3/8-9上州武尊山の支尾根でテント泊、詳細

H20(2008)3/8-9貸切の山中?わしわしラッセル。ノウサギを観察して、急坂尾根を詰めて、テント泊。支尾根1510m付近にてテント泊。・無風快晴の二日目は撮影三昧、モルゲンロートの谷川連峰大展望。たまにはラッセル山行も悪くないね~山行記。

 昨年の風邪っぴきヘナチョコ山行 のリベンジにと、上州武尊山をめざす。

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2008(H20)、3/8(土)雪のち晴れ

群馬県みなかみ町が、越後湯沢並みの大雪の様子にビックリ。予想に反して雪降り止まず・・・ん~・・・。
・・・・・・日中の天気回復に期待し、カップ麺の朝食。宝台樹スキー場の案内を目安に登山口へ向かう。

 奥利根「ロッジ上の原山の家」先の登山口(標高1020m位)。除雪終了点の登山口、車5・6台駐車スペースは車の影もなし。数日前?のスノーシューの跡がある。
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 久しぶりの泊り大荷物。夕食のメニュウは、国産豚肉・玉ねぎ・ニンジンの饂飩セット。ワカンとアイゼン・赤布を用意。寝袋は春めいてきたので晩秋体制(スリーシーズンに上下羽毛中着)。

 AM7:54出発。登山口林道の雪の深さ1m弱。雪原に乗り越し、カラマツ植林沿いのスノーシューのトレースを進む。
 降雪止まず。カラマツ植林帯の中、登山道にスノーシューが続く。沢の向こう、宝台樹スキー場施設が見える。

 AM8:30標高1135m大幽沢(おおゆうさわ、大幽洞窟)分岐にて休憩。道標が埋もれかけている。昨年の写真と大違い。
 スノーシューのトレースは、大幽沢・洞窟への周回のようだ。この先の上州武尊へ向かう沢沿いの登山道はノートレース。
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 覚悟を決めてワカン装着。名倉沢沿いの夏道のコース、交代しながらラッセル歩行。先に進むに従い、積雪が増え、ラッセルも膝上と深くなる。

フカフカの新雪、貸切ノートレース・ラッセル歩行もこれはこれで気持ちがいい。

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 上空、いったんは青空が覗くも、又灰色の雪雲がたち込め小雪が降り続く。山肌はウサギの足跡、宝台樹スキー場からの山スキーヤの跡が少し残る。


 ラッセルが続き、腿が疲れてくる。この速度では昨年の須原尾根鞍部テント場まで届きそうもない。

 AM9:48-10:10標高1220m冬毛の白いニホンノウサギを見つける。ウサギの観察で体が冷え、風邪の不安がよぎりながら先に進む。
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 雪は止まないし帰りの往路を考えると億劫だし、ウサギも見たし帰ろうかな・テントを張ろうかな・・・意気消沈。



 AM10:45標高1250m位。相変わらず(ラッセルが深くなるのみ)ひとけの無い林道終点付近。
 今年は昨年と違い、このまま夏道の沢コースではとても須原尾根までもたどり着けない。暫し思案の後、方向転換。上州武尊山冬ルート、途中で息絶えても展望狙いで、左脇の尾根を詰める。念のため、所々に自作赤布を取り付ける。

 雪も止み、登りやすそうな尾根取り付きを適当に登りはじめると、沢の林道歩きと違い、使い慣れた?登り用筋肉を使う為か?体も温まり、調子が出てきた。

 100mも高度を上げると、雪の状態が変わる。雪質の不安定な尾根と変わり、アスナロが埋まりかけ、足元がズボっと抜け、非常に登りにくい。足場の悪い急坂が続く。モナカ雪の急坂。

 ルート取りに悩む。難渋しながらもルート工作して慎重に登っていく。ワカンでなければとても登れない。四肢に膝、木の枝・ピッケル総動員で乗り越していくが、とても同じ道を下る気になれない、緊張の登りが50分程続く。
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 AM12:38-45標高1380m、難所を乗り越し、雪の安定した緩い坂でほっと一息・休憩。

