5/17-18、大日杉から飯豊本山一泊二日詳細(初日)

H20.5.17-18…ブヨにも負けず御沢の雪壁は歩き易く、切合小屋泊。翌日は山頂往復。展望にグリセードも楽しむ静かな主脈稜線。定例?飯豊シリーズ。雪と花、今年もいいでえ。



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                    御坪からの草履塚(左)&飯豊本山(右)を眺める
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前夜発、「道の駅」にて仮眠。

2008(H20)5.17(土)晴

【行程】大日杉登山口―地蔵岳―御坪・御沢―切合小屋

山中の鳥
ウグイス・キビタキ・センダイムシクイ・ヒガラ・シジュウカラ・ウソ・オオルリ・ツツドリ・メジロ・ジュウイチなど・・

 朝霧が晴れ始め、今日の暑さを予感させる青空。山形県・飯豊町、大日杉登山口へ向かう。

 岳谷の林道乗り入れ、入り口でオオサギを見る。
 AM6:30に登山口正面の駐車場に乗り入れ。三台の先着車あり。大日杉登山小屋のトイレは使える。登山届け設備が見当たらない(翌日設置した模様)。

 登山口に着いたがどうしようもなく眠たいので、一時間仮眠。後、すっきり目覚め、出発。
 豪華な食材に非常用テント、既にブヨの姿がちらほら、虫除け薬(タイガーバーム・防虫スプレー)&防虫ネットを被る。今回のルート、ピッケル・アイゼンは必須。

 AM8:35標高620m大日杉登山口。出発。
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 登山道へ入ると、杉植林帯に残雪少々。すでに暑く、ブヨが元気に飛び回る。スカイブルーなヤマエンゴサク群生・エンレイソウ。ブナのグリーンシャワーの森、ジグザグ登り。
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 半分雪に埋まった鎖場、芽吹き浅い「ざんげ坂」下の急な鎖場、下半分が締まった残雪なので、かえって歩きやすい。雪どけ部の草付はカタクリ・イワウチワ・ショウジョウバカマが咲く。
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上部の鎖場から数分、「釈迦ざんげ」支尾根末端の小広場着。

 AM9:10-15標高770m釈迦ざんげ(一合目)700m表示。
 五段山方面の残雪と緑の尾根、オオカメノキ・少し味噌の付いたタムシバの花の奥に浮かぶ。ザックの背面にとりつくブヨが物凄い。日焼け止めと虫除け剤たっぷり塗りつける

 空に雲多し、新緑のブナとタムシバの白い花、五月の山らしい尾根が待ち受けている。咲き始めムラサキヤシオが目に沁みる。ブナ林の急坂、

 続々と花が出てくる。下部のイワウチワは終わりかけ。ピンクの濃い色のイワナシ

 AM9:30標高860mこの付近のムラサキヤシオも綺麗、上部に豊富な残雪の地蔵岳(だまし地蔵?)を望む。
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                 イナバウワ~のピンクの色濃いイワウチワ三姉妹。
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 ブナ新緑が目に沁みる・・・と、先行入山の大ザック・ストックの単独氏、雪の多さにあきらめて引き返してくる。
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 AM10:00「長ノ助清水」、残雪が出ているが、水場の給水に問題なし。

 AM10:10-15標高1005m「御田」、残雪あり。道標は完全に出ている。虫が多くゆっくり休めない。「御田」大杉通過、イワウチワ満開に飾られた縁取りの登山道。綺麗なイワウチワ・カタクリ。
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 通い慣れたブナの尾根道は、雪と夏道のミックスと変わる。雪面歩きで、時々足が抜ける。

 残雪の山肌にブナの新緑が綺麗、臨界を越えたブヨ群、写真に写り込む。

 AM10:45標高1100m地蔵山・剣が峰・三国岳・三国小屋・七森の稜線が見えてきた。花に慰められつつも、ブヨが煩く、虫除け剤、何度も塗りなおす。
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 伊佐領からの尾根が近づいてくる。一面雪面の登りとなって、歩きやすくなる。

 AM11:00標高1170m暑さ・ブヨに耐え切れず、「生肉保存用」凍らせたペットボトルのジュースを出して飲む。雪を追加、シャーベットで美味しい。

 AM12:15標高1400m(だまし地蔵1409m)の肩から展望にたっぷりの残雪、風でひとごこち。

 雲流れるも、本山や切合、豊富な残雪の飯豊主稜線を望む。雪の山肌のトラバースなので念のため、赤紐でマーキング。目前の地蔵岳、山頂直下の雪は使えないが、他は雪道が使えそうだ。
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 付近の残雪は例年並のようだ、夏道と雪堤のミックス。
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 AM12:30標高1405m♪ピーチパイ、今日もヒガラがさえずる。

