1/2-3、乾徳山で、のんびり大展望山行、詳細

H20.1.2-3…前日の視界に恵まれなかった南八つ・「前三つ頭越年山行」に懲りて南下、山の展望も楽しみたい、正月らしくのんびり寛く山梨県の名山・乾徳山(けんとくさん)。快晴、富士山・南アルプス大展望の山頂、。「高原ヒュッテ」泊の山行記。




前日の南八つ・「前三つ頭越年山行」の記事はコチラ


昨年の同時期の乾徳山の記事は コチラ


                      日本のシンボル(らしい・・・)
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2008(H20)1.2(水)晴れのち 薄曇

(行程)
徳和・乾徳山里宮神社先の駐車場~錦晶水~高原ヒュッテ

牧丘地区は快晴の朝を迎え、甲府盆地の向こう、黒々とした御坂山塊を前衛にした、真っ白な富士山を眺めることができる。

朝食後、道の駅「(現山梨市)花かげの郷まきおか」の開店を待って入場。テレビの箱根マラソンの往路中継を眺めながら寛ぐ。お土産を購入、甘酒サービスを受け、ようやくハンドルを握り、山梨市(旧三富村)から徳和の登山口へ向かう。



一年ぶりの乾徳山。乾徳山里宮を通過、広い駐車場に車三台。
お泊り装備と食材のチェック(豚肉・玉ねぎ・うどん)、念のためアイゼンも持つ。

※乾徳山は通常は日帰りの山です。テントミータカは真面目に歩かないのでゆっくり山中泊しております。


AM10:34標高985mやや湿り気の残る砂利敷きの駐車場発。

今日は暑くなりそうなので、薄着で出発 。
案の定、歩き始めるとすぐに暑くなり丁度良い。カラカラに乾燥した車道歩き。

駐車場先の荒れたコンクリ路面の林道カーブ、大ダオに向かう林道分岐。
営林署の山火事注意の看板「まといリス・まゆげ鳥二匹」

「大ダオ」ルートもいつか歩いてみたい。

白木の真新しい道標「乾徳山・黒金山6時間」。路傍にフワフワ綿毛のドライフラワーが光る
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すぐ先、砂防工事の林道分岐・立派な「乾徳山・徳和渓谷ガイドマップ」案内板
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AM10:45標高1010m上部、雲ひとつ無い青空、上部に望む乾徳山の岩峰。
「オソバ沢乾徳山登山口」前の看板、錦晶水の表示が不明瞭。

シャクナゲの絵の立派な登山口道標から山道、杉植林帯入り。
「熊出没注意」看板。

これからの登り、植林の山肌に林道を三回突っ切り、国師が原ヒュッテヘ向かう。

陽だまりハイキング風、冬枯れの道。雪が無く、厳冬用の登山靴が不似合いな山道。


AM11:30標高1190m青トラック廃車の上、林道通過。

AM11:45標高1250m「銀晶水」。塩ビパイプから水が出ている。行動分のみ給水。
湧き水なので幾分温かい。

AM12:15-30標高1400m古い林道終点「駒寄」広場にて休憩。
チョコパイが美味しい。

ここから急坂、植林杉から松林、カラマツに変わり、落葉した広葉樹の明るい雑木林、足元は相変わらず乾ききった登山道。

今日は短行程なので、あせらずゆっくりと登る。高度計がぐんぐん右肩上がり。
ジグザグに道が切られ歩き易く、体調も良し。

AM12:36標高1430m「落石注意」看板通過
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登山道にゴロゴロ岩が多くなってきた、上空の空に雲が増えてくる。
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AM12:45標高1475mカラマツ植林の下草、笹が増えてきた。

急登を乗り越え、斜度が緩むと、明るい白樺混じりの国師が原の一角へ出る。

PM1:00標高1570m青空と雪景色の明るい林の中。
広々とした陽だまりの「錦晶水」水場とトイレのある広場。「錦晶水」はいつも豊富な水量。
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薄雪と一部凍結の林床。

付近の積雪、ポチポチと綿毛を落としたように、所々に10センチ程度のマダラ模様。

ここから高原ヒュッテまでチョイ一歩き。さすが名水、甘露なのど越し。
ありったけ、総ての水筒に詰め込む。

暫く、テルモスのコーヒーと行動食の休憩。

PM1:15標高1620m。付近の笹・カヤトは薄雪

まだまだ明るい日中、水場からの水平移動、カラマツ林から、ヒュッテへ。

数十メートル後、国師が原、白樺混じりの林、カヤトの一角に出る。
無風・青空、ススキの穂も沢山、明るい冬枯れの草原。
かすかな積雪は10センチ程、付近の伏流水も凍らず。

