3/29、塩坂峠~寺久保山@栃木の里山、早春の花巡りハイキング

 週末の天気がイマイチ&疲労が溜まり朝寝坊。久しぶり、体に優しいノンビリ里山ハイクにしましょう。愛読書「栃木の山100(随想舎)」の出番です。

 栃木県・安蘇山塊、佐野市寺久保町、塩坂峠~寺久保山周回コース、野の花から山の花、早春の花巡り。


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                 静かな寺久保山山頂の三等三角点
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【コース】
 佐野市赤見町・出流原弁財天駐車場~(0:45)熊野神社~(0:25)塩坂峠~(1:00)三叉路~(遅い昼食)~(0:40)寺久保山(別名:不動山、標高357.2m)~不動滝~(0:40)医王寺~(0:50)出流原弁財天 (一般コースタイム、4時間20分位)

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随想舎「栃木の山100」より
 出流原弁天池から佐野・足利両市にまたがる丘陵を歩き、歴史の町足利に至るコースは、「関東ふれあいの道」として整備され、早春にはマンサクの花が迎えてくれる・・・
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(ネット情報より)
 寺久保山(別名:不動山、標高357.2m)は安蘇山塊展望の好位置にある。佐野市の北西端に位置し、旧佐野市の最高峰。(田沼町、葛生町との合併で現在の佐野市の最高峰は、安蘇山塊最高峰・根本山1199m。)このあたりの里山がどこもそうであるように、寺久保山も荒れ気味。頂上の周囲はイバラがはびこり、小枝が邪魔になるが、鳴神山からぐるっと大鳥屋山まで一望・・・
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2008(H20)3/29(土)晴れのち曇り

 グズグズ朝寝坊で起きて朝食。里山歩きなら天気はもちそうなので、里山候補地から選択、佐野市赤見町・出流原弁財天をめざす。

道の駅「どまんなか田沼」でふかしまんじゅう五個420円 &新鮮とちおとめ1パック300円購入、トイレ休憩。

 国道293号佐野・出流原交差点から出流原弁財天、赤見温泉をめざす。コースは日本百名水の1つでもある「出流弁天池湧水」を起点とし、「関東ふれあいの道」に沿って~熊野神社~塩坂峠~寺久保山~医王寺周回コース。出流原弁財天・山門の所に4台程の駐車場がある。

 AM10:52出発。「関東ふれあいの道」案内板によると、ここから塩坂峠までの距離は3.7キロ。真面目に歩けば、ほんの一時間だが、山里の風景・野の花も楽しみたいので、ゆっくり歩く。
 植え込みのアセビの花を愛で、大きな弁天池の鯉群を暫く眺め(人影を見ると寄ってくる)、赤見温泉の旅館街、舗装した道を北西に向かう。

 のどかな山里歩きの舗装道路、不意に「森林法10条の2に基づく環境保護区」の大きな看板。
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 花桃の濃いピンクの花・コブシの真っ白な花。ハナモクレン・菜の花・水仙・ムスカリ・庭先の園芸種の花も咲き誇っている。蕾の固い桜の幹に蝉のヌケガラ。

 農家の庭先で幼児と母親の三人が遊んでいる。その幼児二人が、大きな声で「いってらっしゃい~!」と手を振って言ってくれる、めんごいな~。人家がなくなり、のんびりした田んぼの中の道を行く。

 麓の田園地帯田起こし前の花々、マツバトウダイ・タンポポにヒョウモンマダラ・レンゲ・キジムシロ・オオイヌフグリ・ホトケノザ、この山里にも春が訪れている。
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 このまま進むと寺久保町に入る。右手にピンク色の大きな建物は介護老人保健施設「さくらの里」、さらにその奥へと進む。