 AM12:45標高1475m地蔵岳肩。夏道はミニミニカタクリが咲いているプロムナード。シラネアオイは芽吹き、カタクリ・ショウジョウバカマの花盛り。花撮影。

 ミニミニカタクリ群プロムナードが続く。ノウゴウイチゴ・キスミレも咲き始め。キジムシロの黄色い花・ウスバサイシンの花。


 PM1:15標高1538.9m地蔵岳三角点、ナント4時間半の登り(最遅刻記録!)で、ヘロヘロとたどり着いた。隣の尾根、五段山から剣が峰・三国岳、主脈稜線は、白く残雪が豊富、五月の雪並み。

 飯豊本山が間近で、これでは、雪が詰まっていればダイレクトに本山に向かう気にもなる。ここから御坪・切合小屋へとうねうね続く稜線、ここまでの疲労で、今日は遠くに見える。途中で、非常用テント泊かな?御沢コースの残雪もしっかり残り、容易に、通過できそうだが。
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 鞍部に向かって快適なグリセード。ヒメサユリの夏道、ここもカタクリ・キクザキイチゲ・スゲの花畑。キジムシロ・キスミレ・イワウチワも咲き競う。ヒメサユリの芽吹きは確認できず。キスゲの芽はある。
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                                 キジムシロ
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 花が多いとブヨも多い、日差しがきつい。虫除け・日焼け止め、ヌリヌリ。

 歩いてみればルートは雪道も使え、潅木が埋まって展望も良く、ぐんぐん「御坪」が近付いてくる。
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 「目洗い清水」は豊富な残雪で、よく確認できないままに通過。飯豊本山展望地も一面の残雪。飯豊本山がかっこいい!


 PM3:30標高1565mダケカンバ群、御坪への登り返しは雪道と夏道のミックス。ここからアイゼンをつけた相方、元気復活。
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 大日杉コースの一番の景勝地・庭園風の「御坪」着。ダケカンバの白い枝振り。PM3:45標高1580m石祠付近のダケカンバと笹の道は夏道。
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 PM4:00飯豊本山・切合の展望台でもあるここで、主脈稜線の展望を楽しみつつ休憩。切合の小屋と雪の詰まった沢コース・種蒔山経由の尾根コースをよく確認する。主脈稜線に人影なし。

 べったりの雪の御沢と右手小屋取り付きの緩やかな雪尾根は歩くのに支障がなさそう。天気もいいし、いくらなんでも夕暮れまでには切合小屋にたどり着くだろう。狭い非常用テントよりは切合小屋泊のほうが体が休まるだろうと、先に進むことにする。


 御沢鞍部からの稜線への雪壁は豊富な雪で、歩きやすそうだ。小屋へ続く素直な右尾根に取り付きへとルートを取る。
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 PM4:11-15標高1540m御沢最低鞍部。降り立ってみれば、雪面もしっかりと安定して程よく表面が緩んで歩きやすい。難なくトコトコ雪渓上部まで尾根を詰め、一部の藪が出るも、支障なく通過。これまでの経験からでも一番気楽に、御沢から切合小屋へ雪面を登っていける。







 午後の斜光で付近の雪景色もすばらしい。飯豊本山・草履塚のながめはいうまでも無く、谷の雪の縞模様、ダケカンバ枝ぶりと影。思いがけない絶景、亀足の功を奏す。写真撮影を楽しみながらゆっくり進む。



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                       PM5:00標高1670m小屋間近
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 PM5:10標高1700m切合小屋着。小屋前広場の地面が見えている。南側二階の冬季出入り口から中へ入るも、一階玄関前に積雪あるが、正面扉も使える。先週の真新しい雪が残り、給水の不自由なし。綺麗な冬トイレが使えて助かる。
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 予想外、無人の小屋にて、荷を広げ寛ぐ。あまりの疲労と寝不足、眠たいのを我慢して食事。持参のメロンが美味しい。明日、好天と元気が回復すれば、軽装で飯豊本山ピストンも行きたい。自宅へ電話。

ドリップコーヒーで食事を締め、熟睡。





                  後半5/18二日目記録は後日



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この記事へのコメント

2008年05月21日 19:00
いやぁ、もう何からコメントせえばいいか。
先ず、小屋直前の5時の画像(速報にも出てましたが)、ねらって撮れるものでもないと思いますが見とれてしまいますね。イワウチワ、カタクリのキラキラ感もぐっときます。
当方、このコース未踏ですが、激しく惹かれています。
タイガーバーム、どこで入手していますか?試してみたいので。
2008年05月21日 21:00
はじめまして、yukitubaki と申します。
5/17前泊で18日石転び沢~北股岳をトライしてきました。
飯豊連邦…飯豊は”いいでぇー”って位だぁ~い好!!
ピーカンの北股岳山頂から、飯豊を舐めるように見てきました。
そんな日に、飯豊においででしたか?! 
これから、テントミータカ様のブログにどっぷりヤッホー!!
させて頂ます。
飯豊の二日目UP楽しみに…息をあらくして、待機です。
首が、キリンにならないうちにお願い致します。
2008年05月21日 23:43
皆様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。

