7/19花も嬉しい七倉尾根から船窪テント場(入山日)

 2008(H20).7.19-21…海の日の三連休、シーズン初の北アルプスは、七倉ダムから船窪テント二泊。イチヨウラン・オオヤマレンゲ、雷鳥もコマクサも見たので、結果、のんびり滋養保養山行でした。

 【コースタイム・行程】長野県大町市・七倉ダム登山口から船窪テント場二泊山行(片道5.5キロ/登り6時間下り4時間、健脚者にはらくらく日帰りの行程)

 北アルプスの静かそうな、船窪小屋・七倉岳・烏帽子岳テント縦走の予定で夏山山行の幕開け・・・のはずが、あえなく定着テントとなりました。


                        オオヤマレンゲ(次回は花が盛りの時に出直そう・・・)
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 2008(H20).7.19(土)雨

 7割入り程度の七倉ダム登山口駐車場。昨年新装の綺麗なトイレに感動。登山補導所に登山届け記入提出。コースのアドバイス・二言三言の会話。
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 キビタキ・オオルリ・ヤマガラと、鳥の声も賑やか。

 AM7:10標高1058.9m、フルーツ・新鮮野菜・ゼリーなどの豪華食材満載のテント泊装備で、登山口出発。

 砂利の林道歩き、咲き始めのガクアジサイ

 登山口歩道入り、ブナ林、エゾハルゼミ・縞模様が綺麗なカナヘビ(トカゲ)

 北アルプスにしては、人気も無い静かな雰囲気は相変らず。さりとて、すでに蒸し暑い。

 少しずつ手入れがされ、通い慣れたつもりでも、微妙に、登山道に変化がある。

 AM8:45標高1440m急坂のジグザク道から支尾根の端着。送電線巡視路との合流点にて休憩。平坦な針葉樹混じりの樹林帯、シャクナゲの緑がぐんと増える。

 ネジキ の白い花(アセビの近縁種)が盛りを過ぎ、地面に花びらがこぼれている。
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 AM9:11-15標高1550m高瀬川第五線№21標柱広場にて休憩、さすがに渡る風が涼しくなってきた。

 ツクバネソウ・ゴゼンタチバナ・ギンリョウソウ終わりかけ

 AM9:32標高1575m、「唐沢のぞき、七倉1:00/船窪4:00」通過。

 緩やかな鞍部から、高度を上げる。見上げる壁をへつるように、いよいよ急坂にかかる・・・

 汗ダラダラの急登、樹間に見上げる、上空に聳える尾根。

 AM9:45標高1585mイチヨウランの葉っぱ、花は終わってしまったのだろうか?ギンリョウソウがポツポツ点在

 AM10:20標高1660mコース中間点「岩小舎、七倉1:40/船窪3:00」にて休憩。つづく樹林帯急登。


 AM10:30標高1740mホウノキに似た白い小振りの花がふらりと目前に現れる。期待のオオヤマレンゲの花、蕾、一個づつ。残り花でやや疲れている花でも、感激しつつ、見つめる。
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 この先、林床にイチヨウラン、あちらこちら群生し、元気づけられる。
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 木の根・枝ぶり、羊歯や苔が南アルプス風、雰囲気も良い瞑想の森「七倉の森」めぐり。地面はフカフカの針葉樹の葉と岩。ゴゼンタチバナ・ギンリョウソウ、新鮮な花が足元を飾る。

 イチヨウランがあちこちに咲いている。

 キソチドリ(ヤマサギソウ?に似ている)も増えてきた。

 ヒガラ・ホシガラス・ミソサザイ・コマドリのさえずりも響きわたる。

 AM11:53「鼻突八丁、七倉沢2:30/船窪小屋2:00・八合目」標識通過。
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 難所とはいえ、整備された梯子と岩の連続に入る。

 幸いといおうか毎度のことながら、交差者も渋滞も無く、終点まで一気に梯子を上りきり、休憩小広場にて、息を整える。

 AM12:45標高2135m針葉樹林帯を抜ける。ダケカンバ主体の低潅木帯の草原に入り、ゆるゆると高度を上げる。
道の脇のキソチドリも蕾に変わる。

 ジリジリ照りつける太陽

 ゴゼンタチバナ・マイヅルソウ・アカモノ・ミヤマママコナ・ツマトリソウ・ミツバオウレン・チングルマ・イワカガミ、花がぐんと増えてきた。


 

 ハイマツと花崗岩・砂礫の道のり。クロマメノキも花。いよいよ北アルプスらしい展望の稜線の道に変わる。

 PM1:21-30標高2300m「天狗の庭」眼下のダム群・唐沢・餓鬼岳が目前に迫る。高瀬ダム・唐沢岳から表銀座・槍穂高、野口五郎・三つ岩・烏帽子岳が見える。
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 ようやく涼しくなって、休み、日焼け止めを塗りつけるも手遅れかな・・・。