 上空、雲がどんどん薄くなり明るい空に変わる。もう少し 頑張れそうだ。

 PM1:30標高1455m、ようやく予想していた緩やかな明るい落葉広葉樹の斜面と変わり、段差もない安定した雪質の尾根歩き。ほっとしながら膝下のラッセル歩行も快調に進む。
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 支尾根の末端、広い斜面に出た。ダケカンバ・広葉樹・灌木のぽっかり広がる疎林の雪原の台地。PM2:00標高1510m付近。もう、これ以上先へ進む気もなく、時間切れ。テント泊と決定。

 頑張った甲斐があって、とりあえず、隣の宝台樹スキー場のリフト最高点よりは高いのが嬉しい。地形図と高度計から支尾根1635.4m峰手前(1510m付近)広い稜線付近と確認。ここは、 昨年の鞍部のテント場よりも展望が良さそうだ。

 張り切って立派な城壁を作る。貸切、誰も居る訳もない、いつもの雪壁テント作成に二時間(土台テント張り40分・雪壁80分)。
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 雪もまだ黄砂の影響もなく綺麗。もう降雪の心配も無く、タワシで雪を払ったワカン・未使用のアイゼン、木の枝にぶら下げる。

 PM4:12上空は晴れるが、まだ遠望は利かない。玉原高原・鹿俣山、吾妻耶山あたりが確認できる。
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 天気回復の様子に元気も回復、夕食のウドンで温まる。

 夕方だが光が差し込み、ようやく底抜けに明るい春山らしい雰囲気となる。雪が木の根に固まって三角形の模様が面白い。新雪に木の影も伸びる。
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 夕食後4時間程の仮眠、夜半に目覚め軽く夜食、熟睡。

 無風の一夜、最低冷え込み夕方マイナス11度(テント内マイナス5.8度)。スキー場の灯り、星空。


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2008(H20)、3/9(日)晴れ

 今回は寝過ごす事もなく、モルゲンロートに立ち会う。

 AM6:10ピンクに染まる谷川連峰・浅間に感激しつつ、朝飯前の撮影にいそしむ。たっぷりの雪の朝日岳から巻機~本谷へ白屏風が続く。上信国境の山々の展望を目の当たりにすれば、感激もひとしお。

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浅間山・四阿山・草津・白砂・苗場・仙の倉、谷川岳の岩壁、白毛門はババ岩も良く見える。阿能川岳・小出俣山の位置も確認できる。
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 玉原ダムの送電鉄塔・鹿俣山の真上に浅間山。浮かび上がる浅間山を夢中で撮る。浅間山の名にふさわしい神々しい姿。
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 沖武尊はここからでは見えず。西武尊・獅子が鼻山は逆光でシルエット。
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 朝食は、豚肉野菜・もち入りラーメンで元気モリモリ。朝日が照りつける。今日は入念に日焼け止めヌリヌリ。

 景色は、ピンクの世界は終わってしまったが、今度は青空に白い山が連なる。榛名の奥に、八ヶ岳・白根三山が浮かぶ。
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 快晴の青空。絶好のアタック日和だが、膝上まで潜るラッセル稜線歩きでは、昨年の山行最高地点、須原尾根・「奈倉の頭」標高約1750mははるかに遠く、目前の1635.4mピークさえも、行く気がしない。

 ノンビリ展望を楽しみながら未踏の尾根の下りとする。早めの下山、久しぶりのテント泊山行の仕上げに、帰路は温泉でノンビリ休養としたい。
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 気温もマイナス5度と居心地が良く、テント撤収も楽々。スキー場の賑わいが聞こえてくる。

 AM9:06標高1510m、巨大な雪壁のテント場跡を残し下山開始。広い尾根、方向をよく確認しながら進む。木の枝の奥、尾瀬の笠が岳岩峰が見える。
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 谷川岳から連なる峰々、クリームを被せたように真っ白に見え、巻機~中の岳。ウサギの真新しい足跡が行き交う。せっかくの大展望なので、足を止め、この雪原で写真撮影にいそしむ。
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                    谷川岳の岩壁
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 1/25000地形図と磁石で、下山尾根の確認(快晴・視界良好なので楽だった)、見当をつけ登りと違う尾根を下降。
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AM9:30フイフイさえずるほっぺたの赤い雄ウソ一羽。