小麦色の原に点在する白樺の幹が懐かしくも好ましい雰囲気。

PM1:26標高1650m月見岩と青空に白い雲、真正面に乾徳山の勇姿を横たえる。
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懐かしい山の景色にも飽きず、新鮮な気持ちで眺め、先へ進む。

新設の白木の道標「乾徳山1:45(国師が原)徳和1:40」有り。
積雪は日陰に10~20センチ踏み跡が数人分残るヒュッテへの道。
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PM1:37標高1650m一年ぶりの懐かしい白塗りペンキ壁の高原ヒュッテ(無人小屋)着。
小屋前広場も積雪はうっすら3割程度と、小麦色の原。

出入り口のサッシが修理され、ガラスが新しいものに変わっているのに感動を覚え、中へ入る。

相変わらず埃っぽいが、一年ぶり、広々として落ち着く室内。
古びているが日当たりも良く、暖かい空気が漂う。
手入れも良く、中も広く、詰め込めば40人は泊れる小屋である。

同泊者はいないようだ。最近の整理整頓の後の様子が伺える。

昨年見つけた、「蛇の抜け殻」は無い

小屋備品の空ペットボトル大二本を借りて、「錦晶水」まで給水に行く。

その間に、小屋の掃除・荷物を広げる。

温度計を小屋の窓にセットするが、手持ち無沙汰な程、穏やかな空気。
まだ氷点下にならず。

水の心配も無く、今日も「つめかえ君」で詰めた家庭用カセットコンロ用のガスが使える
(一応、予備の冬用ガスは持ってきているが・・・経済的な方を使えるのは嬉しい)。

先ずは、正月らしく、スルメを焼いて食べる(食べ過ぎに注意)
早めの夕食は、5年物の棒ラーメンに餅・豚肉・玉ねぎ。

食後の軽い仮眠のつもりがたっぷり熟睡。午後9時目覚める。

峡東の夜景が煌き、星も光る。風も穏やか、静かな夜。ラーメン一袋の夜食。

気持ちよく熟睡。


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外の最低気温(夕方)-9.4℃(小屋内は-6.3℃)。

2008(H20)1.4(木)晴れ

(行程)
国師が原ヒュッテ~月見岩・扇平(乾徳山山頂ピストン)~道満尾根~道満山~徳和峠~徳和里宮脇の駐車場


AM6:00起床、すっきりした寝起き、朝からたくさんのスルメを焼いて食べる。
朝食は玉葱入りラーメン・レトルトカレーと食欲モリモリ。

窓から朝日が差し込む。

休養たっぷりの体、これでは山頂に行かない訳には行かない。
今日の予定は、乾徳山山頂往復後、初めての道満尾根を下山することに決めた。

張り切って荷をまとめ、一晩お世話になった小屋を後にする。
AM8:33標高1650m小屋出発

青空が気持ちがいい。

風も止み、鹿や兎の足跡も確認できないほど、周囲の積雪は例年より少ない。

小屋からダケカンバ疎林のカヤトを抜け、直接上部の登山道へ向かう。
十分ほどでメイン登山道と合流。苔の石垣のある山腹、扇平へ向かう。

快晴、真っ青な空、ひとのぼりで、すぐに南ア・富士山のおでまし。
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笹原と広葉樹林帯から抜け出て、小麦色のカヤトと疎らな潅木。
カヤトの中の登山道を緩やかに登る。独特の明るい空気につつまれ気分が良い。

浮かぶ白い富士山が、甲府盆地の町並みの奥、御坂山塊・毛無山を従え、気品漂わせ神々しく見える。
左右対称のシンメトリーが美しい富士山の姿を拝め、時々足を止め、存分に堪能・休憩。


AM9:00標高1805m月見岩分岐着、ここもほとんど積雪が無い。

麓から思っていたが、こうして来てみても、今回は大菩薩のカヤトのほうの残雪が多かったようだ。

大ザックを背負った登りももう一息、カヤトの道を上部の扇平まで移動・高度を上げる。

グングン展望が広がり、南アルプスも全面開放の大展望。

南部が新雪で白く、七面山の大谷崩れが白く見え、以南の八紘嶺が覗く。大菩薩から続く小金沢連嶺、丹沢あたり・・・。

AM9:00「扇平」大岩の脇に大ザックをデポ休憩。
テルモスと行動食・カメラを持って、乾徳山へ向かう

ここにも白木の道標「乾徳山1:00(扇平)徳和2:00」表示

さすがに林の中は積雪が残り、凍結箇所の岩場もある。
アイゼンを使うかどうか迷う所だが、持参のアイゼンは大ザックと共に留守番


これまでの明るいカヤトめぐりから植生は一変。
岩と針葉樹の深山らしい落ち着いた雰囲気。
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積雪もあり、樹林帯とは言え、岩峰も有り、侘び寂びの庭園巡り。

