4/13登頂できなくても楽しかった蒲生岳、詳細

 再訪、東北?会津?只見のマッターホルン、蒲生岳。新登山口・小蒲生口(セラピーロード)往復。ブナ林に癒され、山頂稜線尾根はお花畑。山頂直前の鎖が外され登頂できなくても、楽しい思い出が一杯できて満足。


               速報記事は → コチラ

       昨年の鼻毛通し周回コース記事は→ コチラ


              関連・参考HPは→   只見町観光まちづくり協会



             今時の蒲生岳(シーズンオフ、一般登山道は開かれていません)
                    ※山開きは6月第一日曜日
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 (小蒲生コースについて、ネット情報より・・・)
 蒲生岳セラピーロードとして2006年に開通した新道。全体的に緩やかな登山道で、途中には風穴・水場・ブナ林があり、特に幹周り6メートルに及ぶ大ミズナラやオニグルミの森などは一見の価値あり。ただし、山頂手前に急勾配・岩場がある。鎖などで整備されているが、特に注意が必要である・・・。
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2008(H20)4.13(日)霧のち晴れのち曇り

【行程】
登山口駐車場―小蒲生登山口―ブナ原生林―尾根―北五葉松通り・山頂直下鎖場(往復)

 前日の「柴倉山」山行 。他に数箇所、会津の山を考えたが、目前の蒲生岳のブナ林コースを歩いた事がないので、車の移動はやめて、蒲生岳新ルートを歩く事にする。

 蒲生岳登山者用駐車場にて準備。AM7:30只見線二両編成の列車が通過。

 新道「小蒲生登山口」の記述もある「蒲生岳登山案内板」もよく見て、手元に資料がないのでデジカメで撮影・確認する。ブナ原生林と初めてのルート、うまく行けば山頂での展望も楽しみ。

  通りかかった地元の方と会話、その方の 冬の蒲生岳の貴重なお写真を貰いました。

 
 AM7:40登山口駐車場、標高350m、お決まりの絵看板前でニコパチ出発。見事に?直前予報が当たり、曇天の空、今日の午前中の雨の心配はない。

 道標に従い、線路に向かう。薪の積み上げられた民家脇、ツクシの列。
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 AM7:48、線路沿いまだ残雪豊富な小さな無人駅・蒲生駅。

 残雪の未舗装路を沢にそって約600m進むと登山口。既に周りの景色がモヒカン地形で、豪雪地帯独特の地形を実感する。まだ朝霧晴れず。
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 流水の脇、ショウジョウスゲ?オクカンスゲ?小さなスゲの仲間の花穂。
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 AM8:05、小蒲生コース登山口着。急峻な蒲生岳のイメージを変えるセラピーロードとして2006年に開通したそうだ。 まだまだ新しい茶色の登山者カード入れ・登山の心得看板。

 山道取り付き道の白い標柱、ようやく残雪から顔を覗かせている。雪を掘り込み、標柱を出す。
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 登り初めから山の斜面は、沢山のカタクリやキクザキイチゲの蕾があり、帰路の開花を楽しみにぐんぐん登る。ネコヤナギ・マンサクの花がチラホラ

 AM8:30ちょっとトラバース気味の斜面。「一年中絶えない清水・白糸清水」にて給水・休憩。

 AM8:40ムンクの絵のような洞の木には「山の守り神・山の雄叫び」看板。
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 小さな尾根を乗り越し、一面の広葉樹と残雪の広がる山肌に出る。当然、ウサギやカモシカ以外の足跡など無く、ここからが山勘の効かせどころ?。
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 谷筋の山肌は残雪30-50センチ、広葉樹の根開きの斜面で、夏道は消えている。トラバース気味の斜面。慎重かつ適当に進み、マーキングテープも残っていたので、道迷いのロスも無く、トラバース気味に山肌の雪面を登り進んでいける。

 AM8:57向かう方向に沢が見えてきた。真上は松と岩の岩稜帯。真上が道ではないことが見当つく。地形とここまでのマーキングの様子から、この登山道は従来の植林道を利用したトラバース道だろうと見当をつけて、進む。再びマーキングテープと合流、安堵。

 根開きが進んみユキツバキの葉も目立つが、歩きやすい硬い残雪。トラバースはピッケルとステップもよく効き、持参のワカンの出番も無く、快適に横断していく。

 AM9:21-30古いデブリ跡で倒れ掛かった杉林へ進む。陽射しもあり、明るい開放的な雰囲気が好ましく、ここで休憩。

 杉林を抜け、いよいよ期待の天然ブナ帯突入。木の枝越しに遠望が利き、浅草岳・鬼ヶ面山が見える。
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 AM9:50昨日の柴倉山の巨木よりは細いブナ帯だが、貸切で広々とした斜面、気持ちが良い。暫くブナ林の撮影会。「三姉妹ブナ」通過。
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 AM10:00ブナ林から急登の稜線、岩と松の尾根に出る。さすがにこの坂には残雪はない。眼下に、青い橋・赤い橋、只見川と鷲が倉山の展望が開ける。太い桜の幹「山さくらの尾根」板。