ハタノしゃん
 今回はまぐれ写真です(キッパリ)。デジカメのアフタービュー機能のおかげです。お気に入りの写真、モデルさんが疲労のあまり、当時、撮影に協力的では無く、結構苦労しました。翌日はフツーの写真オンパレードです(笑)。 タイガーバーム、龍角散が輸入販売していますので、置いてある薬屋さんがあります。タイガーバームは筋肉痛にも効きますので、薬で使えますが。←本命は白猿印の百合油(ユリオイル)がさらっとしていて使いやすいです。香港へ行く人がいたら、頼みましょう(12箱入り8000円でネット購入可)。

yukitubaki様
 こちらこそ、はじめまして。本格的に山を始められて、今は一番楽しく「あの山この山」行きたいところがたくさんある事でしょうね(懐かしい昔の自分、遠い目)。テントミータカは普通に歩けない「ドジでノロマな亀」なので、石転び沢の皆さんのように、颯爽と歩けませんが、ブログを楽しんでいただけるとの事、嬉しいですね。明日、二日目の記事アップしますね。
2008年05月23日 09:46
やっぱり飯豊は雪が多いしスゴイっ!!!
連休新潟行き途中で見た時も、真っ白だったもんな~。
当方未踏の飯豊連峰、益々行きたくなりました。
2008年05月23日 17:44
やまおやぢ様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 飯豊を歩きながらやまおやぢ様なら喜んだだろうな、と話しておりました。未踏の山、ポイント高いですよね。GWの飯豊、荒れると雪も降るし、1000m以上では雪山ですね。でも、鳥海の春山スキーで大活躍・鍛えているやまおやぢ様なら、充分行けますよ。日程の問題だけですね。
2008年05月24日 15:19
じっくり読ませていただきました。

もうこの時期は、ブヨがいっぱいですね。
思い出してしまいました。
タイガーバームはお薦めですか。
むか~し、テスト勉強中、眠気覚ましで目の下に塗って、涙で何も見えなくなった記憶があります(笑)
この時期の虫は、嫌ですね。

私も残雪の時期、登ってみたいです。
また大日杉からは登ったことがなく、交通の便の関係で、いつも川入ばかり。
この時期だと三国岳と種時山間の、痩せ尾根(でしたっけ?)が怖いそうです。
う~ん、いいなぁ~。
今年は土日で行きた~いです。
ミータカさんのレポで勉強中。

2008年05月26日 13:03
三脚マン様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 うわ~っ!「サロンパス」を額に張って眠気覚ましにする話は聞きましたが・・・チャレンジャーですね。
 今時の「川入から三国・切合」は以前、数回歩いたことがあります。剣が峰も七森も雪が落ちて夏道が使えるので、難しくなかったと記憶しています。(あのコースはGWのほうが難路かなとも)。稜線歩きの早春の花が可愛らしく・綺麗です。ブヨ(ブユ)は今時が最盛期のようです。今年は下山後温泉に入って痒み・腫れが収まるので、懲りていませんが。…まぶたや唇がさされるとひどく腫れあがって、一週間オイワ・タラコになったこともあります。
yukitubaki
2008年05月26日 21:08
こんばんは、
教えて頂きたくて再度訪問です。
あたしが、梅花皮小屋前で見た一輪の花は、飯豊山のキジムシロとおなじかしらん?
あぁ~、あたしの映像ピンボケでしたわぁ。。。
もし、もしも判別出来たら教えてください。ませませです。
で・で・あたしのPCでは、テントミータカさまのお顔にモザイクが掛っているようですが??? PCぼっこわれてますでしょうか?

2008年05月26日 22:06
yukitubaki様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。

 梅花皮小屋前の花は、ちょっと難しいですね。「キジムシロ」も飯豊あたりだと細かく言うと「エチゴキジムシロ」です。yukitubaki様の写真の花は「ミヤマキンバイ」にも見えますね。もっと葉が伸びていれば区別が容易なのですが。
 ミヤマキンバイは花は5枚の花弁が盃形に開く。葉はキジムシロ「複葉(五枚)」に似るが、小葉は3ケからなり、大小不揃いの鋭い鋸歯がある。ということです。
・・・私の山勘だと、あれはミヤマキンバイかな?と
yukitubaki
2008年05月28日 20:13
ふぅーむ!
ミヤマキンバイ…かな?ですね。
そっかぁ、よ~く似てたけどぅ。
観察力UPしないと、違いもわかりませんねぇー。
キジムシロとミヤマキンバイの違いは、納得です。
ご教授ありがとうございました。
あぁ~、すっきりしました。