨大な山体で立派なものだ。山頂からの展望は、富士山一辺倒。広大な朝霧高原をへだてた富士山の高さ・大きさは、なんといっても迫力がある。夕暮れまで富士山を眺めていても飽きない山頂だ・・・

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2008(H20)1.26(土) 晴れのち曇りのち時々雪

 未明、自宅発。圏央道~中央道・河口湖線に入る。青空に真っ白な富士山が浮かぶ。河口湖ICから国道139号線も順調で、精進湖方面へ向かう。天気予報では「晴れ」だったのだが、朝霧で、富士山が全く見えない。
 精進湖・本栖湖経由、朝霧高原めざし、ひとっ走り。帰路のお土産購入の予定施設「道の駅・朝霧高原」にてトイレ休憩。

右手に今日登る天子山塊の山並みが迫ってくる。稜線はかなり高いところにあり、斜面は急で登山道がきついのが一目瞭然。朝霧高原グリーンパークを目印に右折。

東京農大の農場前の無人の毛無山登山者臨時駐車場に車を置く。冬はパラグライダー施設の看板とチェーンで駐車場のスペースが狭い。詰め込んでも6・7台ほどの広さだろう。
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「麓」集落車道終点、有料駐車場のある登山口までここから徒歩30分の距離だが、一日500円、二日分(15001000円)なので経費節減、コチラの無料駐車場を使う。
 麓(ふもと)という地名で、名は体を表す、非常に分かりやすくていい地名だ。この場合の麓は、富士山か毛無山かと、ちょっとその解釈に迷う。

駐車場から毛無山が眼前に眺められ、生憎毛無山の山頂付近だけが雲に覆われている。
ジョウビタキがいる。相方、撮影に成功。
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ジョウビタキの詳細写真記事は コチラ



AM8:46標高785m駐車場発。脇の藪、ヤマイモの種(実)。
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細い舗装車道歩き。広大な東京農大の農場脇を歩く。道なりに進み、麓集落の「麓山の家」で左折。

今回もけたたましく集落の犬に吼えられ、ゴミ集積所の「組合員以外のゴミ出し者は、設置費用三万円負担いただきます」大きな赤字の注意書き。

竹林が雪で倒れ掛かった氷の残る車道、突き当たりのゲートが毛無山登山口。左折すると広い有料駐車場がある。

AM9:12、5台ほど駐車の広い無人有料駐車場は、備え付けの封筒の表に車のプレートナンバーなどを書いて、駐車代の750円を入れてから専用の木箱に投函するシステム。日中に管理人がチェックするそうだ。

薄雪の登山口の駐車場、「バーベキュー禁止」「登山道案内」看板のある登山口。美味しそうな水の引いてある水場脇ゲートを越え、ひっそりとした杉植林の林道を進む。
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右手に神社を見ながら幅広い道を進む。

「精錬所跡」「麓金山金鉱石破砕機」の残骸などの脇を通る。
堰堤に突き当たり右手を迂回するように進む。
軽装の日帰り4人グループと挨拶を交わす。

林道(作業道)に出る。そのまま進むと登山道が左手に現れ、AM9:30標高855m 道標に従って登山道へ入る。

右上前方の堰堤渡り、この先の矢印に沿って積雪と氷の沢へ降りる。ほとんど水のない枝沢(涸れ沢)、踏み石を選びながら沢を渡る。

AM9:35分岐、ここから「尾根コース140分、地蔵峠コース190分」地蔵峠の道との分岐。今回も慣れている右手の尾根コースを選ぶ。
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毛無山直登コースは頂上まで、ここから標高差1100m以上の急登の連続。杉植林を登り始める。