 工事中の北関東道の橋梁工事の様子、移築の為の新築工事中・・・・。

 土手ではセリ、ヨモギなどの山菜を摘む姿が見られ、そんな風景を見ながら集落の中を進む。

          寺久保山だけ目的ならば、この看板から医王寺へ向かう。
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 要所には「塩坂峠」への道標が整備されているので、迷わない。道は徐々に緩やかな登り坂になる。
 やがて舗装が切れ、PM11:43恐ろしげな「熊注意」の看板「塩坂峠1.3キロ」道標に従って、手山道になる。畦に薄紫のスミレ群生。キジムシロも増えてきた。クサボケの赤い花も少々。両側の山も迫り、水田も細く長くなってくる。

 AM11:52-12:00赤い椿の花が咲く熊野神社で小休止。深い木立の中の社殿の縁側で一息。作りたてふかしまんじゅうを美味しく戴く。

 神社からすぐ先に「佐野ふるさと百選、抱っこ杉(だっこすぎ)」立派な青銅の説明板。
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   樹齢300年、杉とソネ(イヌシデ)の樹、ユーモラスなネーミングに爆笑。
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 PM0:10水田におびただしい数のオタマジャクシ(アズマヒキガエルかな?)。少し進むと水田はなくなり、雑木林の山道となる。スミレがアチコチに群生。

 AM12:14笹薮に小さな「熊捕獲器」を見つける。平成19年度栃木県の許可表示。いったい、山中に仕掛て小熊を捕まえ、熊スプレーで教育して放すのだろうか?、「熊被害防止」意義はあるのだろうか?よくわからない・・・。
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 ようやく山道らしい道が始まる。昔から街道として歩き込まれた道は、深い雑木林の中の道は物音一つしない静けさの中で、幅広く、歩き易い道。


 少しずつ高さを稼いでいくと、カタクリの花。まだ咲き始めたばかりで、花の数は数える程だが、楚々と薄紫色の花が揺れている。
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 三毳山のカタクリを見た目には物足りないだろうが、まったくの自生群落、可憐さもひとしお、愛おしくなる。

 静かな山中、カタクリ・シュンラン・スミレ各種と、早春の花を堪能できる。
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                スゲの花(ホンモンジスゲ?)
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 PM1:06「塩の井戸」分岐の道標、今回は行かなかったが、道標に従って5分も登ると弘法大師が見つけたという素掘りの井戸がある。が、「いかにも」とってつけた風で、地元のハイカーの評判はイマイチ。
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 PM1:10ベンチのある塩坂峠て休憩。歩き出し時間が大きく遅れているので、地図と時計の睨めっこ。
日中のうちに何とか歩けるだろうと判断、先へ進む事にする。
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※ここまでが「関東ふれあいの道マンサクの花さくみち」だが、マンサクの花は見られなかった。

 峠は雑木林に囲まれ、北側が若干展望される程度。西は「関東ふれあいの道」が続き、足利市・塩坂、東は寺久保集落への道が続く。ベンチで休んだ後、寺久保山への尾根道を辿る。
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 峠から尾根を北に辿ると赤松と岩尾根となって展望も開け、ゴルフ場から大坊山・大小山の懐かしい山並みが、望まれる。

 赤松と広葉樹の尾根歩き、アチコチにヤマツツジの花がチラホラ、モノトーンの早春の里山に彩を添える。
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 稜線歩きでは、素朴な金属製のプレート「塩坂峠・寺久保山/火の用心」が数回、出てくる。
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 佐野クラシックゴルフコースが山腹に広がる。山沿いのコースは素人目にも難しそうなコースだ。

 小ピークを幾つか越し、前方に三角点ピーク(301.3m)が迫る。
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 杉植林帯沿い、PM2:36やっと鞍部の三叉路に達する。ここからは方向を東に変えてなだらかな尾根を進む。
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 綿種がすっかり飛び去ったコウヤボウキも新芽が膨らんでいる。
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                     モミジイチゴの花も見かける。
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 途中から山火事の跡。古い山火事のようだが、黒く墨になって枯れた木や、幹の下部だけ黒焦た木などが続く。お陰で視界が開け北西方向には石尊山、深高山、仙人ヶ岳 赤雪山 鳴神山も確認できる。ここでもヤマツツジの花がチラホラ 。