 ハクサンシャクナゲが綺麗、ハイマツと花崗岩の続く緩やかな尾根道。
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 PM2:00標高2400mお花畑は、イワカガミ・チングルマ・ヒメイチゲ・ミネズオウ・タカネヤハズハハコ・アオノツガザクラ・ハクサンチドリ・ハクサンボウフウ・ミヤマキンバイ・ミヤマダイコンなどなど。思わず笑みがこぼれる、草花を眺め、先へ進む。

 登山道に残雪が現れる。今年は雪解けが遅れているようだ。テント場の積雪が気にかかる。石に書かれた鮮やかな赤ペンキの、小屋への案内表示も近く、再び黒部側へ乗り越すと、冷たい風で気持ちが良い。
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 針の木・蓮華岳、立山は豊富な雪渓で稜線は雲の中。
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 船窪小屋手前、ロープで保護された小さなコマクサ群生地、花が揺れている。横ラッパのチシマギキョウも咲きはじめ。
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 すでに外ベンチが賑わっている船窪小屋へ向かう。三年ぶりの船窪小屋。
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 PM2:17-25標高2450m船窪小屋前ベンチにて休憩、テント装備の体力の限界を感じる疲れきった我が身。

 テント受付、予定は烏帽子縦走だが、どうなることやら?。小屋からのサービス、緑茶で一服。テン場へ向かう。

 小屋のすぐ先、ミネウスユキソウの株。ハクサンシャクナゲ、コケモモ・クロマメノキの花、ハイマツとザレの登山道。

 登山道整備作業から引き上げてきた小屋の「お父さん」と挨拶、今年の雪の様子、テント場の様子を教えてもらう。

 針の木からの団体様と交差

 七倉岳直下の分岐から、ガレ場下のテント場へ続く急階段を下りる。

 PM2:48標高2360mダケカンバに囲まれ、初めて見る豊富な残雪!頭上のガレ場が恐ろしげな、馴染みのテント場着。

 今年は真新しいトイレが設置されている。

 雪渓脇の空きスペースに、設営。融雪水が流れてくるので、テント場の簡単な堰堤工事
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 テント場の草付きのノウゴウイチゴも、今は白い花が満開。例年は鈴なりの赤い実をつけているところだ。アラシグサも咲いている。

 北アルプス随一の美味しい湧き水・・・なんだけど結構怖いところに在る、水汲み作業が待っている。
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 ブラブラ梯子を降りて、美味しい湧き水を汲んでくる。
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                テント場・水場付近の花

                             ベニバナイチゴ
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                              キヌガサソウ
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                               サンカヨウ
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                               ミネザクラ
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                      他エンレイソウ、シラネアオイは終わりかけ。




 船窪乗越のほうへ散策、カノコソウ咲きはじめ・クルマユリ一輪。この縦走路も年々崩壊が進んでいる。
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 テント場に戻り、今回はサンダルなしでも蚊取り線香はあるので、ブヨ避けの効果がある。

 コーヒーと焼肉・うどん、フルーツと、小屋に負けない豪華な食事。今日初めての暖かい食事で、人心地。

 続々とテント屋さんが到着、雪渓脇のテント場はアライテント群と化す。

 本日高瀬ダムから入山(交通事情でどうしてもAM6:00ダム出発となる)、烏帽子経由のテント泊単独青年で、その健脚・体力にびっくり(20.5キロ、標準コースタイム14時間)。

 みな早めの就寝

 ※7/19(海の日の三連休初日)船窪小屋47人位宿泊、テント場9張





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この記事へのコメント

2008年07月24日 12:28
船窪小屋は良いよ!、という話を聞いていたので、テントは持っていたのに雨降りで小屋に泊まったことがあります。
お盆の休みにもかかわらず宿泊客が私たち夫婦のほかに単独男性のみというとても静かなひと時を過ごし、あまりの居心地の良さに次の日の昼過ぎまでまったりとしたことを思い出しました。また行きたくなったなぁ・・・。
2008年07月24日 19:06
KYAZU様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 ゆっくりと泊まられたことがあるんですね。あの小屋はオーナーの顔が見えて、確かに居心地が良い小屋ですね。今時のように忙しい時は、ボランティアで手伝いの人が登ってくるようです。餓鬼の小屋もそんな雰囲気で、晩秋に私も泊まりました。この好ましい山小屋の雰囲気というものは、一朝一夕で作り上げられるものではありませんよね。KYAZU様の山小屋も、まったりと居心地が良さそうです。
 
2008年07月29日 15:41
お~、懐かしい風景です。昨年の夏に同じコースを歩きました。
船窪小屋はファミリー的で心休まる小屋でした。お母さんもお父さんも優しい人でしたね。懐かしく思い出しています。
私達は7月27日でしたが、雪はありませんでした。今年は雪が多いようですね。
2008年07月29日 18:08
山いろいろ様、ご訪問・コメント戴き有難うございます。
 私も再訪・定番の行程ですが、この残雪にはびっくり。小屋のお父さんに伺った所、今年は雨が少なくて雪融けが遅れたようだという事です。テント泊装備も疲労が残って、次回は小屋泊になるかな?・・・・。