AM9:45標高1465m地形図と突合せ、狙った通りの尾根と確認、昨日の難儀したモナカ雪の段差の無いよう願いながら、ぐんぐん下っていく。アスナロの段差地点一箇所が出てくるも難なく下降。この先は、雪の安定したなだらかな斜面、難所も無く、安心して下降。

 今年初めてのセッケイカワゲラ(通称ユキムシ)を見る。翅がないのでひたすら歩く(なんか似てるな~)この虫を見かけると、「春山」を感じる。



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 AM10:30標高1195mカラマツ植林帯入り。ウサギの薄茶色の抜け毛の塊を見つける。目前の林道付近に差し掛かるとスノーシューの足跡がアチコチに残っている。

 AM10:37-45標高1135m大幽沢(おおゆうさわ、大幽洞窟)分岐にて休憩。テルモスのコーヒー・みかんが美味しい。付近は、昨日よりもはっきりした山麓スノーシューの踏み跡多し。ここでワカンを外す。ワカンをぶら下げ陽射しと青空の中の林道歩き。

 数組のスノーシューツアー隊と交差。

 登山口上の斜面に出る。正面に白銀の谷川連峰の峰々、白屏風でまことに展望が良い。隣接の宝台樹スキー客も大喜びだろう。
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 AM11:15標高1020m溢れる駐車場付近、路上駐車も含め、車10数台と賑やかな登山口駐車場着。

今回はピークは踏めなくても充実感溢れた山行で、冬武尊山の記憶でも出来の良い山行だ。

 一般国道で赤城北面道路に向かう。余った行動食を昼食代わりに、沼田市(旧白沢村)の「しゃくなげの湯(550円)」にて入浴休憩。隣接の産直にて赤ダイコン(赤城しぐれ)・賞味期限ギリギリサービス品の大振りまんじゅう4個購入。赤城北面道路は峠付近に氷が少し残る程度。
 渋滞なく、途中国道沿いの290円ラーメンの夕食、、無事帰宅。






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この記事へのコメント

トシちゃん
2008年03月13日 23:27
凄いラッセルでしたね!
こんな深雪のラッセルの時に登りとルートをわざと使わずに
下るなんて自分は自信ないです。敬礼!!
mikko
2008年03月14日 12:52
薄ピンク色に染まる山々から
時間を経てこんどはぽっかりと浮かぶ南アルプスと南八ツ。。。
息をのむ位、神々しく美しいですね。
ものすごいラッセルですが、
やっぱりテントミータカさんにはワカンがお似合い!
すばしっこいうさこちゃんを撮影出来るなんてすごいです~
スキー場でリフトに乗っていると足跡は良く見つけるのですが
姿は見れないので残念です。
sanae
2008年03月14日 12:55
ここでわかんの威力を再確認だったのですね。
どんな急登だろう?
すごい体力です。
素晴らしい展望台ですね~♪・・アァヤバイ(笑)
2008年03月14日 18:13
皆様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 
トシちゃん
 以前、冬ルートで登った事があったので、何とかなるだろうと登ったのですが、雪の状態がちょっと難がありましたね。まぁ、冬フライ付きのテント持参ですから、どこでも泊まるつもりでしたので(笑)。慎重な人は途中で戻ると思います。

mikko様
 写真、楽しんでいただけましたか?。そうそう、テントミータカはワカンでモゾモゾと(笑)。珍しくすばしっこくないウサギだったので、写真が撮れました。こういう接近遭遇は私も初めてですよ。

sanae様
 平均45度の傾斜でしたが、雪が脆かったので、どこで戻ろうかなと???。上へ抜ければ雪も安定するだろうと、行っちゃいましたけど、危ないといえば危ないでしょうね。誰も入山しなかった訳がわかりました。川場スキー場からの方が楽でしょうね。