 鞍部は伐採地となっているので笹とイバラのヤブが目立ってくる。ここまで、あまり急ではないアップ&ダウンを何度か繰り返しているうちにお腹が空き、切なくなってきた。

 北風を避け、笹の防火帯のような山道の真ん中でコンロを出し、「カップカレーうどん」とご飯で休憩・空腹を満たす。
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 満腹で元気回復、寺久保山への最後の登り。

 PM3:41山頂手前の展望台より、雲が低くなってきたが、足利の山並み・大坊山~大小山 も良く見え満足。
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 PM3:47水平移動で、辿り付いた三等三角点、寺久保山(別名:不動山、標高357.2m)山頂。山頂北面山肌をブルドーザーで100メートル程削った後で開けている。植林のピークで、山名標に気づかなければ見逃してしまう様な、地味で素朴な山頂。
 北西方面に展望が広がり、足尾、田沼、葛生の山々。遠くは日光連山の山並みが見えるらしいが、今日は雲が垂れ込め閉店。無人の山頂で記念撮影、下山を急ぐ。
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 緩い斜面を下降、白いイカリソウの花を見つける。
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 PM3:58「雷電神社経由」の分岐。ガムテープのマジック手書き文字、「もう少し」が直接麓から登ってくる人には嬉しいメッセージだろう。
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 不動滝経由で下ることにしたが、急斜面に変わると、短いロープが何本も設置してある。下り続け、ルートは不動沢を縦横しながら続いていて、沢も山道も沢と一帯になるが、道を失うほどではない。

 「不動滝」は滝の上にはお不動様が祀られている。今は滴が垂れているだけ。一雨降れば滝らしく見えるのだろうか?。

 PM4:10最後のロープ下降、落ち葉で敷き詰められた林道に出合う。林道沿いの緩やかな下降

                       脇の藪にヤブレガサ
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                 薄ピンクの花弁が可憐なエイザンスミレ
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 PM4:20般若川砂防ダム脇通過、不動沢に掛かる橋を渡り、梅の花が綺麗な医王寺着。


 PM4:30-40無事下山を感謝して、参拝。水道とトイレを借りる。医王寺前まで車も入れるが、橋の脇に1台停められるだけ。あとは手前の路肩に駐車するしかない。地元の車とトラブルにならないよう、駐車場適地を確認して、歩いた方が無難だろう。
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 辺りの景色はのどかな田園風景。民家の猫や犬、植え込みの水仙が見頃、畦状に見事な群生でアチコチで咲き誇る。
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庭先のアカヤシオも開花。

 PM4:46「寺久保山ハイキングコース」大きな案内板の分岐、ここで、朝の車道歩きと合流。北関東道の工事現場を通過。

 今にも泣き出しそうな空模様、イヌフグリもタンポポも花を閉じている。ポツリと降った雨粒、まだ本降りには余裕がありそうだ。

 帰路の寺久保集落で、地元のおじいちゃんに声をかけられ、山の様子をお話ししたり、朝の幼児達といい、地元の方とのふれあいも楽しく、また来てみようかな・・・。

 PM5:15夕方の弁天池着。ポツネンと残る愛車に戻り、荷物をまとめる。最後の舗装道路歩きで靴底ソールの泥も少ない。

佐野ラーメン店の新規開拓も気になったが、味の再確認のため、四週間ぶり・いつもの佐野ラーメン「おぐら屋」 で舌鼓、帰路につく。
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夕方、無事帰宅。



※県外からわざわざ「遠征」する山ではありませんが、麓歩きを含めてのんびり里山を楽しみたい人向け。ゴルフ場・粗大ごみ等には目をつぶって歩いて下さい。



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この記事へのコメント

2008年04月07日 18:21
秋田も今年は雪消えが異常に早く、花時期が非常に気になる所です。
今年もタイミングが合いましたらまた花見コラボ山行したいですね~。
2008年04月07日 22:11
やまおやぢ様
 そちらも雪融けが早めですか!GWの桜、終わっちゃうかな?角館のしだれ桜、青空で見たいのですけどね。山は天気が良ければ、昨年見た、長~いあのコース往復でもしようかなと・・・。秋田の山の花便り、楽しみにしています。