樹林帯の薄暗い中の登り。風も通らない一本調子の上り坂。

「一合目」から始まる標識を目安にじっくりと登っていく。

急坂と岩場の登り、斜度緩まず、高度がぐんぐん稼げる尾根道、身軽な日帰りコース向きの登山道に大ザック隊ノテントミータカ、ヘロヘロと喘ぎ登る。

AM9:45「(不動)滝まであと15分」標識。
AM10:00「はさみ石」の岩場を過ぎ、AM10:20標高1030m「二合目」この辺りから、時々ヒノキの人工林も交じるが、「雑木林」。それらの殆どは落葉し、いまはアセビの葉と蕾が良く目立つ。
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馬酔木やヒメシャラ、広葉樹が多いのも南部らしい温暖な気候の山なのだろう。三年前の記憶が吹き飛んで新鮮な気持ちで進む。

ロープや岩場の多いコース。

AM10:25標高1075m「不動滝」見晴台に到着。ベンチが一つ置かれ、向かい側の斜面に不動の滝が望める。
 見晴台からは右側の深い谷(不動沢)越しに二段落差100mと立派で、かなりの落差で迫力ある一条の白滝が見えるはずだが、いまは渇水で岩肌が良く目立つ程度。ベンチで、登りに備えて充分な休憩を取る。薄雪の小広場。
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ここからの登りは益々急になり、岩にしがみつきながら登るような場所もある。ひたすら次の標識(何合目を表す)を求めて、苦しい登りを続ける。
ツツジの頃は、花が多く急登を慰められるようだが今は、笹とアセビの緑が彩りを添える程度で、雪と落葉しきった木々、岩の世界。

すっかり葉を落とした木立の間から下界の景色が見え隠れする。

AM10:45「三合目」、AM11:21「四合目」。
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AM11:30「レスキューポイント」へリポート、これは緊急時のありがたい指定地だ。
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AM11:42-45標高1405m「五合目」「マツダランプハイキングコース」看板も懐かしく、休憩。
まだまだ遠い山頂に、溜息が出る。
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積雪、ぐっと増える。

AM12:18「六合目」、AM12:53「七合目」。アイゼンをつけた数組の登山者と交差、ゆっくり登りたいので、道を譲る。
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下山の地元登山者、トレーニングでほぼ毎週来るというベテラン単独氏と会話。
この山は駿河湾の海風の影響があるので、天気予報は「静岡県東部」の方が当たるそうだ。
天子山塊が雲をさえぎり、山梨側は晴れるそうだ。

粉雪と圧雪、アイゼンを出そうか迷いながら、ローブの岩場道。ますます雪深くなり、意識朦朧の中、雲の中へ突入。

PM1:30「八合目」。
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PM1:50標高1825m雲の中で真っ白、展望のない「富士山展望台」着。
 この登山道で唯一、富士山と朝霧高原の写真が撮れる場所だが、きょうは全く展望なく、明日の帰路に期待する。富士山展望台上部で休憩。
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息整え、10分ほど急坂を我慢する。

PM2:00なかなか現れなかった「九合目」の標識。
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尾根の平坦地に出て、下部町・地蔵峠からの道と合流する。主稜線へ出て傾斜が緩まった。
 この稜線は県境になっていて、登ってきた朝霧高原側(東側)が静岡県で、下部温泉側(西側)は山梨県になっている。積雪2・30センチ程。

 モミ、ツガ、ミズナラ、ブナに交じりコメツガ、シラビソ、ダケカンバなども目立ってきて、日本庭園のような亜高山っぽい林相になってきた。緑の葉にうっすら霧氷がついている。
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フカフカサラサラの雪、南アルプスの雰囲気の針葉樹林帯、毛無山方面へ右折する。ここでツエルト休憩撤収の日帰りハイカーグループ(5・6人)とも挨拶。

稜線を右手に進むと「南アルプス展望台」という大きな石があるが、ここも、展望は明日の帰路のお楽しみ、脇を通過、山頂に向う。
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凍りついたマルバタケブキのドライフラワーがアチコチに点在。
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PM2:15標高1946m毛無山山頂着。
毛無山の山頂は数十センチの雪原広場になっていて、「山梨百名山」・立派な石版に簡単な山座同定図、串団子形の南アで馴染みの標柱と再会。ベンチなどはない。周りは低木に囲まれ展望はないが、広場からの展望は東方面に開け、雪原に富士山の眺めが良いはずだが、今日は小雪舞う雲の中、展望も無い。
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樹氷も5-10センチ発達したものが残る。
標柱付近の一等地は熱心な大荷物カメラマンペアに占領されているので、登頂証拠写真を撮り、早々に先の幕営予定地へ進む。