危険箇所を慎重にやり過ごしながら、山頂をめざす。

鎖ロープの岩場巡りの始まり。

早くも下山の日帰り単独氏数人と交差

AM9:45標高1900m
最初の大展望岩場着、暫し休憩。南ア・富士の展望も圧巻。10分程の休憩と撮影。
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富士山・南アの眺めを堪能。ここから丸太の梯子で大岩の隙間を下り、先へ進む。
鮮やかなピンクテープもあり、迷う事も無いが、アイスバーンの歩行は注意を要する。

六本爪アイゼンがあれば楽だろう。

AM10:08-15標高1970m山頂直前の展望広場
大弛林道から北奥千丈・国師が岳、真っ白な金峰山・五丈岩が望める
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山頂へ直接取り付く垂直の長い鎖場は相方に任せ、私はいつもの北側、迂回路の梯子から取り付く。積雪はあるが、今回は梯子が出ているので、慎重に登る。相方は、鎖に取り付き一気に山頂へ乗りつける。
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AM10:20-10:45標高2031m乾徳山山頂。暫く貸切の山頂。
石祠に参拝、行動食とテルモスのコーヒーで寛ぐ。
キタキツネの絵が可愛らしい山頂看板。「山梨100名山」の丸太の道標も、真新しい白木に変わっている。
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今回はここ数年来の大展望で、ぐるっと取り囲まれた周囲の山々の展望が素晴らしい。さすが展望の名山。

奥安部から仙丈も見える南ア、笊が良く見える。聖の奥から雲が湧いている。
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目前の奥秩父の山並みが迫る。雁坂道・西沢渓谷からの登山道が見える黒金山、国師・北奥千丈。


大菩薩・小金沢連嶺から御坂山塊と富士山・毛無山。無風快晴、陽だまりの白い雪と岩の山頂にて、記念撮影。

五丈岩付き真っ白な金峰山。すぐ隣の甲武信が岳・木賊山にheppoco隊の足跡を想像し、雁坂峠・雁峠・ハマグリ山の笠取山を注視する。奥にドカッと和名倉山、黒々飛竜、防火帯の白い雲取山。
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未踏の御前山・大岳山が存在感溢れ、副都心のビル群を遠望。コレ以上申し分の無い展望。

そうこうするうちの数人の単独行氏が登頂し賑やかになってくる。

展望を存分に満喫したので、のんびり過ごした山頂を後にする。





下山路の凍結部が、丸足では、より危険なので慎重にやり過ごす。


AM11:05標高1950m上級・中級の二本の鎖場が並列する岩場を慎重に下降

最後の大展望岩場にて、この山は初めてらしい日帰り中高年氏二人組みと交差

AM11:30-45標高1850m「扇平」へ戻り、休憩。
大ザックの荷物を調整し、担ぎ直す。

AM12:00標高1805m「月見岩」、山頂上空の雲が面白い縞模様
さすがにこの好天でも、午後は雲が湧く。
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扇平の夏のお花畑を想像し、今は小麦色のカヤトを愛でながら道満尾根に向かう。
向かう道満尾根の背後に、大きく大菩薩嶺・乙女高原が横たわる
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初めて歩く岩と針葉樹・広葉樹・灌木・カヤトが交互に現れる道満尾根上部。
富士の展望が絶景で迷うことなく緩やかに下れる。

ススキの原は終わり雑木林に入る。

後を振り向くと、カヤトに乾徳山が見え、名残惜しい。

岩峰で道を見失うが左に廻ると、道がある。
整備されている道とはいえ、初めて歩くのでワクワクドキドキの下降。

展望の無い雑木林の中をしばらく行くと右側が草原となって開ける。
大平牧場から林道が上がっている。

AM12:30-AM12:45標高1650m、富士山の展望良い草付き、登山道にて休憩。
この草原を下って、また雑木林に入る。

尾根を下って行くと、林道に突き当たる。

右は国師ヶ原の指導標があり、左の大平牧場方面に向かう。

何回か林道をバイパスすると、左は林道で大平牧場方面に向い、右は徳和方面に道満尾根を下る山道の分岐となる。徳和方面に下る。
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しばらく行くと、木の間にカードレールが見えて来る。

