4/19千部ガ岳@栃木、出流山満願寺からのミニ周回ハイク詳細

H20.4.19(土)千部ガ岳(せんぶがたけ標高572m)、里山も花を覚えるいい機会、伐採地から山頂部ウロウロも楽しめて、山中・山麓の花も綺麗な半日ハイク。

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(随想舎・「栃木の山100」より抜粋)
 千部ガ岳は坂東三十三ヵ所第十七番札所出流山満願寺(いずるさんまんがんじ)を抱く信仰の山である。道沿いには勝道上人にまつわるたくさんの旧跡を見ることができる。満願寺・奥の院を経て稜線につけられた千部ガ岳遊歩道をたどり出流町に下る回遊コースを歩く。
 満願寺は、天平神護三年(767年)、日光開山の祖、勝道上人によって開創されたと伝えられる真言宗智山派の別格本山で、また坂東三十三ヵ所第十七番札所として古くから広く信仰されている。門前に軒を連ねる土産物店では、この付近で穫れるソバの実を挽いて打ったコシの強い「手打ちそば」を食べさせてくれる。・・・

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 寝坊して、出遅れ、二股山登山口に立ち寄ってから、十数年ぶりの千部ガ岳ハイクに変更、移動。


                    他の花・風景写真記事は → コチラ


                          林道脇にて、ニリンソウ
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2008(H20)4.19(土)曇り

【行程】栃木市出流町・満願寺駐車場―奥の院―千部ガ岳―護摩壇跡―山ノ神―遊歩道入り口―出流山神社―駐車場
                      (コースタイム2時間30分、ファミリーむけ)

 出流山満願寺の大きな山門が見え、脇の車道から奥のトイレ完備の広い駐車場着。
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 他に観光客もいるが、予想よりも閑散とした駐車場で、葉桜や木々の新緑がまぶしい。


 出流山自然環境保全地域看板より・・・

 「この地域は、栃木県内有数のシダ自生地として知られています。ハコネシダ・ホシダ等の代表的な暖地性シダも見られ、シダ類の研究家は必ず一度はこの地を訪れるといわれるほどです。又、この地域の山は石灰岩で形成されていて、奥の院付近には鍾乳洞があり圏内では珍しい石筍も見ることができます。自然が破壊されつつある今日、良好な自然が残っているという事は意義深いことです。皆さんこれらの素晴らしい自然を私たちの手で守っていきましょう」。

 今日は荷物を軽くし、AM9:54標高280m駐車場を出発。

 山門をくぐると左手に信徒会館があり、宿泊も可能。萌黄色の芽ぶきの木々。脇の沢も苔むし萌黄の新緑と苔の緑、雰囲気が良い。タチツボスミレ・テンカソウ・ムラサキケマンの群生。
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 AM10:00標高295m本殿境内にてお参り。
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 貼紙
「第十七番満願寺本尊千手観音菩薩、ふるさとをはるばるここにたちいづる わがゆくすえはいづくなるらん」。

 
 AM10:20、山門で山内護持の為の入山料300円を志納し、山門を通過。杉・桧が鬱蒼と繁る観音沢沿いの整備された九十九折の山道を歩く。この周辺一帯が、シダ類をはじめ珍しい植物の自生地。如蓮堂、大師堂を過ぎる。

 AM10:30標高325m苔むした石仏の撮影。
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                                カンスゲが生えている
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 AM10:45標高365m、右手には無人の休息所「大悲ノ滝」前の広場に出る。

 AM10:49-11:00他の参拝客と一緒に参拝・見物。手すりが修理中の札!苔むした階段をゆっくり登る。

 「奥ノ院」は見上げるような舞台造りの拝殿で、鍾乳洞に祭られた三メートルほどの鍾乳石は、満願寺のご本尊である十一面観音の後姿に似ていることから子授観音として広く信仰を集めている。
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 満願寺HP・出流山略縁起より・・・