十数分先へ進む。雨が岳へのワカントレースが残る。

暫く進み、静かな富士の展望台斜面にて、テント設営地を探す。積雪3・40センチ。

PM2:30標高1940m丁度一張り分のスペースがあり、積雪を踏みしめ、基礎工事。
富士山側から吹き付ける風が強いので、雪壁作成。設営完了。

                     翌朝のテント場1/27
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                     背後が毛無山山頂方面
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小雪舞う空、テント内で寛ぐ。

縦走路、雨が岳方面からの軽装の登山者が通過するのに、少し驚く。

自宅へ電話し、コーヒーとラーメンの夕食。深夜まで仮眠。
夜景も伊豆や富士宮、月明かりに映る富士山、テントから暫し外で眺める。贅沢な気分満点。でも、寒いので、数分後、テントを締切、熟睡モード。

外気最低冷え込みマイナス14.8℃、テント内マイナス10.9℃


翌日1/27の記事は、コチラ



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この記事へのコメント

2008年01月30日 13:01
いいな~、主脈縦走路途中で冬テン泊(雪壁付き)してみたいです~。
装備も体も30年物の当方は・・体力維持と装備も徐々に変えていきたいです。
寒かった1月も終わろうとしてますが、2/2土曜は何やら良い天気になりそうで、あの山この山が老体を誘っております(笑い
2008年01月30日 13:15
「毛無山」は2003年3月、単独で湯の奥林道から行こうとしましたが雪が深くで結局、朝霧高原から行きました。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~noritan/yama2003-4-2.htm#kenasi

次には、友人と朝霧公言から行こうとしましたが悪天候の為、登らずじまい。
一人の時には下部温泉素泊まりで、安かったでした。
女将さんが新潟県の加茂市の出身と行っていました。
又、又、行きたくなりました~~~
でも、私はとても、テント泊は出来ないなぁ~
一人だと怖さと寒さ!!
2008年01月30日 17:31
皆様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。

秋田やまおやぢ様
 私も未だに毛無山と雨が岳間が繋がっていないので、行きたいのですが・・・時次回は雨が岳ベースで毛無山ピストンにしようかなとも・・・。下山後二日間、久しぶりに大腿四頭筋が痛かったです(笑)。週末、南岸低気圧が来るので、関東の山も雪山堪能のようです・・・そろそろ花見に行こうかな・・・。

noritan様
 素敵なHPをお持ちですね。御正体山とセットでしたか。私も下部温泉の林道コース、1994.12月に林道終点まで乗り入れ、楽々往復したのが、毛無山初登山。この時は前日に西湖から鬼が岳・節刀が岳をセットで。この時は山よりも下部温泉の「やまめレース」看板のほうが気になって(笑)。山中泊だとシルエットの富士山に夜景が楽しめて、寒さも我慢できますよ(なのに写真に撮れない私・・・)
2008年02月01日 00:03
毎回、感心してしまいますが、立派な雪壁ですね。
あの高さなら、強い風もほぼ防げそうですね。

駐車場料金、値上げしたようですね。
チョッと前まで1日500円でした。
次回からは私も、無料駐車場使いそうです。
2008年02月01日 21:11
三脚マン様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 雪質がよかったので、雪壁が作れました。(この界隈は雪がないと泊まれないので)。駐車場代、日帰りなら納得価格ですが、二日分となると、一時間のアルバイト、帰路はさすがに堪えますね。
2008年02月24日 23:14
2/11に登られた方の記録によると駐車場代500円のようです。本文も訂正します。