PM1:30標高1330m大平牧場への舗装林道に出て、道標に従い、道満山へ向かう。
林道から下の尾根道へ入る

「熊注意」看板
道はガードレールから離れ、また、雑木林の中を下る。

お腹が空いてきたが、なかなか都合の良い休憩地が見つからない。
林道の脇を通り、ピークを右から巻く。

ようやく平坦になって、PM1:36-2:15標高1314.1m道満山の標識・三角点着。
樹林に囲まれていて展望は無い山頂だが、平らな広場で大休止にふさわしい。
早速、昼食休憩、ラーメンで腹ごしらえ、再び歩き出す。
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暫く下ると、左はるか下に山里が見えてくる。
あそこまで下るのならだいぶあるだが、あれは雁坂トンネルへ向かう国道沿いの里。

向かう徳和は右方向でもっと標高が高いところにある、と思いながら下る。

下りの傾斜もきつくなり、どんどん高度を下げてゆく。

PM2:30標高1255m平坦部に達すると、ようやく右に下る道になる。

溝状にえぐられた赤土の道を足元に注意しながら下ると、徳和の町の屋根や畑が見えてくる。
PM2:45標高1100m人工林の山腹をトラバースして、眺めの良い場所に出る。

道標通りに進むと、登山口の駐車場へは集落内を大きく迂回しそうなので、畑の脇から山神の祠・ミニゴルフ場の脇を適当に通過する。

※集落の外れに出て道標に忠実に、コンクリートの坂を下ると徳和バス停方面へ向かうが、要所に道標もあり、素直に集落内を歩いても、乾徳山登山口駐車場まで迷うことは無いだろう。

PM3:00標高1000mカリン畑の脇に出る。たくさんの黄色いカリンの実が落ちている。
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舗装車道の下り、浄水施設脇を通過。
眼下に見覚えのある養魚場の施設を見下ろし、PM3:05標高1000m、昨日の林道、砂防工事地点、立派な「乾徳山・徳和渓谷ガイドマップ」案内板前に出る。

林道脇の赤鳥居「山ノ神」に、昨日はなかった七夕のような錦の飾りが新しく飾られている。

舗装道路を数分下る。

PM3:12標高985m愛車のみポツンと残る、駐車場着。

荷物の整理。ハンドルを握る、乾徳山里宮神社に参拝。




久しぶりの下山後のお楽しみ、地元グルメと温泉はどこにしようか?。明日の山行もあるし・・・。

「(現山梨市)まきおか花かげの郷」道の駅に立ち寄り休憩。
道路地図と明日からの天気予報とにらめっこ。

天気の好転を信じ再び八ヶ岳へ戻る事にする。

馴染みの塩山駅前の「夢乃家」さん・宏池荘は、今回は残念ながらパス。

初めて行く、笛吹フルーツ公園上の「赤松の湯・ぷくぷく」で甲府盆地の夜景を楽しめる施設、トルマリン温泉(塩素臭がするが)入浴(600円)・豪華なホウトウ定食(1500円)・健味鳥卵とじ定食(1000円)、ゆっくりと休憩。

「赤松の湯・ぷくぷく」のHPは コチラ

国道20号線を北上、某所にて車中泊。


翌日は蓼科山~



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この記事へのコメント

2008年01月09日 22:10
ミータカさん、今晩は。
前三ツは寒そうでしたね。あそこは風の強い所ですね、良くあんなところにテン泊しましたね。私だったら冷凍人間になっているかも・・・
乾徳山は2度しか登っていませんが、いつも殆ど展望がありませんでした。南アルプスを始めやはり凄い展望なのですね。
2008年01月10日 18:02
こんちゃ~。
おお~ww 青春時代を思い出す南アルプスがぁ~ww
お天気に恵まれて(というかここまで南下すれば晴れる確率が高いのでしょうか)えがったですね。
にしても関東界隈を基点にすると冬でも初冬から真冬の山と山域を選べていいですね。
相変わらずの健脚ぶりと行動範囲の広さに感服致します。
2008年01月10日 21:59
皆様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。

インレッド様
 三つ頭ルート、近年テント泊の方が増えているようです。私は青年小屋テントが多かったのですが、ここ数年はコチラも気に入りました。テントは避難小屋泊よりも狭いけど暖かいです。

秋田のやまおやぢ様
 あ~来た来た?(笑)。またも正月らしく富士を堪能したいな~と、南下。目的が達成すれば「やっぱ雪の中のテントもいいよね~」意思薄弱ですよ。