 ・・・「出流山満願寺は、弘法大師御作の千手観音菩薩様をご本尊とする板東十七番札所であり、真言宗智山派の寺院です。 当山は、今から1,200年前、天平神護元年(765年)にかの日光山を開かれた勝道上人によって開創されました。下野の国司であった高藤介という方の奥方が、子宝に恵まれなかったのを嘆かれて、当山の奥の院、「観音の霊窟」(鍾乳洞)にお籠もりをなさいました。 日夜子授け祈願を続けられ、授かった一子が勝道上人でございます。以来、当山の奥の院にお祀りされている鍾乳石で自然にできた「十一面観音菩薩様」は子授け、安産、子育ての霊験あらたかであると多くの人の信仰を集めております。
 その後、弘仁十一年、真言宗の宗祖、弘法大師様が勝道上人の徳をしたって当山に参詣され、その折りに当山の銘木を以てご勤作になったのが、出流山のご本尊「千手観世音菩薩様」であります。
 以来、当山は鎮護国家の道場として国主の尊奉厚く、足利時代に黒印二十石、ついで徳川三代将軍家光公より朱印五十石を賜り守護使不入の地として、十万石の格式を与えられました。司法行政の執行権を有して、現在の寺務所を「出流山役所」と称して寺侍30名が常駐していたわけであります。
 山内には七つの塔頭寺院と、二つの修験行者の坊をかまえ、その筆頭寺院を千手院と称して、その威勢盛んに振るまい、東北方面から伊勢参拝の旅人は、行き帰り必ず、当山に参詣して道中安全を祈り日光への参詣者も必ず巡拝しました。また、羽黒山、月山、湯殿山の、いわゆる出羽三山詣での行者は出流山にも参拝しなければ折角の三山詣でも大願が成就しないといわれ、参詣者が続々とつめかけておりました。」・・・




 AM11:00標高390m奥の院から休息所広場に戻り休憩。「千部ガ岳登山道・初めての方は展望台方面へ行くと良い」道標にしたがって進む。登山道は石段を登りつめ、大日霊窟の上の堰堤を越えると観音入林道に出る。
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 AM11:07-11:20林道脇にて休憩。咲きはじめのニリンソウ群生。
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 この林道は千部ガ岳遊歩道の一部、ここまで車も入れる。「遊歩道案内看板」、この遊歩道は千部ガ岳展望台を経て反対側の「出流ふれあいの森」側へ抜ける2.8キロのコース。植林帯へ入る。

 AM11:30標高440m「観音入林道0.2キロ/展望台1.3キロ」道標。コタチツボスミレ・アカネスミレ・エイザンスミレ。
    
                            アカネスミレ
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 更にジグザグ登ると千部ガ岳主稜線へ出るはずが、左手の植林帯伐採地斜面に入って道迷い、小さい山なので、適当に上部を目指す。

 鹿の足跡。ジュウニヒトエ・ヤブレガサ・キジムシロに似たミツバツチグリ・タチツボスミレ。

                            ミツバツチグリ
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 AM11:45標高515m伐採地の途中で一休み・花撮影。採石場の山や太平山・大小山・副都心のビル群など、展望も悪くない。
 休憩後、適当に登り詰める。すぐ上の稜線で人の声が聞こえ、伐採地を抜けると稜線のハイカーと出会う。

 AM12:00千部ガ岳山頂(標高572m)山頂着。十数年ぶりの山頂は、さすがに山頂看板が二枚設置され(以前は無かった)山頂らしくなっている。山頂自体は萌黄色の林の中で展望はない。北側に展望が開けたところがある。
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 懐かしく記念撮影後、山頂をあとに、杉林と北面の藪の間をなだらかに下り、「展望台」千部ガ岳護摩壇跡(標高510m)へ向かう。
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 曇天ながらも二股山や古賀志山の山並みの見える。
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 AM12:45標高540m無人の護摩壇跡。ここが「展望台」であり、勝道上人がはるが男体山を望んで日光開山の意を固めたと伝えられることころ。北風が強いので、記念撮影後、下降する。

 AM12:48「遊歩道入口1.3キロ」道標、ここまでで稜線歩きはお終い、杉植林地に入る。ヤブレガサがアチコチ。

 AM12:52-PM1:30標高510m、さすがにお腹が空いてきたので、杉植林の中で、昼食休憩。満腹でザックを担ぎ直し、植林帯歩き、林道に出る。

 ここを右折すると「山ノ神」の案内板と、壊れた木製の祠がある。山ノ神の説明板。
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 さらに進むと「展望台0.8キロ/表参道0.5キロ」道標と熊注意警告板がある観音入林道との分岐。この分岐を左に折れると遊歩道入口に出る。

 PM1:56観音入林道、タチツボスミレの群生。PM2:00標高320mムラサキケマン・ニリンソウ群生。林道作業で踏み潰されたニリンソウ群生。ヤマブキの花が揺れる。

 PM2:15標高275m遊歩道入口、出流町の民家の道を歩く。ここから「出流観音バス停」まで10分ほど。
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 畦にセイヨウタンポポ・オオイヌフグリ。民家の庭先、シダレザクラ、シダレモモ(たぶん)。「出流川」橋の袂、水溜りの桜の花びら。

 PM2:40-2:50標高285m静かな「出流山神社」にて参拝・休憩。キビタキの声を楽しむ。
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                     石灯籠の彫り物、カバエラを連想する鹿。
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 PM2:53阿吽の仁王像が立派な「満願寺」山門に戻る。閑散とした駐車場に戻り、荷物を片付ける。

 雨の帰路。採れたて山菜に、海老・ナス・マイタケを追加。豪華テンプラの夕食に舌鼓。



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