 ヤセ尾根・細い鎖も出てくる。岩と松の尾根の急坂。やはり、ここは蒲生岳だった。
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 おびただしいイワウチワの葉、昨日の柴倉山で見た葉がコレと違うイワカガミであることを確認する。AM10:13「藤花峠」通過。
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 高度を上げるに従い、尾根の日当たりが良くなった為だろう、イワウチワの蕾が増えて、開きかけの蕾。それに喜んでいるうちに開花している花も出てきた。
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 AM10:30-40「只見川・滝湖水の眺め」展望地で、少し休憩。
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 付近はイワウチワ、濃いピンク花と赤い葉の群生。
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 残雪の只見川・鷲が倉山の姿に加え、真打登場?只見のエベレスト、岩峰の黒々とした「笠倉山」が見えてきた。
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 「心臓破りの岩壁」通過、鎖と露岩帯のトラバースだが、足場も切ってあり、高度感を気にしなければ通過できる。
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 そろそろ標高が山頂の標高なので、登頂に期待が出てくる。急峻な展望と登路に、緊張も高まるが、先へ行く気になる。

 しっかりした鎖場の岩をよじ登り「北五葉松通り」着。岩壁のトラバースは、ステップと鎖で難なくクリア。
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 岩場のトラバースで、松の幹・岩場尾松を乗り越し、次の岩壁直登に入ると・・・、5m鎖場途中から鎖が落ちている。藪を掴んで登れば行けない事もないが、復路の下降の自信がない。

 ・・・身の軽いテントミータカ隊登はん隊長に先を任せ、本隊は「只見川・滝湖水の眺め」展望地まで戻り、ここで待機。

 暫くして戻ってきた登はん隊長によると、はずれた鎖の支点自体がぐらついて使い物にならない。たぶん、コレを確認した人が、事故が起きないよう・通行できないよう、わざと外したのだろうと推測。
 登攀隊長は、グラグラ支柱を確認し、その先へ進んだが、尾根に残雪が残り5m先を見通しても山頂ではないし、「山は無理をしない主義」なので戻ってきた。登攀隊長の最高到達点標高820m。(蒲生岳標高は828m)

 AM11:15今回、登頂が主目的ではない。ここまで来た事で充分満足。只見川と鷲が倉岳・笠倉岳の眺め・濃いピンクのイワウチワ群落を愛でながら、「只見川・滝湖水の眺め」展望地でノンビリ大休止。
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 AM12:10ゆっくり過ごせた展望台から往路を戻る。下山開始。

 AM12:20松と岩の尾根から、残雪のブナ林入り。
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斜面でグリセードを楽しむ。帰路は雪面に自分達のトレースを追うだけ、快調に下る。
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 AM12:44ムンクの絵の洞「山の守り神・山の雄叫び」通過。

 AM12:53どっしりとした山容の柴倉山が、出迎えてくれた。
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 道端に濃淡青色が様々なキクザキイチゲ、カタクリも開いている。
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 まだカタクリの咲き具合はハシリといった風で、麓まで丁度見頃の花は、紫・白のキクザキイチゲ達。暫し、花撮影に興ずる。
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 PM1:13小蒲生口、登山口尾根取り付き着。10分ほど休憩。豊富な残雪の河原に柴倉山の景色は、只見の絵葉書を見るようだ。
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 「かたくり公園」前を通過。付近の残雪で装備の泥を落とす。
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 畦や水路に生える真っ白なキクザキイチゲを愛でつつ、線路を渡る。
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 軒先、丸ハンガーに凍みダイコンが並んでいる。
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 民家のツクシ、クロッカスを眺め、庭仕事に精出す地元の人の姿。昨日のスーパーで沢山の花の苗を売っていたことを思い出し、合点が行く。豪雪のこの山里にも、ようやく春が来て、雪の心配も無く、花壇を楽しめる季節が来たのだ。


 少々の国道歩き。PM2:10登山者駐車場に戻る。

 車の帰路、一般道でも渋滞無く、往路を忠実に戻る。雨が降り始め、南会津町(旧南郷村)駒止トンネル手前の山口温泉「きらら289」にてラーメンミニカレーセット(750円)で遅めの昼食。
※ここのミニカレーは盛りが良いので美味しくお得。




            山口温泉「きらら289」の参照HPは → こちら




 塩原渓谷沿いのアカヤシオの咲く塩原温泉通過。晩御飯はいつもの290円ラーメン、無事帰宅。






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この記事へのコメント

2008年04月20日 09:57
春の野草がもう、咲いていますね。
特に、キクザキイチゲは尾瀬の林床でみられるものより、青味が強いと思います。
只見町は日本で一番多くの山名を持つ市町村なんですよね。
確か、104個の山があると思いましたが・・・

伴侶は浅草岳に行ったことはあるのですが、私はありません。
今年はチャレンジ するぞ!
2008年04月21日 17:32
駒の小屋様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 確かに、この濃い青のキクザキイチゲは目を引きますね。蒲生岳、山容から想像もつかない花山です。只見が「日本で一番多くの山名を持つ市町村」とは知りませんでした、ご教示有難うございます。浅草岳も植生の豊かな花山ですね。私は十数年振りに会津駒ケ岳・駒の小小屋へ行ってみたくなりました。
2008年04月23日 17:43
既報のように秋田もやっとイチゲ・ウチワが咲き始めましたよ~。
尖がった山好きですよ~。って、ミータカ隊、すんごい岩場を攀じ登ってますね(;^_^Aアセアセ・・・
2008年04月23日 22:10
やまおやぢ様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 岩場歩きの山は、好きではないのですが、蒲生岳は他の楽しみも多くて(今回はブナの根開きの残雪)、行程も短いので、行っちゃいますね~。たぶん、やまおやぢ様が現場を見ていたら、テントミータカ隊のへっぴり腰、笑っちゃいますよ。